広報いたばしテキスト版(令和3年2月27日号)4面・5面

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ページ番号1031475  更新日 2021年2月27日

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※板橋区新型コロナ健康相談窓口 電話番号5877-4834(平日、午前9時から午後5時)・東京都発熱相談センター 電話番号5320-4592(24時間)

令和3年度当初予算(案)がまとまりました

区民の生活を守り未来へつながる「重点戦略実行予算」

一般会計予算(案)2209億4000万円

 令和3年度当初予算(案)の一般会計の予算規模は、2209億4000万円で、前年度予算に比べ、10億円(0.4パーセント)の減となりました。一般会計と特別会計を合わせた予算総額は、3303億8000万円となっています。

編成の考え方

 新型コロナウイルス感染症は、人々の生命・健康、日常生活、社会経済活動などに深刻な影響を与えています。
 区は、区民の安心・安全を守り、新型コロナウイルス感染症の拡大へ的確に対処しつつ、新たに策定した「いたばしNo.1実現プラン2025」を念頭に、政策の優先順位を明確にし、計画を着実に実現していきます。
 そのために、社会経済情勢・財政状況を的確に認識し、事務事業の効果・効率性を見極めつつ、創意工夫を重ねることで、行政サービスの質の維持・向上を図ることができるよう予算編成を行いました。
※本予算(案)は、令和3年第1回区議会定例会で審議されます。編成過程など詳しくは、区ホームページをご覧ください。

令和3年度当初予算(案)概要

一般会計

  • 令和3年度…2209億4000万円
  • 令和2年度…2219億1000万円
  • 伸び率…マイナス0.4パーセント

特別会計(国民健康保険事業)

  • 令和3年度…528億2000万円
  • 令和2年度…549億7000万円
  • 伸び率…マイナス3.9パーセント

特別会計(介護保険事業)

  • 令和3年度…440億7000万円
  • 令和2年度…438億2000万円
  • 伸び率…0.6パーセント

特別会計(後期高齢者医療事業)

  • 令和3年度…124億6000万円
  • 令和2年度…122億3100万円
  • 伸び率…1.9パーセント

特別会計(東武東上線連続立体化事業)

  • 令和3年度…9000万円
  • 令和2年度…1億2200万円
  • 伸び率…マイナス26.2パーセント

合計

  • 令和3年度…3303億8000万円
  • 令和2年度…3330億5300万円
  • 伸び率…マイナス0.8パーセント

※伸び率は、小数点以下第2位を四捨五入しています。

区の歳入(一般会計)2209億4000万円

歳入予算の内訳

  • 特別区交付金…635億円(28.8パーセント)
  • 国庫支出金…517億1400万円(23.4パーセント)
  • 特別区税…459億8500万円(20.8パーセント)
  • 都支出金…183億5200万円(8.3パーセント)
  • 地方消費税交付金…114億円(5.2パーセント)
  • 繰入金…84億3600万円(3.8パーセント)
  • 特別区債…55億5000万円(2.5パーセント)
  • 使用料及び手数料…51億7100万円(2.3パーセント)
  • 分担金及び負担金…29億4100万円(1.3パーセント)
  • 諸収入…26億7800万円(1.2パーセント)
  • その他…52億1300万円(2.4パーセント)

歳入予算の特徴

  • 特別区交付金は、地方法人課税の税制改正の影響や、企業業績の悪化などにより、26億円の減収となりました
  • 特別区税は、特別区民税の納税義務者1人あたりの所得額の減などにより、10億円の減収を見込んでいます
  • 繰入金は、特別区交付金・特別区税の大幅な減収などにより、財政調整基金から64億円繰り入れました。また、公共施設の改築・改修などに充てるため、各基金から20億円繰り入れました

区の歳出(一般会計)2209億4000万円

歳出予算の内訳

  • 福祉費…1314億7700万円(59.5パーセント)
  • 教育費…309億6800万円(14.0パーセント)
  • 総務費…217億3000万円(9.8パーセント)
  • 土木費…133億9400万円(6.1パーセント)
  • 資源環境費…85億6900万円(3.9パーセント)
  • 衛生費…82億4700万円(3.7パーセント)
  • 公債費…29億6900万円(1.4パーセント)
  • 産業経済費…19億8500万円(0.9パーセント)
  • 議会費…9億1500万円(0.4パーセント)
  • 諸支出金…3億8600万円(0.2パーセント)
  • 予備費…3億円(0.1パーセント)

歳出予算の特徴

  • 福祉費は、保育所待機児童対策の推進に伴う私立保育所保育運営経費や、(仮称)子ども家庭総合支援センター建設・開設準備経費の増などにより、28億円の増額となりました
  • 教育費は、中央図書館改築の完了、板橋十小改築の進捗などにより、13億円の減額となりました
  • 土木費は、小茂根一丁目住宅改築の完了、東板橋公園・小豆沢公園・平和公園・赤塚植物園改修の完了などにより、28億円の減額となりました

