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こうぶんしょ館電子展示室40号の1「江戸の情報伝達村方文書」

公開日:平成20年4月1日
最終更新日:平成20年4月1日

村の支配と組織(『図説 板橋区史』より)

村の支配と組織(『図説 板橋区史』より)

上記文章の意訳文

上記文章の意訳文

こうぶんしょ館電子展示室40号の1

 「江戸の情報伝達~村方文書~」

 

 現代の日本は、ありとあらゆるところに電話、インターネットといった「情報の網」がはりめぐらされています。


小学生から高齢者まで、携帯電話、パソコンといった道具を活用することで、いつでも誰にでも連絡したり、多人数への通知をしたり、また、一人ひとりが自分の欲しい情報を瞬時に探し出すようなこともできるようになっています。


 これに対し、今から約400年前に始まった江戸時代においては、主な情報伝達の手段といえば、もっぱら筆、墨、硯、紙をもちいて作成された文書(もんじょ)でした。


 村々には文書という形態で、領主から発せられた命令、あるいは庶民から領主への上申の過程を記した村役人(名主・組頭・百姓代)逹がいました。彼らは村の運営に関わる様々な動きを、「村方文書」(地方(じかた)文書とも)と呼ばれる文書として後世のために書きつづけました。


 村方文書とは、支配を受ける村側に伝来した史料で、領主からの命令を伝える触書や、領主へ提出する訴状等の「写し」や「控え」が残されたものです。

この村方文書には、村の土地台帳である検地帳をはじめ、村びとの諸権利を証明するための証文類が多く含まれており、大事に保存され、引き継がれてきました。


 江戸時代は、文書による情報伝達が確立された時代だったといわれています。


これは、江戸時代にはいって社会秩序が安定したことにより、庶民の識字率が向上したため、領主は領民や領地の支配を、文書という情報伝達手段により、効率的に行えるようになったためではないでしょうか。 板橋区内に残されている村方文書からは、当時の人々の暮らしぶりを今でも鮮やかに読みとることができます。


公文書館には、こうした村方文書の写しなどを撮影し紙焼きした資料がたくさん保管されています。

ぜひ一度、公文書館を訪れになって、江戸時代の「いたばし」に生きた人々の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。

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