令和3年度第12回庁議(第6回経営戦略会議)

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ページ番号1036238  更新日 2022年9月28日

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庁議記録

【会議名】
令和3年度第12回庁議(第6回経営戦略会議)

【日時】
令和3年8月31日(火曜日)午前9時から10時25分まで

【場所】
災害対策室A~C

【出席者】
区長、副区長、教育長、常勤監査委員、政策経営部長、総務部長、危機管理部長、区民文化部長、産業経済部長、健康生きがい部長、保健所長、福祉部長、子ども家庭部長、児童相談所開設準備担当部長、資源環境部長、都市整備部長、まちづくり推進室長、土木部長、会計管理室長、教育委員会事務局次長、地域教育力担当部長、法務専門監、選挙管理委員会事務局長、監査委員事務局長、区議会事務局長、政策企画課長、経営改革推進課長、財政課長、広聴広報課長、総務課長、人事課長、赤塚支所長

【次第】

  1. 審議事項
    1. 令和4年度における予算・組織・職員定数に関する基本方針について(依命通達)
    2. 令和3年度9月補正予算概要について
    3. 令和4年度 当初予算フレームについて
    4. 【板橋区ICT推進・活用本部】
      • 「板橋区ICT推進・活用計画2020」における総合評価について
      • 令和3年度情報システム検討部会検討結果の報告について(報告事項)
    5. 高島平地域都市再生実施計画(素案)について

概要

区長挨拶

  1. 本日で8月も終わり、学校は明日から2学期が始まる。新型コロナウイルス感染症の患者数が増加しており、前回8月3日の庁議においても報告があったが、その後1日の感染者数が256人を記録するなど、200人を超える日が続いている。緊急事態宣言下にもかかわらず、感染拡大に歯止めがかからない状況にある。保健所では、保健師、事務職が一体となって、土日も含め連日深夜勤務を続けており、業務のひっ迫と職員の健康管理が大変厳しい状況にあると報告を受けている。こうした緊急事態に対して、区民の方々の生命を守ることを第一にし、当面の間、保健所業務へ1日あたり40名近い職員を動員することとしたので、全庁を挙げた協力をお願いする。
  2. 昨日、「板橋区新型コロナウイルス感染症対策会議」が開催され、私もその会議にリモートで参加した。約2時間半程度の会議で、二次医療機関の院長先生、医師会の先生方との話し合いがあり、大変有意義な会議となった。現在、陽性で自宅待機している方が多数いらっしゃるという状況に対して様々な意見があり、板橋区が持つ豊富な医療資源を活用し、調整がうまく進めば、問題解決ができるのではないかという議論がなされたところである。カクテル療法は、ロナプリーブを早期に適切に使用することによって効果的な措置ができるのではないかということを聞き、この場合においても、地域の包括的なケアの仕組みが機能するのではないかと感じた。今後、東京都との連携と並行し、板橋区の豊富な医療資源を活用しながら、知恵を絞り、工夫して進めてもらいたい。
  3. 明日9月1日(水曜日)には、旧東板橋体育館が植村記念加賀スポーツセンターとしてリニューアルオープンする。植村冒険館の部分については、12月に開館し、新たな複合施設としてグランドオープンする。体育館施設は、アリーナ、トレーニングルーム、温水プール、武道場等の設備を更新し、機能の充実を図ることができた。特にアリーナ部分は、床にクッション性の高いシート材を使用し、新たな音響設備を導入したことで、様々な用途に活用できるものとなっている。また、プールには車いすのまま入れるようにスロープを設置するなど、ユニバーサルデザインの実現にも力を入れた。感染対策を十分に行い、万全を期しながら、区民の方々が今まで以上にスポーツや健康づくりに利用できるよう、よろしくお願いする。植村冒険館は、施設全体を通じて、来場者が植村直己さんのチャレンジスピリットを感じられる施設に生まれ変わる。体育館と冒険館を複合化し、絶え間なく挑戦し続ける植村スピリットに導かれた「スポーツ・冒険・緑・歴史」が融合された新たなスポーツ文化拠点として、加賀エリアの魅力の創出につながるものと期待している。今まで以上に区民の方々に愛される施設となるよう、協力をお願いしたい。
  4. 本日の庁議は、令和2年度の実績・決算の関係や、計画の中間報告など、付議案件が多くなっている。板橋区議会第3回定例会に向けて、しっかりと準備を進め、万全を期した態勢で臨むようよろしくお願いする。残暑が厳しい日が続いているが、健康管理に努め、より良い仕事環境をつくりながら、仕事を進めてほしい。

審議事項

(1) 令和4年度における予算・組織・職員定数に関する基本方針について(依命通達)

政策経営部長(説明)

【審議目的】
令和4年度における予算・組織・職員定数に関する基本方針を通達するにあたり、その内容について決定する。
【主な意見】
特になし
【審議結果】
原案のとおり決定する。

(2) 令和3年度9月補正予算概要について

政策経営部長(説明)

【審議目的】
令和3年度9月補正予算をとりまとめたので、概要を説明の上、補正予算案を決定する。
【主な意見】
特になし
【審議結果】
原案のとおり決定する。

(3) 令和4年度 当初予算フレームについて

政策経営部長(説明)

【審議目的】
令和4年度当初予算フレームをとりまとめたので、概要を説明の上、今後の予算編成の対応を決定する。
【主な意見】
特になし
【審議結果】
原案のとおり決定する。

