気をつけよう!女性の飲酒~妊娠・出産・アルコール依存症~

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ページ番号1002483  更新日 2021年12月28日

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女性も気軽にお酒を飲む時代です。
でも女性の飲酒には、気をつけないとこんな怖いリスクがあるのです。

イラスト:ビールを飲んでいる女性
飲酒の影響に注意!

その1 女性は体質的に、お酒の影響を受けやすい

女性は、男性より少ない量と短い期間で、アルコールの害を受けることを知っていますか?
同じ量を飲み続けた場合、体質の違いによって、女性は男性の約半分(5~6年、早い人で1年程度)の短い期間で、肝臓病・すい臓病・循環器疾患などのアルコール性内臓疾患や、アルコール依存症などになるリスクがあると言われています。

また、飲みすぎは、生理不順や無月経、乳がん、そしてうつ病の発症とも深い関わりがあります。
その他、アルコールが体とこころに及ぼす健康障害※は、全身に及びます。
(※健康障害について、詳しくは以下をご覧ください。)

ですから、お酒に強くても弱くても、特に女性は飲み方に注意しなければならないのです。
体と心の健康を損なわないよう、飲酒は適量を守りましょう。

その2 実は増えています「女性のアルコール依存症」

女性のアルコール依存症者の数は、この20年で2倍以上になっています。
アルコール依存症は、習慣的にお酒を飲んでいるうちに進行し、しだいに、毎日お酒なしではいられなくなる病気です。
楽しみのためのお酒のはずが、次第に飲まないと気分が晴れなくなり、節酒しようと思っても、つい飲んでしまう事が増え、次第に少量では酔えなくなってきます。
そしてアルコールが切れると・・

  • イライラ
  • 不安
  • よく眠れない
  • 落ち着かない
  • 汗をかく
  • 気分が落ち込む
  • 手が震える

などの離脱症状(禁断症状)が出てきます。
アルコール依存症になると、節酒しようと思っても飲み方がコントロールできなくなるために、人間関係、仕事、家事、育児、経済面などにも問題があらわれてきます。
なるべく早い段階で依存症に気づき、ひとりで抱え込まず、相談窓口や専門機関をじょうずに利用して問題に対処していくことが必要です。
「もしかして私ってアルコール依存?」と気になる方は<その3>のチェックをしてみましょう。
※板橋区の相談窓口は 以下のページです。

※「アルコール依存症」については、以下のページもご覧ください。

その3 あなたの飲み方は、だいじょうぶ?やってみよう!アルコールチェック

チェック方法

  1. 設問1~8までの、あなたが該当するもっとも近い回答にチェックをしてください。
  2. 「3点以上」はアルコール依存症の疑いがあります。

それではやってみましょう!

新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト:女性版(KAST-F)
項目 はい いいえ
1 酒を飲まないと寝つけないことが多い 1点 0点
2 医師からアルコールを控えるようにいわれたことがある 1点 0点
3 せめて今日だけは酒を飲むまいと思っていても、つい飲んでしまうことが多い 1点 0点
4 酒の量を減らそうとしたり、酒を止めようと試みたことがある 1点 0点
5 飲酒しながら、仕事、家事、育児をすることがある 1点 0点
6 私のしていた仕事を周りの人がするようになった 1点 0点
7 酒を飲まなければ いい人だとよく言われる 1点 0点
8 自分の飲酒について うしろめたさを感じたことがある 1点 0点
合計 ( )点 ( )

3点以上の方は、「まだこれくらい大丈夫」と思わず、早めに相談やアルコール専門病院への受診をしましょう。
相談先は<その5>のリンクをご覧ください。

その4 妊娠中、授乳中は「禁酒」です! ママの飲酒は、そのまま赤ちゃんに影響します

妊娠中のママが飲酒すると、飲んだ量にかかわらず、胎盤を通して赤ちゃんの体内にアルコールが直接運ばれてしまいます 。
そのアルコールは、生まれてくる赤ちゃんに害を及ぼし、知能の障害、精神発達の遅れ、低身長、低体重などの発育障害、特異な顔貌などの「胎児性アルコール症候群(FAS)」を引き起こしてしまう可能性があります。
また、 妊娠期には、流産や早産、お産の異常なども起こりやすくなります。
胎児への悪影響は妊娠初期から始まるので、赤ちゃんができる時期であれば、その頃からお酒を飲まない(飲ませない)ように気をつけましょう。
妊娠中期・後期も赤ちゃんの脳の成長に影響を及ぼすので、飲むことはできません。
また、授乳期も母乳を通して赤ちゃんにアルコールが届いてしまいます。
大切な赤ちゃんのためです。妊娠を考えた時から授乳 が終わるまでの時期は飲酒をやめましょう!

イラスト:妊娠中の女性がビールを飲んでいる様子
赤ちゃんのために飲まないで!

その5 飲酒の影響を心配している方やご家族のために

アルコールの問題は、一人で抱え込まず、相談できる相手を作ることが大切です。
相談先については以下をご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

健康生きがい部 予防対策課
〒173-0014 東京都板橋区大山東町32番15号
電話:03-3579-2329 ファクス:03-3579-1337
健康生きがい部 予防対策課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。