平成29年度取材体験記4(御菓子司 泉屋)

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ページ番号1007864  更新日 2020年1月25日

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みとうさん…どちらさん?(御菓子司 泉屋)

文責 山口仁美

ときわ台駅北口のロータリーにお店を構える、泉屋。こちらの和菓子屋さんには「みとうさん」という、何とも気になる名前のお菓子がある。今回は、泉屋の数ある商品の中から、その「みとうさん」について紐解いていきたいと思う。
まず気になったのはその名前。由来は、現在のときわ台周辺が昔、旧上板橋村の「御東山(おんひがしやま)」地域と呼ばれていたこと。そこから「御東山」を音読みにして「みとうさん」となったそうだ。ちなみに「みとうさん」のイントネーションは「お父さん」と同じとのこと、つまり第2音節にアクセントがある。
この地域を大切に思うあまりなのか、パッケージの裏には板橋音頭の歌詞が書かれている。聞いてみたところ、「みとうさん」発売当時にちょうど作られた板橋音頭を、相乗効果を期待して記載したとのこと。板橋音頭が浸透した現在でも、変わらず「みとうさん」のパッケージ裏に記載を続けている。地元への愛が溢れているではないか!
そんな「みとうさん」の特徴は2つある。
その1つめは考えられた包装である。かわいらしい色使いの箱を開けると、お菓子そのものが銀紙に包まれているのだ。銀紙で包んで焼き上げることによって、製造過程において手で直接触れる事がない。そのため他のお菓子に比べて日持ちがする、お土産にもってこいの“いっぴん″なのである。銀紙を開き、そのまま口に運ぶことができるのも、ぱくっと手軽に食べられるための工夫であるといえる。
2つめは中身の餡の味だ。「みとうさん」考案者である店主の父が販売していた黄身・コーヒーの2種類に加え、「飲み物で攻めてみよう!」という店主の発案で紅茶・抹茶を追加し、現在は4種類のラインナップとなっている。
生クリームと黄身が織り成す、どこか懐かしくも素朴な黄身味。お茶だけでなくワインやブランデー等、どんな飲み物にも合う。この黄身(ミルク)味が他の3つの味のベースとなっている。
まるで今、目の前で挽いたかのような豆の香りが鼻から抜け、ついつい手が進んでしまうコーヒー味。
人工の着色料を使わずにクロレラ粉末で自然な色をつけており、立ててすぐのお抹茶を味わっているような豊かな抹茶味。
茶葉を冷凍してから粉砕することでよりいっそう香りが引き立つ、紅茶そのものはもちろん、ほかの飲み物にもマッチする紅茶味。こちらは店主イチオシのフレーバーとなっている。
4種類全てに様々な工夫がなされているため、どれにしようか、はたまたどの順番で頂こうか迷ってしまう。
泉屋の店主は國分常太さん。そのお爺さんが創業者であり、初めて修行を行ったお店の名前をそのまま店名としてもらったそうだ。泉屋は創業当時の店舗があった前野町、そして現在の場所に店舗を移してからはときわ台駅前と、時代の流れとともに変わりゆく板橋区を70年以上に渡って見守ってきた。
店舗外のショーケースには、古くから伝わる砂糖菓子や練り切りの型が飾られている。かつては、お祭りやお祝いの席でのお菓子の注文で実際に使用していた。
自動ドアが開くと、目に飛び込んでくるのは「泉屋」の看板の文字。こちらの看板の文字は、縁あって羊羹でお馴染みの「虎や」の先々代社長に書いて貰ったそうだ。店頭に並ぶ色とりどりの和菓子は店舗奥の工場にて、店主ひとりで全ての商品を製造している。こだわりと職人の技がこもっているお菓子ひとつひとつからは、店主の優しさ、そして暖かさが伝わってくる。
「みとうさん」は、東武東上線のときわ台駅~池袋駅間の電車賃を基準に値段が設定されており、ひとつあたり170円。バラ売りはもちろん、箱に入っての販売もされているそうだ。
人工の着色料などを使わず、素材本来の色や風味を大切にし、自然の材料を使用していることに加え、和菓子は比較的ヘルシーであることなどからか、「みとうさん」を購入するお客さんには若年層も多いという。
風味豊かでどこか懐かしい「みとうさん」、あなたも気になる味を、ひとつからお手に取ってみてはいかがだろうか?

店舗情報

御菓子司 泉屋
定休日:不定休
住所:板橋区常盤台1-2-2
電話番号:03-3960-3677
東武東上線「ときわ台」下車1分

写真1
かわいらしいみとうさんのパッケージ
写真2
店主のイチオシ 紅茶味のみとうさん

写真3
店主の國分さんと歴史ある泉屋の看板
写真4
旧御東山地域をずっと見守ってきた

写真5
パッケージ裏には板橋音頭の歌詞

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