税源偏在是正に関する板橋区の見解

 地方法人課税の一部国税化、地方消費税の清算基準の見直し、ふるさと納税などの不合理な税制改正により、東京23区全体の影響額は約2500億円で、板橋区の一般会計予算規模を大きく上回る衝撃的な額となっています。
 また、新型コロナウイルス感染症対策に膨大な財政需要が生じているにも関わらず、国から示された「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の交付限度額は、感染者数・人口規模などの実態に見合っていないため、区の負担は増え続けています。
 今後、東京23区は大幅な減収局面を迎えます。今こそ、国の責任で各地域を支える地方税財源の充実強化を図り、日本全体の持続可能な発展をめざすべきです。
 区は、今後も特別区長会などを通じ、全国各地域が共存・共栄していけるよう、強く働きかけていきます。

問い合わせ

財政課 電話番号3579-2030

令和3年度当初予算(案)の主な事業を紹介します

※金額は、表示単位未満で端数処理しています。

新型コロナウイルス感染症対策

病院間連携による新型コロナ専門病床の確保(1億3020万円)区長のいち押し事業

 退院基準を満たしても介護者不在などで入院継続が必要な方を対象に、板橋区医師会と連携し、転院の調整・費用負担などの支援を行い、ひっ迫する病床の確保を図ります。また、転院先の医療機関で、機能回復訓練などによる在宅生活への復帰支援を行います。
問い合わせ 健康推進課健康づくり係 電話番号3579-2302

区内中小企業の持続的・安定的な経営を支援(2億7600万円)

 資金借入後に生じる利子補給・信用保証料の助成、オンラインツール・非接触式機器などの導入経費の助成、広告宣伝費の助成などを行い、区内中小企業を支援します。
問い合わせ 産業振興課産業支援グループ 電話番号3579-2172、公益財団法人板橋区産業振興公社 電話番号3579-2175

住居契約更新料の給付で安心した居住を支援(791万円)

 家賃の一部または全額を給付している住居確保給付金に加え、区独自で住居契約更新料の給付を行い、継続的な居住と生活にお困りの方の自立を支援します。
問い合わせ 板橋福祉事務所自立支援係 電話番号3579-2455

重点戦略1「SDGs戦略」

子どもの未来を守る相談体制の確立(3620万円)区長のいち押し事業

 子どもなんでも相談・児童虐待相談を一部委託化し、24時間365日の相談体制を整備することで、より多くの子ども・家庭の支援や児童虐待の未然防止などを図ります。
問い合わせ 子ども家庭支援センター 電話番号3579-2656

医療的ケア児の健やかな成長を促進(1569万円)

 医療的ケア児(日常的にたん吸引・経管栄養などの医療的ケアが必要な子ども)の受入体制を構築するため、区立保育園2園(高島平あやめ保育園・上板橋保育園)で医療的ケア児の保育を実施します。
問い合わせ 保育サービス課保育運営・給食係 電話番号3579-2483

いたばし環境アクションポイントで二酸化炭素を削減(324万円)

 区民・区内事業者を対象に、電気・ガスのエネルギー使用量の削減割合に応じて、区内共通商品券と交換できるポイントを付与し、二酸化炭素の削減や地域経済の活性化を図ります。
問い合わせ 環境政策課脱炭素社会推進係 電話番号3579-2622

重点戦略2「デジタルトランスフォーメーション戦略」

板橋区スマートスクールプロジェクトで次世代教育を実現(16億7410万円)区長のいち押し事業

 区立小・中学校の子ども1人1台のタブレット型パソコン・ネットワーク環境の整備、学習ソフトウェアの導入、就学援助家庭のインターネット環境整備費用の一部援助などを行い、効果的な学びを支援します。
問い合わせ 教育支援センター教育ICT推進係 電話番号3579-2196

デジタルトランスフォーメーションの推進で区民サービスの向上などを実現(4億8588万円)

 マイナポータルにおける電子申請サービスの拡大などを行い、行政手続きのオンライン化を推進し、区民のみなさんの利便性向上を図ります。
問い合わせ IT推進課情報企画・番号制度グループ 電話番号3579-2043

重点戦略3「ブランド戦略」

(仮称)植村直己スポーツセンターのオープン(19億4717万円)区長のいち押し事業

 12月に、東板橋体育館に植村冒険館を複合化したスポーツ施設「(仮称)植村直己スポーツセンター」をリニューアルオープンします。老朽化した体育館設備の更新や、冒険家・植村直己の偉業を後世に伝える施設の整備を行うほか、地域の方が気軽に利用できるコミュニティラウンジや、おむつ替え・授乳ができる赤ちゃんの駅を設置し、誰もが利用しやすい施設に生まれ変わります。また、地域全体の観光・商業振興に向けた一つの拠点として、にぎわいの創出を図ります。
問い合わせ スポーツ振興課管理グループ 電話番号3579-2651

まちづくり計画の進行で東京で一番住みたくなるまちを実現(13億9331万円)区長のいち押し事業

 板橋駅西口周辺地区・大山駅周辺地区・上板橋駅南口駅前地区などの駅を中心としたまちづくり事業で、地域・大学・企業とのさらなる連携や組織横断的な施策展開によって、若い世代の定住化・交流人口の増加などを図り、選ばれるまち・住みたくなるまちの実現をめざします。
問い合わせ 拠点整備課調整グループ 電話番号3579-2183

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