「車いす使用者」の立場を体験する

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ページ番号1031199  更新日 2021年4月1日

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体験の概要

区職員のユニバーサルデザインに対する意識向上を図るため、車いす使用者の気持ちを理解する体験型の研修を実施しました。

このページでは、本研修で実施した体験型研修のノウハウを公開します。研修を通じて、車いす使用者が感じる不便さや、対応方法を学ぶことができます。本ページを参考にして、みなさまが所属している企業、店舗、団体などで車いす体験の研修を実施することを期待します。

研修対象者と受講者が得ることのできる効果

  • 接客の担当者(車いす使用者の対応方法)
  • 設計の担当者(ハード整備のポイント)
  • 施設の管理者(施設の維持管理のポイント)

体験研修のポイント

車いす体験を実施した後に、体験で感じたことを受講者同士で共有します。共有した内容をもとに、実際の業務(接客、設計、維持管理など)でどう活用できるか検討しましょう。

業務での活用例

  • 通路幅が狭いと、車いすだけでなくベビーカーやシルバーカーなども移動や回転がしづらいのではないか。困っている人がいたら積極的に声をかけ、サポートする。
  • 車いす使用者は、少しの段差でも一人で超えるのは難しいと感じた。車いす使用者が参加するイベントを企画するときには、なるべく段差のない施設や会場を選ぶようにする。
  • 扉の近くに傘立を置くと、扉の開閉が難しいかもしれない。扉の周囲には、なるべく物を置かないようにする。 など

りんりんちゃんが車いす体験してみた

車いすを使用した研修を実際にイメージしやすいよう、動画を作成しました。板橋区観光キャラクター・りんりんちゃんが、本ページで公開している研修を体験している動画となっています。動画は、各項目の下部にあるリンクをからご覧ください。

 

車いすの乗り方 降り方

車いすの部位

車いすの名称

車いすの乗り方

  1. 空気圧を確認します。タイヤの適正な空気圧は、指で強く押してへこまない程度です。
  2. ひじ掛けを左右に開き、車いすを開きます。
  3. 左右の駐車ブレーキがかかっているか確認します。
  4. 車いすに乗り込む前に左右のフットサポートが上がっていることを確認します。
  5. 確認をしたら、車いすに乗ります。
  6. 車いすに乗ったら、フットサポートを下げます。

車いすの降り方

  1. 車いすを止めて、左右の駐車ブレーキをかけます。
  2. 足をフットサポートから離しフットサポートを上げます。
  3. 中央の背もたれ部分の前後を持ちます。持ち手を引き上げて、車いすをたたみます。

乗降時の注意等

  • 乗降の前に、駐車ブレーキがかかっていることを確認します。
  • 車いすに乗る前にはフットサポートが上がっていることを確認します。
  • 座った後はフットサポートに足が乗っていることを確認します。
  • 移動前に駐車ブレーキを解除し、車いすを動かすことを伝えます。

動画ページ

車いすの移動

車いすの移動

車いすの移動(介助)

  1. 移動する前に、左右の駐車ブレーキを解除します。
  2. ブレーキを解除したら、車いすを動かすことを伝えます。
  3. 車いすの真後ろに立ち、両手でハンドグリップを握ります。
  4. 移動するときは「動きます」「前に進みます」などと声をかけます。
  5. 新たな動きをするときは声をかけます。

車いすの移動(自走)

  • 左右のハンドリムを前に回転させると、前進します。
  • 左右のハンドリムを後ろに回転させると、後退します。
  • 左のハンドリムのみを前に動かすと、右へ方向転換します。
  • 右のハンドリムのみを前に動かすと、左へ方向転換します。

動画ページ

通路幅の体験

通路幅体験の様子

通路幅のコース例

通路幅体験のレイアウト例

用意するもの

  • 車いす(ベビーカーやシルバーカーでも可)
  • 会議室など大きめの部屋
  • 車いすがぶつかって傷がついても問題がない机、いす、パーテーション(通路幅の仕切りになれば何でも可)
  • メジャー

