ボランティア・市民活動情報コーナー 平成23年度(続編)報告

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ページ番号1013009  更新日 2020年1月25日

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『お茶会で江戸小紋を学ぶ』続・板橋の伝統工芸を知ろう!学ぼう!伝えよう! 私たちのまちを学んで、もっと好きになろう(4)

講師 江戸小紋師 小林福司さん
お手前と所作等の説明 裏千家教授 高遠宗恵さん、緑水会の皆さん
今回は、秋に実施した「板橋の伝統工芸を知ろう!学ぼう!伝えよう!」の続編で、再度江戸小紋師小林福司さんをお招きし、江戸小紋についての学習をさらに深めながら、茶道との密接な関係についても学習しました。また、茶道協力の高遠先生をはじめ緑水会の皆さんが江戸小紋を着用し、お手前、かげ点、半東さん(アシスタント)の役割を担っていただき、会場は華やいだ雰囲気となりました。また、お菓子は「板橋のいっぴん」の一つである甘集堂の「かぼちゃ饅頭」でした。お茶会という非日常の空間の中で、その雰囲気を堪能しつつ、お抹茶をいただき、江戸小紋について学ぶという贅沢な企画でした。

写真1
お茶会の様子

所作等の説明(裏千家教授:高遠宗恵さん)

高遠先生のご指導は、基本的所作ばかりでなく、「あいさつの心」、「感謝の心」、「おもてなしの心」など、茶道の精神的な意義に及びました。
たとえば、「最近の人は声を出せないからこそ、こういう席で、はっきりと『お先に頂戴しました』、『お手前頂戴いたします』と声を出してください」と話され、茶道の所作の中に失われた文化を取り戻す要素があることを学ぶことが出来ました。
そのほか、「一碗に感謝してゆっくり味わってください」と話され、その中には、神様、仏様に一碗を差し上げる気持ちがあることを知り、そうした感謝の心が私たちの生活の中に失われつつあることに気付かされました。

江戸小紋 そして茶道との関係(江戸小紋師 小林福司さん)

小林先生は、お茶会の正装として、遠目では無地に見えるグレー地の江戸小紋と家紋入りの羽織の身支度をされてお見えになりました。
お茶会を終えて、休憩後、講義に移りました。講義は、まず、江戸小紋のルーツは贅沢を禁じた武士の裃(かみしも=武士の礼服)として始まったということから始まりました。裃として小紋を着る意味として、文様は入っているが遠目には無地に見えることによって、将軍を立て、一歩下がって失礼にあたらないという意味合いと、藩にはそれぞれの小紋の文様があり、贅沢禁止令に反することなく、それを着用するところに藩の象徴あるいは自分の意志という一本の筋を通した武士の真意があるということを話していただきました。
そして、本日のテーマでもある茶道との関係に内容は移りました。江戸小紋の装いは、お茶会の席において決して目立たず、しかもきちっと自分の誠意を伝える「もてなしの文化」となり、お茶の世界と通じるものがある。また、お茶席に客人を招き、心を和ませるためにどうしたらよいかということで、季節感を出したり、畳を替えたり、お茶の道具を選ぶことは、全て「もてなしの心」であり、それは千利休の教えであり、江戸小紋を着用することも「もてなしの心」に通じる。こういったことを知って着るのと、知らないで着るのとでは違うのだということを今回の講座で学習することができました。
また、会場内には、すばらしい作品を数多く展示していただきました。昔からある文様から現代的なデザインまで、様々な作品の美しさに見とれるばかりでした。また、滅多に触れることのできない型紙も持参していただき、参加した皆さんは実際に手に取りその質感を感じ、細かさを自分の目で確かめることが出来ました。

写真2
講義の様子
写真3
型紙を手にとって

質疑応答

  • 「伊勢型紙」、「印伝」との関係について
  • 「鮫小紋」の格、TPOについて
  • 「大根とおろし金」、「トンボ(勝ち虫)」の文様に含まれた意味

終了後のアンケート

  • 貴重な型紙を見せてもらえ、裃の柄や格の意味が良く分かり、楽しく教えていただきました。
  • 全く知識がないままに参加させていただきました。着物のことや選び方など面白かったです。柄に願いや意味があることを知り、日本の伝統的な奥ゆかしい思いが伝わってきました。
  • お茶も江戸小紋のお話も期待以上でした。参加できて幸運でした。両先生とも、ありがとうございました。
  • 高遠先生も小林先生もお話がとても分かりやすく、興味深いものでした。ありがとうございました。
  • 連続講座となった理由が良く分かりました。興味ある方が多いと思うので、ぜひ続けていただけるとうれしいです。また、「着物を着よう!!」をテーマに参加イベントを企画してください。
  • 伝統文化についてより深く、学ぶことが出来て、想像以上に意味のある講座でした。シリーズとして継続を願います。
  • 伝統工芸の勉強を少しでも出来てよかった。
  • 江戸小紋を再認識いたしました。ありがとうございました。
  • とても良かったです。出来れば、土・日に開催して欲しいです。(※日曜日に開催しました)
  • 日本の心とは・・・精神的に、日本人の心得を学びました。感謝!!

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