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公開日:平成21年5月14日
最終更新日:平成21年7月15日

松月院

松月院
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徳川将軍朱印状

徳川将軍朱印状
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 延徳4年(1492)に千葉自胤が寺領を寄進して中興したと伝えられている曹洞宗寺院です。江戸時代は、将軍家から寺領40石を与えられた朱印寺でした。墓地内には、千葉一族や鎌倉時代の僧了雲の墓、境内には天保12年(1841)徳丸ヶ原で西洋式砲術の調練を行った高島秋帆を顕彰し、大正11年(1922)に建立された顕彰碑があります。

所在地

 板橋区赤塚8-4-9

 地図はこちら(別ウィンドウで開きます)

交通

 東武東上線「下赤塚」徒歩17分

 国際興業バス「赤塚八丁目」徒歩1分

所蔵文化財

徳川将軍朱印状

板橋区指定有形文化財(歴史資料) 昭和59年12月20日指定

 天正18年(1590)、小田原北条氏が滅亡すると、豊臣秀吉は徳川家康に三河など5ヶ国にかえて武蔵など関東6ヶ国を与えました。家康は同年7月に関東に移り、すぐに江戸城に入城して領国経営に着手しました。翌年には新領国内の有力な寺社に対して、一斉に領地寄進状を発給しています。区内ではこのときに板橋氏に縁のある下板橋の乗蓮寺と智清寺に対して、それぞれ10石と5石の寺領が安堵(あんど)されています。また千葉氏ゆかりの松月院は赤塚内で40石の寺領が寄進されています。江戸時代の徳川将軍朱印状は、先代を踏襲しながら将軍の代替わりごとに発給されています。松月院には朱印状を出した徳川将軍から朱印状の実物が伝えられています。また、江戸幕府が倒れると、徳川家の威光を象徴する朱印状は明治政府のもとで多くの場合回収や朱印部分の削除・墨塗りなどの処置がとられており、その点からも実物の朱印状が今に伝えられていることは貴重です。

 ※なお、当資料は松月院の宝物館である松宝閣に収蔵・展示されています。見学の際は事前に松月院まで連絡してください。また別途入館料が必要です。

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伝・千葉一族の墓地

伝・千葉一族の墓地
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大堂阿弥陀如来坐像

大堂阿弥陀如来坐像
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伝・千葉一族の墓地

板橋区登録記念物(史跡) 昭和61年2月14日登録

 松月院の境内には康正2年(1456)に下総での戦いに敗れ、市川城から武蔵の赤塚城・石浜城などに入部し、同寺を菩提寺とした千葉一族(武蔵千葉氏)の墓地があります。文化9年(1812)に斉藤幸孝が記した『赤塚紀行』にも松月院千葉碑として挿絵入りでこの墓地の記述がありますが、その絵は墓石の配置や形態などの点で現状に近い形に描かれています。向かって右側のものが松月院殿南州玄参大禅定門と号する千葉介自秀の墓で、永正3年(1506)の年号がありますが、前書や『新編武蔵風土記』などでは、後世に造立された墓碑であるとしています。当寺はこの墓を開基自胤のものとし、自秀と誤記したものとしています。また、前書で自秀室の墓とされる比丘尼了雲の宝篋印塔は、元徳元年(1329)の年号が刻まれている区内最古の墓碑で、武蔵千葉氏が入部する以前の寺院の状況が想定できる貴重な資料です。

大堂阿弥陀如来坐像

板橋区登録有形文化財(彫刻) 平成5年3月24日登録

 大堂の阿弥陀如来坐像は、木造で黒漆塗り、来迎印(らいごういん)を結び結跏趺坐(けっかふざ)をしています。平安時代後期の様式を示していることから、もともとの造像は12世紀に遡るものとされています。像内には天正2年(1574)と万治2年(1659)に修復を行った際の墨書銘が残されています。修復は大規模なもので造像当初の部分は体部前面材のみであるとされています。

 十方庵敬順(じっぽうあんけいじゅん)による紀行、『遊歴雑記』初編(文化11年・1814序)にも、「赤塚村大堂の古鐘銘」の中で本像が紹介されており、永禄4年(1561)の上杉謙信による小田原城包囲の途上、上杉軍が赤塚郷を通行した際に大堂が放火されたことを記し、「・・・本尊の弥陀御脇腹に焼けたる跡の顕然たるは是なり・・・」と続けています。中世の罹災伝承と坐像修復時期との関連がうかがわれます。

 ※なお、当資料は松月院の宝物館である松宝閣に収蔵・展示されています。見学の際は事前に松月院まで連絡してください。また別途入館料が必要です。

松月院のヒイラギ

 ヒイラギはモクセイ科の常緑小高木です。年を追うごとに尖った葉の形が丸くなることから、人間の成長の過程にたとえられます。松月院のヒイラギは、山門の内側境内に繁っていて、区内では古木です。幹の上部の葉が丸くなっており、下部の若い葉は尖っていて、ヒイラギの特徴を良く表しています。

その他の所蔵文化財

大堂閻魔王坐像(資料は松月院の宝物館である松宝閣に収蔵・展示されています。見学の際は事前に松月院まで連絡してください。また別途入館料が必要です。

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