設営方法

  • 机やいす、パーテーションなどとメジャーを使い、図のとおり1400ミリメートル、900ミリメートル、850ミリチメートルの通路を設置します。
  • 1400ミリメートル幅を入口とします。

通路幅体験の方法

  1. 左右のハンドリムを使い移動します。
  2. 最初は大きい通路幅(1400ミリメートル)を体験します。幅が広いと楽に移動することができます。
  3. 左右のハンドリムを使って転回し最初の角を曲がります。大きい通路幅から曲がる時は楽に曲がることができます。
  4. 左右のハンドリムを使い、狭い通路幅(900ミリメートル)を移動します。900ミリメートルは車いすが何とか通れる大きさの幅です。
  5. 左右のハンドリムをうまく使い、2つ目の角を曲がります。幅が狭い同士の角だと転回する余裕がありません。
  6. 角を曲がり切ったら、さらに狭い通路幅(850ミリメートル)を移動します。

通路幅体験で感じられること

  • 通路幅の広さによって、移動のしやすさが違うこと
  • 通路幅の広さによって、角を曲がる際に車いす転回のしやすさが違うこと など

動画ページ

段差の体験

段差を体験している様子

用意するもの

車いす(ベビーカーやシルバーカーでも可)

板など、段差になるもの(100ミリメートル程度)

段差体験の方法(段差の上り方)

  1. キャスター(前輪)が前を向いたまま段差角までキャスターを持っていきます。
  2. 角までもっていったら、「段差がありますので前輪を少し上げます」と声をかけます。
  3. ティッピングレバーを踏み込みながら、キャスターを上げます。
  4. キャスターを上げた状態でゆっくりと前に進みます。
  5. キャスターを段差の上に乗せます。
  6. 後輪(大車輪)が段差に触れるまで前進します。
  7. ハンドグリップを上げて車体を持ち上げながら、前に押し出します。

段差体験の方法(段差の下り方)

  1. 段差を下るときは後ろ向きで下る方法が一般的です。
  2. 「段差を下りますので、後ろ向きに進みます」と声をかけます。
  3. ハンドグリップを持ち上げるようにして、ゆっくりと静かに後輪を下ろします。
  4. ティッピングレバーを踏み込んでキャスターを上げ、車いすをゆっくり後退させます。その際、フットサポートと本人のつま先が段差に当たらないように気を付けましょう。
  5. 衝撃を与えないように気を付けながら、キャスターを下ろします。下ろすときは「一段下がります」などの声掛けをお願いします。

段差の体験で感じられること

  • 車いす使用者が、段差を超える時に恐怖心を覚えること
  • 介助者が、想像以上に力が必要なこと など

動画ページ

扉の体験

開き戸を体験している様子

用意するもの

車いす、開き戸の部屋、引き戸の部屋

開き戸を引いて入る体験の方法

  1. 扉の正面まで進み扉に近い方の手をドアレバーにかけて引きます。
  2. ドアを引きながらハンドリムを使い、方向転換します。
  3. ドアを手やひじで押さえながら、扉の外に出ます。

開き戸を押して入る体験の方法

  1. 扉と並行になる位置まで移動します。
  2. 扉に近い方の手をドアレバーにかけて押します。
  3. 扉を押しながらハンドリムを使い、方向転換します。
  4. 扉を押しながら前進し、中へ入ります。

引き戸の体験

  1. 扉と並行になる位置まで移動します。
  2. 扉に近い方の手を使い、引き戸を引きます。
  3. 最後まで扉を引いたら、ハンドリムを使って方向転換します。
  4. 左右のハンドリムを使ってゆっくりと前進します。

注意点

腕の力が必要なことを体験しやすいくするため、車いすの背もたれと背中をくっつけます。また体験中は、できるだけ背もたれから背中を離さないようにします。

扉の体験で感じられること

  • 開き戸を開くためには、かなりの力が必要なこと
  • 引き戸は少ない力で開けることができること
  • 車いすが十分に転回できるスペースが必要なこと など

動画ページ

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このページに関するお問い合わせ

福祉部 障がい政策課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2361 ファクス:03-3579-4159
福祉部 障がい政策課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。