予防接種の円滑な実施を求める意見書
予防接種は国民の生命と健康を守る重要な事業である。特に子どもの予防接種は時代を担う子どもたちを感染症から守り、健やかな育ちを支える役割を果たしていると言われている。
国は予防接種の見直しを行い、定期接種化を拡大してきたが、今後さらに、定期接種の対象とする疾病の予防接種も検討されている。
予防接種が定期接種となった場合は、全額、市区町村の負担とされており、すでに定期接種化されているものも含め、すべての接種費用を市区町村が負担することは非常に困難な状況である。
安全かつ安定的な予防接種を継続するためには、国が責任を持って実施に必要な財源を確保することは不可欠である。
よって、板橋区議会は、政府に対し、下記の事項について、その対応を強く求める。
記
- 予防接種の定期接種について、自治体の財政基盤や被接種者の経済状況によらず、希望する対象者がすべて接種できるよう、既存の予防接種も含め、国の責任において財源を地方交付税によらず全額保障すること。
- ワクチンの安定供給対策を十分に講じるとともに、諸外国に比べワクチン価格が全体的に高額であることから、適正な価格設定となるよう取り組むこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成30年3月2日
東京都板橋区議会議長名
内閣総理大臣
財務大臣
厚生労働大臣 宛
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