(4) 【板橋区ICT推進・活用本部】
1.「板橋区ICT推進・活用計画2020」における総合評価について
2. 令和3年度情報システム検討部会検討結果の報告について(報告事項)

政策経営部長、IT推進課長(説明)

【審議目的】
「板橋区ICT推進・活用計画2020」が令和2年度で計画期間が終了したため、各施策の令和2年度における実施状況の報告及び総合評価について審議する。
また、令和4年度に導入・変更を検討しているICT機器・情報システム等について、情報システム検討部会における導入検討結果を報告する。
【主な意見】

  • 住民基本台帳を基本とした区民名簿をワクチン接種に活用していると思うが、ワクチン接種等の医療履歴が登録できるなど、複数の機能を兼ね備えるよう改善しながら進められると良い。整備の度合いなどはどのような状況か。
    • ワクチン供給に関することはワクチン接種円滑化システム(V―SYS)を、接種予約に関することは区独自のシステムを、ワクチン接種情報に関することはワクチン接種記録システム(VRS)を、それぞれ活用している。基本的には統一されたシステムがあった方が望ましいと思われる。
  • ワクチン接種に関しては、複数のシステムがバラバラで動いているが、今回の経験で課題になったことは今後解決されるのか。
    • 乳幼児の予防接種は住民基本台帳と紐づいているが、今回の新型コロナウイルスワクチン接種は全くの別システムが動いているので、今後どうなるのか注視しているところである。新型コロナウイルスワクチン接種については、複数のシステムが動いており、医療機関がV-SYSとVRSに入力を要するために滞りが発生している。その部分を保健所が応援するというかたちが、未だに続いている状況である。
  • マイナンバーに紐づく予定はあるのか。
    • 今回の新型コロナウイルス感染症対策について、マイナンバーに紐づけたいという意見は再三あったが、現状では紐づいていない。マイナンバーに関する取組は国が進めているが、感染症対策とどう結びつくのか、大きな課題であると思う。
  • 区として、整理・統合など改善の余地はあるのか。
    • 既存の複数のシステムを区で統合するということは、現時点では困難なため、マンパワーでフォローするということになる。
  • 各自治体の基幹系システムは、それぞれが独自に開発されてきた経緯があり、全国的な課題につながっている。国も課題認識を持っており、令和7年度までに自治体のシステムの標準化・共通化をするという動きが出てきている。

【審議結果】
原案のとおり決定する。

(5) 高島平地域都市再生実施計画(素案)について

まちづくり推進室長(説明)

【審議目的】
「高島平地域都市再生実施計画」(素案)について審議する。
【主な意見】

  • 本編に住民説明会の実績を記載すべきではないか。
    • 7月に7回開催を予定していたが、緊急事態宣言により1回中止し、計6回57名の方が参加した。貴重な意見をたくさんいただいたので、それらの意見を反映して素案を作成した。計画に記載することについては、場所や時期を含めて検討する。
  • 高島平団地が完成した際、東洋一のマンモス団地ということで注目されていた。今回、都市再生実施計画を進めるために、区、UR都市機構のほか、東京都や国からも協力を得て、連携を深めてほしい。計画年数が長いため、着実に進めてもらいたい。
    • 現在、用途地域の変更や、高さ制限等の緩和、都市計画変更についても、地区計画と併せて想定している。こうした中で、昨年度から東京都の土地利用部署と定期的に打合せをし、実施計画についてもご指導いただき、修正を重ねている。また、民間事業者へのヒアリングやアドバイス等、政策アドバイザーのご尽力もいただきながら進めているところである。
  • 建物の建替だけではなく、住んでいる方々の生活についても十分に配慮してほしい。ハード面とソフト面が一体となって進むよう、尽力してほしい。
    • 2,000戸近い住戸があるので、そうした方の移転に伴う金銭的な負担が大きくならないよう、URに対してこれまでも申し入れをしているが、継続して申し入れしていきたい。URによる建替や土地利用変換が行われたとしても、高齢者等が安心して住み続けられる環境を維持、構築するため、都市計画や規制等を踏まえ、区が主体的に都市経営をけん引していきたいと考えている。
  • 高島平地域センター等、公共施設の建物がかなり老朽化している。これらの解決に向け、どの程度の期間がかかるのか。
    • 環境アセスメント、住民や店舗の移転、駅前の建物の取り壊し等を経ると、十数年かかる見込みである。ただし、再整備地区に区単独で建てる場合は、区の意思のみで実行できるため、その限りではない。しかしながら一定期間はかかるので、その間の建物の維持・補修関係については、必要に応じて対応していきたい。
  • 公共施設を検討する場合、10年経つと求められる機能が変化することも念頭に置くなど、長期間の計画は変化を想定しながら進めていく必要がある。今回の目指すべき完成形は「変化しながら再生していく」ことなので、短期的な取組はもちろん、全体のグランドデザインのゴールイメージが変わることも考えていく必要がある。しっかりとステップを踏みながら確実に進めていきたいと思う。
  • 学校、清掃工場、その周辺にあるプール、熱帯環境植物館等、高島平全体のまちづくりにおいて個別に検討するのは難しい。また、住んでいる方々の意識やライフスタイルが、再生により変化することを配慮しながら進めてほしい。
    • 現状の課題をしっかりと踏まえつつ、未来をしっかり予測し、都市を戦略的にデザインしていきたいと思う。また、今回の取組に関しては、全部署と連携、協力しながら着実に進めていきたい。

【審議結果】
原案のとおり決定する。

その他

  • 次回日程 令和3年9月7日(火曜日)午前9時

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