広報いたばしテキスト版(令和2年4月4日号) 1面・4面
講談師神田松鯉さんに板橋区民栄誉賞を贈呈しました
区にゆかりがある重要無形文化財保持者(人間国宝)の神田松鯉(かんだしょうり)さん(成増四丁目在住)。講談師として、伝統的な技法を高度に体現し、長編連続物の復活・継承に積極的に取り組むなど、講談界に大きく貢献されています。
※板橋区民栄誉賞とは…特に顕著な業績または高い評価を得たことから、社会に希望と活力を与え、板橋区の名を高めた方に対し、その栄誉をたたえる賞です。
神田松鯉さんインタビュー
このたびは、ありがとうございます。これまで、亀の歩みで芸の道を続けてまいりましたが、このように認めていただき、本懐を遂げたように感じております。おごらずに、臆せずに、これからも亀の歩みを運んでいきたいと思います。
長編連続物の復活・継承に力を注いでいらっしゃいます
長編連続物は、私のライフワークであり、講談において大変重要であると考えています。
私の弟子たちも、ことさら取り組んでくれていて、とても嬉しいですね。
志をもって続けてこられた熱意はどこから
やはり美しく生きたい。見てくれの美しさではなく、こころねの美しさを大切にしたいと思います。
「そくいんの情」という言葉があり、人をおもんぱかるという意味ですが、講談の中にはこのような例がたくさん出てきます。
講談に感化され、自分も同じように生きたいと思っています。
区ホームページに、神田松鯉さんのインタビュー全文を掲載しています。ぜひ、ご覧ください。
略歴
神田松鯉さん
- 昭和45年 講談師の2代目神田山陽に入門
- 昭和63年 第43回文化庁芸術祭賞を受賞
- 平成4年 3代目神田松鯉を襲名
- 平成12年 日本講談協会会長に就任(平成17年まで)
- 平成18年 日本講談協会相談役に就任(平成27年まで)
- 平成28年 日本講談協会名誉会長に就任(現在に至る)
- 令和元年 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
弟子には、神田鯉風、山吹、阿久鯉、鯉栄、伯山ほかがおり、後進の育成にも力を注いでいる。
講談とは
日本の伝統芸能のひとつ。高座に置かれたしゃくだいと呼ばれる机の前に座り、軍談・御家騒動・世話物などをはりおうぎを叩きながら調子をつけて語る寄席演芸。
問い合わせ 総務課総務係 電話番号3579-2052
新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご協力をお願いします
新型コロナウイルス感染症への対策として、クラスター(集団)の発生を防ぐことが重要です。換気の悪い密閉空間 ・ 多くの人の密集場所 ・ 近距離で会話・発声する密接場面の3つの条件が重ならないよう、工夫しましょう。
区では、相談窓口の設置や区施設などの休業、区主催事業などの中止・延期を行っています。
区ホームページに最新情報を随時掲載していますので、ご確認ください。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
政策経営部 広聴広報課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2024 ファクス:03-3579-2028
政策経営部 広聴広報課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。