区長就任あいさつ要旨「東京で一番住みたくなるまち板橋」の実現

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ページ番号1010729  更新日 2020年1月25日

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板橋区長 坂本 健

「東京で一番住みたくなるまち板橋」の実現

はじめに

職員の皆さん、おはようございます。
先ほどは、心温まる多くの皆さんからの歓迎に対しまして、心より感謝申し上げます。
昨日、4月21日に行われました、板橋区長選挙におきまして、多くの区民の皆様から、ご支援をいただき、四期目を務めさせていただくことになりました。
私は、区民の皆様方の変わらぬご支援に感謝を申し上げるとともに、改めて、区長としての責任の重さを痛感し、身の引き締まる思いにあります。
56万区民の皆様が、生涯を通じて、健康でいきいき、安心して住み続けられるまちづくりのため、さらなる区政の伸張発展のため、この身を賭して、全力で取り組むことをお誓いするところであります。
選挙戦を通じ、これまで区民の皆様からいただいた様々なご意見、ご要望を改めて真摯に受け止めるとともに、今後も区民の皆様の声に丁寧に耳を傾け、板橋区の未来を切り開いていかなければならないと思っております。

選挙を終えて

初めて区長に就任してからこれまで、「あたたかい人づくり、やさしい区政の実現」をモットーに、12年間、ひたむきに取り組んできました。
その間、リーマンショックによる厳しい財政運営、未曽有の被害をもたらした東日本大震災への対応など、厳しい舵取りを求められた時期もありましたが、これらを乗り越え、持続可能な区政に邁進できたのも、職員の皆さんのご協力なくしては、為し得なかったと考えております。改めて、この場を借りて、感謝申し上げるとともに、今後も、職員の皆さんと一致団結して、板橋区政のさらなる飛躍をめざし、陣頭指揮を執ってまいりますので、引き続きの変わらぬご協力をお願いする次第です。

東京で一番住みたくなるまちへ

今回の区長選挙では、「東京で一番住みたくなるまち板橋宣言」として、「若い世代に選ばれ魅力あるまち」「健康でいきいきといつまでも暮らせるまち」「スポーツと文化でにぎわう安心なまち」「未来に向けた人づくり・まちづくり」という4点テーマを掲げました。
区民の皆様から、このマニフェストに共感し、多くの信任をいただいたものと考えております。
これらは、平成30年度に策定したいたばしNo.1実現プラン2021と方向性を同じくするものであり、これからの4年間で取り組むべき指針となるものと考えています。
まず、1つ目の「若い世代に選ばれ魅力あるまち」においては、子育て世代にとっての魅力を高めながら、女性や若者が、はつらつと輝けるまちにするとともに、魅力ある教育を推進し、すべての児童・生徒の学力向上をめざしていきたいという考えが込められております。
2つ目の「健康でいきいきといつまでも暮らせるまち」については、健康寿命の延伸を図り、健康でいきいきと活動できるまちを創るとともに、これまで取り組んできた板橋区版AIPを発展させ、安心して住み慣れた地域でいつまでも暮らせるようするというものです。
3つ目は、「スポーツと文化でにぎわう安心なまち」ですが、皆さんご承知のとおり、来年2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。東京での開催が決定してから、これを好機として、様々な機運醸成の取組を進めてきました。この盛り上がりを、スポーツをはじめ、文化・芸術・エンターテイメントを通じ、区民の皆様とともに、板橋区のにぎわいをさらに広げていきたいと考えております。また、にぎわいを創っていくためには、産業都市としての「板橋」の活性化とともに、安心なまちである、災害に強いまちの構築が不可欠なものだと考えています。
4つ目として挙げたものは、「未来に向けた人づくり・まちづくり」です。板橋の魅力の核となり、都市機能の向上につながる、東武東上線立体化を始め、駅前を中心としたまちづくりに対する機運が高まっているこのタイミングを逃すことなく、未来に投資していきたいと考えています。また、輝かしい未来に向けて、板橋の将来を担う青少年を中心とした国際性豊かなグローバル人材の育成にも積極的に取り組んでいかなければならないと考えています。
いま申し上げた、4つのめざすべきゴールを実現するために、組織横断的な取組により、施策・事務事業を展開し、着実に成果につなげていく必要があります。

持続可能な区政

本年は、来月から元号が、令和に変わり、新たな時代が幕あけします。明るい兆しを感じる一方で、地球温暖化の影響により地球規模で自然災害が発生しております。昨年は記録的な猛暑や、暴風雨など、区民生活に大きな影を落としています。そうした中、昨年12月には、国際会議のCOP24に参加し、日本の都市の代表の一人として講演してきましたが、そこで各国代表と交流する中で、改めてこれまでの取組に甘んじることなく、より一層、環境問題に取り組む重要性を感じたところです。
また、東京2020大会が間近に迫り、多くの来訪者が日本にやって来ます。国連で全会一致により採択された、国際目標であるSDGsの推進を、国を挙げて取り組んでおりますが、区は、オリンピック・パラリンピックのホストシティとして、世界から、SDGsに対する姿勢が問われているのではないでしょうか。
SDGsには、「誰一人取り残さない」という考えのもと、17のゴールが示されています。区が進める施策とその方向性は軌を一にしており、区としてもしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
SDGsの目標に対するアプローチには、これまでもお話ししてきましたが、あるべき姿をまず認識し、そこから振り返って何ができるのかを思考する、バックキャスティングの考え方が求められています。
これからは、SDGsという、世界を変えるためのツールを使いながら、持続可能な社会、板橋区政を展開していくために、職員の皆さん、一人ひとりが、区民の皆様をはじめとした様々な主体とのパートナーシップによって、行政に変革をもたらし、「東京で一番住みたくなるまち板橋」の実現につなげていただきたいと思います。

おわりに

板橋区を取り巻く社会経済環境は、先行きの不透明感は拭えませんが、将来に思いを馳せ、輝かしい板橋区の実現に向け、区政経営の基盤づくりにも全力で取り組んでまいりますので、部課長を始め、全職員が、自ら考え、変革を恐れず、区民のために積極果敢に課題に挑戦する、そういった人づくり、組織づくりをめざしてまいりましょう。
おわりに、これからの皆さんの益々のご活躍に期待すると共に、皆さんを支えるご家族を始め、関係の方々の幸せを、心よりお祈り申し上げ、就任のあいさつとさせていただきます。

平成31年4月
板橋区長 坂本 健 (さかもと たけし)
(平成31年4月22日 あいさつ要旨)

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