こんにちは、区長です
平成22年 新年賀詞交歓会挨拶(要旨)
公開日:平成22年1月6日
最終更新日:平成22年1月6日
板橋区長 坂本 健
平成22年 新年賀詞交歓会あいさつ
平成22年の輝かしい新年を迎え、ご参会の皆様と53万区民の皆様に、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年中は、区民の皆様方には、区政全般にわたりまして、ご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまをもちまして、板橋区政は、着実な成果を収めることができました。
本年も、より一層の、皆様方のあたたかいご支援を、心よりお願い申し上げます。
昨年の区政を振り返ってみますと、4月には「第2回全国緑のカーテンフォーラム」が、区内関係団体の皆様のご支援・ご協力のもと、大盛況のうちに執り行われました。
また、6月には、子育てと仕事の両立に悩んでおられる保護者を支援する、お迎えサービス付きの病児保育事業が始まり、共働き家庭などから大変喜ばれ、マスコミに何度も取り上げられるなど、非常に大きな反響をいただきました。
7月から9月にかけては、カナダ・バーリントン市との姉妹都市提携20周年を記念して、市民レベルのあたたかい交流も行われました。
また、一昨年に友好交流協定を結んだ、石川県金沢市との交流事業も盛んに行われ、とりわけ、金沢市と板橋区、そして八丈島との、歴史的な縁にちなんで発売された焼酎「いたばし 八丈百万石」は、大いに話題を呼びました。
そして、「板橋のいっぴん」にも選ばれたお菓子など、福祉園で働く障がいのある方の、自主生産品を販売する「スマイルマーケット高島平駅ナカ店」の開設も明るい話題でした。
このように、私が区長就任にあたり掲げました「3つのナンバーワン」と「10のいたばし力UP」につきましては、「いたばしNo.1実現プラン」に基づき、昨年も着実な前進を見てまいりました。
しかしながら、昨年11月には、世界同時不況に起因する企業収益の著しい悪化に伴い、区の歳入の中で最も多くの割合を占める特別区交付金が激減するなど、区の財源不足が今年度と来年度の2か年で、およそ196億円にも達するという、途轍もない見通しが明らかになりました。
一方、年の瀬も押し詰まり、ようやく国の予算案が閣議決定されましたが、依然として今後の情勢は予断を許さず不透明であり、区財政にも影響を及ぼすことは必至であると思われます。
これまでは「いたばしNo.1実現プラン」に基づき、概ね順調に進捗してきた「3つのナンバーワン」への道のりでありますが、集大成となるべき3年目を迎え、このように区の財政は、未曾有の危機的状況に直面することとなりました。
しかし、そのような中であっても、区民生活を最優先に考えた緊急財政対策を柱とし、限られた財源の中で、できるだけ大きな成果をもたらすことができるよう、最大限の努力を傾注してまいりますので、ご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
それでは、年頭にあたりまして、現在検討している事務事業を、「3つのナンバーワン」に沿って、簡単に紹介させていただきます。
あたたかい人づくりナンバーワン
「あたたかい人づくりナンバーワン」では、区有地を活用し新たに民間保育所を開設するなど、急増する待機児の解消に取り組むとともに、将来を見据えた待機児対策を計画的に展開してまいります。
学校教育におきましては、学力の向上や、きめ細かな教育を推進するため、学習指導講師を増員するとともに、子どもたちの読書活動の活性化をめざし、学校図書館への司書の配置を拡大いたします。
小学生の放課後の安全な居場所づくりとして、今年度から開始した「あいキッズ事業」につきましては、早期の全校実施に向けて、順次拡大してまいります。
また、認知症高齢者グループホームなどの地域密着型サービス拠点施設の整備を促進するとともに、障がいのある方をはじめ、誰もが安心して外出できるよう、「いたばしバリアフリーマップ」の作成を進めてまいります。
元気なまちづくりナンバーワン
「元気なまちづくりナンバーワン」では、引き続き緊急雇用対策を実施するほか、文化・芸術振興ビジョンの策定や、中小企業を支援するための広域販路拡大事業の拡充、地域連携モデル商店街の育成などに取り組んでまいります。
また、板橋のものづくり基盤と東京の市場性を活かし、新産業育成プラザを建設・運営する事業者を公募いたします。
自治力の向上につきましては、関係団体などの皆様と協議しながら、地域会議の設置に向けて検討を進めてまいります。
さらに、今年度内に予定されている、自治基本条例等検討委員会からの答申を受けまして、区民ワークショップの開催などにより、自治基本条例の制定に向けた、機運の醸成を図ってまいります。
安心・安全ナンバーワン
「安心・安全ナンバーワン」では、耐震補強や大規模改修、改築を選択肢とし、区立のすべての学校における耐震化の目標達成に向けて、最大限の努力を講じてまいります。
昨年11月に窓口の仮移転計画を直前で中止するなど、区民の皆様にも大変ご迷惑をおかけいたしました、区役所本庁舎南館につきましては、財政状況の悪化も踏まえ、現時点で採りうる手法の選択肢として、改築と耐震補強を比較検討するため、耐震診断を今年度中に行うことといたしました。
耐震診断の結果も踏まえたうえで、なるべく早期に最善と思われる手法を、判断してまいりたいと考えております。
さて、現在の区政の指針である「いたばしNo.1実現プラン」と「板橋区第二次経営刷新計画」は、ともに平成22年度をもって、計画期間が終了いたします。
現在の経済と財政の状況は、先の見通せない、極めて厳しい様相を呈しております。
しかしながら今は、将来の飛躍・発展に備えて、荒海を航海していくための羅針盤が、求められている時でもあります。
そのため、「いたばしNo.1実現プラン」の後を継ぐ、新しい実施計画の策定と、経営刷新計画の後継となる、新たな行財政改革の計画の策定に向けまして、精力的に検討を進めてまいります。
以上、新年度の取り組みの一端を述べてまいりました。
今のような困難に直面している時こそ、私が常日頃大切に考えております「もてなしの心」の神髄を、徹底していくことが必要であり、区役所職員一丸となり、区民の皆様とともに、この難局を乗り切ってまいりますので、あたたかいご支援をお願い申し上げます。
結びに、本日ご参会の皆様、並びに、すべての区民の皆様の、ご健勝とご活躍を、心からお祈りいたしまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
平成22年1月
板橋区長 坂本 健
(平成22年1月5日 賀詞交歓会 挨拶要旨)
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