教育委員会教育長紹介

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ページ番号1012578  更新日 2020年4月1日

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教育長 中川 修一(なかがわ しゅういち)

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教育長 中川 修一

任期

令和3年7月1日から令和6年6月30日まで(3期)

略歴

  • 元板橋区教育委員会事務局指導室長
  • 元東京都教育庁人事部主任管理主事
  • 元台東区立根岸小学校統括校長

「教育の板橋」実現に向けて 板橋区教育委員会教育長 中川 修一

 「明るく 元気に 前向きに そして学びを止めない」を合言葉に、区民のみなさまのご理解、ご支援をいただき今年度も『教育の板橋』の実現をめざして一生懸命努力して参る所存です。

 さて、今般、2016年に策定した「板橋区教育ビジョン2025」の最終3期目、令和4年度からの7年度までの実施計画として、「いたばし学び支援プラン2025」を策定いたしました。この「いたばし学び支援プラン2025」において、まず、教育委員会の最大ミッションとして、区民の方々が、いつでも、どこでもライフステージに応じて学ぶことができ、その成果が適切に評価されるような「生涯学習社会の構築」を掲げました。生涯学習とは、社会教育、学校教育、家庭教育、自己学習を包含するものです。そして、改めて社会教育とは、家庭教育や幼児教育を含む学校教育を除き、乳幼児からシニア世代までの多様な対象と関わる非常に広範な分野の教育活動であると明記しました。それ故に、今後はこれまで以上に区長部局各課や関係機関と連携し、それぞれで実施している各事業を社会教育という広い領域の中で、区民の方々が各事業へアクセスしやすい仕組みづくりや、多様で重層的な学習ステージの提供を進め、社会教育の一層の充実を図っていくことを言及しています。

 また、生涯学習社会を構築していくためには、世代を超えた地域の人々が、つながり、かかわり合うための「居場所」が必要です。ここでいう「居場所」とは、区民の方々に安心と安全を与える場所としての機能とともに、区民の方々が肉体的にも精神的にも社会的にも満たされた状態になることが期待される場所と捉えています。その意味から、生涯を通じて「教える・教わる」が繰り返される「学びの循環」を生み出すための「居場所づくり」に関連する施策を推進してまいります。

 それでは、「いたばし学び支援プラン2025」の枠組みについて簡単にお話いたします。

 まず、板橋区のめざす人間像はそれぞれの個性に、次のキーワード、要素を併せ持つ人と考えております。

「 自立(自ら考え、判断し、行動すること)

貢献(人のため、社会のためになることを進んですること)

共生(人の話に耳を傾け、力を合わせて問題を解決すること)

創造(ゼロからイチを創り出す。課題を見出して、それを解決するアイデアを

考え、そのアイデアを的確に伝え実践すること) 」

 自立した人間として、社会に貢献し、地球市民として共生に努めながら、新たな価値を創造する人間が育まれ、「“いきいき子ども!あたたか家族!はつらつ先生!”地域が支える教育の板橋」、「“学び合う、学び続ける人づくり!”地域を創る教育の板橋」を実現することが板橋区のめざす将来像と捉えております。

 そして、その将来像の実現に向けては、

  • ダイバーシティ&インクルージョンの観点から子どもたちの多様性と向き合う教育と、誰一人取り残さない居場所づくりの実現に向けた「子どもの学びを保障する教育環境の確保」
  • 予測困難な時代における「これからの社会を生き抜く力の育成」
  • 一人ひとりの多様な幸せとともに社会全体の幸せを実現することにもつながる「地域と共に学び合う教育の推進」

の3つの基本的方向性を見据えながら、9つの重点施策ごとに個別事業を体系化し、実施していきます。

 また、「板橋区教育ビジョン2025」は、2016年に策定しましたが、その後6年の間に教育を取り巻く環境は急激に変化し、超スマート社会・Society5.0に向けた技術革新が進展する一方で、新型コロナウイルス感染症対策とウイズコロナ、ポスト・コロナ時代における「新たな日常」など、先行きが不透明で予測困難な時代が現実化しつつあります。このよう時代にあって、教育が直面する課題を解決していくためには、戦略的な視点が欠かせません。

 そこで、「いたばし学び支援プラン2025」では、「GIGAスクール構想」、「ESD」、生涯にわたり学び変え続けるための「学びの循環」の3つを戦略的な視点としてもち、各事業に取り組んでまいります。

 そして、「いたばし学び支援プラン2025」でも引き続き、板橋区が抱える教育課題やこれからの社会を生き抜く力の育成に向け、これまでの「いたばし学び支援プラン2021」の施策・事業の柱である

  • 保幼小接続・小中一貫教育の推進
  • 板橋区コミュニティ・スクール(iCS)の推進
  • 学校における働き方改革の促進

という3つを継続するとともに、区民の肉体的にも精神的にも、社会的にも安心・安全な居場所や学び舎として、さらに学校教育の大きな課題である不登校対策にとっても重要な役割をもつ

  • 誰一人取り残さないための居場所づくり

を加え、改めてこの4つを施策・事業の柱とし、各施策・事業が連動して取り組むようにして参ります。

 結びに、板橋区教育委員会が掲げる「教育の板橋」について改めてお話いたします。

  • 板橋の子どもたちが「学校で学ぶのが楽しい、仲の良い友達が何人かいる、明日も学校に行きたい」と感じる
  • 保護者が「我が子を板橋の学校に通わせてよかった」と思える
  • 地域の方が「○○学校は、我が町の誇れる学校」と胸を張れる
  • 教員が「板橋の学校で勤務を続けたい、自身の指導する力が高まった」と実感できる
  • 区民誰もが「いつでも、どこでも、ライフステージに応じて学べる」と誇れる

 それぞれが真にそう思える教育環境が整備された町、それが「教育の板橋」のゴールであると思い描いています。どうぞご理解いただきますようお願いいたします。

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教育委員会事務局 教育総務課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2603 ファクス:03-3579-4214
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