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「甲冑(かっちゅう) 西と東 西洋甲冑と日本甲冑 南蛮胴具足」展始まる

公開日:平成21年7月21日
最終更新日:平成21年7月23日

平成21年7月18日報道発表

会場の様子

会場の様子

 西洋の鎧と日本の鎧、そしてその中間的な存在としての南蛮胴具足の3種類の甲冑を取り上げて、それぞれの鎧を比較展示する「甲冑(かっちゅう) 西と東 西洋甲冑と日本甲冑 南蛮胴具足」展がこの日(7月18日)板橋区立郷土資料館(板橋区赤塚五丁目)で始まった。9月27日まで。入場無料。

 鎧兜は戦いのときに兵士が敵の攻撃から身を守るためのものとして、洋の東西を問わず古来より存在しており、日本では古墳から出土したはにわに古代の甲冑の姿が見られるが、時代を経るにつれて、使用する材質や形などがその時々の世の中の状況により変化してきた。特に戦国時代、ポルトガル オランダとの接触により、西洋甲冑が日本に移入し、日本の戦いにおいては、西洋甲冑が着用されることはなかったが、日本の甲冑製造にも少なからぬ影響を与え、西洋的な南蛮胴具足と称されるようになったという。

 この企画展示は、板橋区在住の甲冑師・三浦公法さん(板橋区無形文化財保持者)とその実兄で西洋甲冑師でもある三浦權利さん(江東区在住)の協力を得て実現したもの。

 会場には、ナポレオン三世より徳川慶喜に贈られたという、額に徳川家の家紋の入ったフランス製の「騎兵用甲冑」(靖国神社遊就館所蔵で8月16日までの限定展示)や、甲冑師・三浦公法さんが青森県八戸市の櫛引八幡宮に保存されている国宝の甲冑「白絲褄取威大鎧」を復元したものなど、16世紀の作品を中心に様々な鎧兜や、火縄銃、甲冑関係書籍などを合わせて約50点を一堂に展示。戦前に岐阜県関市の美濃刀匠擁護会からドイツ国に贈った日本刀の返礼として寄贈されたという関市所蔵の西洋兜は、同市以外では初めての展示となる。

 会場を訪れた人は、鎧兜の前で足を止め、1点1点をじっくりと見てまわり、遠い昔の戦国時代に思いを馳せているようだった。郷土資料館では「これだけの規模で日本と西洋の鎧を比較展示するのは、日本では初めてではないかと思います。この機会に是非、ご自分の目で東西の鎧の違いを確認してみてください。」と話していた。

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