平成29年度取材体験記2(グランディールジャポネ)

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ページ番号1007862  更新日 2020年1月25日

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パン屋さんに洋菓子?謎多きシュッケの秘密(グランディールジャポネ)

文責 竹森菜々瀬

旧中山道でおよそ50年前に開店して以来、地元の人に愛され続けているお店、グランディールジャポネ。その中で板橋のいっぴんに選ばれているのは、看板商品である洋菓子、「シュッケ」である。名前を聞いただけではとても想像がつかないが、いったいどんな商品なのだろうか。
その疑問を解消するため、我々はグランディールジャポネを訪れた。一見普通のパン屋さんのようで、お洒落な店内には豊富な種類のパンがずらりと並んでいる。その奥、サンドイッチやチョコレートが並ぶ棚に、それはあった。そう、「シュッケ」である。ミステリアスな名前とは裏腹に、非常にシンプルな外見をしている。いくつか浮かんだ謎について、一つずつ解明していこう。
まずは、最も気になっていた名前である。「シュッケ」とは、ドイツ語で「まだら」を意味し、ケーキ表面の焼き色から由来するそうだ。元々はドイツの地方菓子で、創業者の橋爪豊さんがフランスで修行中、休暇でドイツに立ち寄った際に出会ったという。「これはいける!」と思った橋爪さん。日本人の口に合うように改良を重ね、現在の形になった。気になる味はというと、香ばしいバターとカッテージチーズが濃厚で上品な風味を醸し、その中にアクセントとしてラムレーズンの爽やかさが効いている。随所に作り手のこだわりが感じられる、他では味わえないまさに“いっぴん”だ。
次に、お店について尋ねてみた。「パン屋なのにいっぴんに選ばれているのはなぜ洋菓子なの?」と誰もが思っただろう。ホームページの“パンを中心としたお店”というふわっとした書き方も謎の一つであった。実はこのグランディールジャポネ、現在はパンを中心としたお店だが、4年前まではジャポネという洋菓子店であった。
1980年ごろ、フランスでの修行を終えた橋爪さんが30歳のときに、当時は珍しかった生の洋菓子店として旧中山道の地でオープンさせた。今も栄えている印象のある商店街だが、その頃は娯楽施設が多く、都電の終着駅だったこともあり、非常に多くの人で賑わっていた。その後、都電の廃止や地下鉄の開通を受け、以前ほどの活気はなくなってしまったそうだ。そんな状況の中、ジャポネは2014年にお店をリニューアル。パン職人である義理の息子、押田宣昭さんが跡を継ぎ、それまでの洋菓子店からパンを中心としたラインナップに一新、名前も現在のものに改めた。パン屋と言い切らない理由は、ジャポネから続く歴史を大切にする、それぞれの思いなのかもしれない。
「おいしいものを作るには、おいしい素材から」と話す橋爪さんの思いはしっかり引き継がれ、白神天然酵母など素材からこだわった商品はどれも絶品である。シュッケの他にも、チョコレートが得意な橋爪さんこだわりの「3種のショコラ」や、種類が豊富で季節感も取り入れたパンの数々、どれにしようかとついつい長居をしてしまう魅力的な商品が目白押しだ。
パンだけでなく、洋菓子も増やしたいと話す橋爪さん。進化し続けるグランディールジャポネは、これからどんな新しい風を吹かせてくれるのだろうか。ぜひ、あなただけのいっぴんを見つけてみてほしい。

店舗情報

グランディールジャポネ
定休日:日曜・第3月曜
住所:板橋区板橋3-15-5 アトラス板橋
電話番号:03-3963-0491
都営三田線「板橋区役所前駅」下車2分

写真1
4層の断面とまだらな焼き目が特徴
写真2
ずらりと並んだパンに目移りしてしまう

写真3
土産に人気の「3種のショコラ」
写真4
橋爪さんは蝶ネクタイがトレードマークだ

写真5
2014年に改装したお洒落な外観

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