2023ボローニャ展関連イベント 絵本講座 さわる絵本づくり

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ページ番号4001770  更新日 2023年6月15日

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絵本講座
手で読むお話:だれでも読めるさわる絵本
ー触って見る絵とバリアフリー書籍に関するワークショップー

講義と実技を通して「さわる絵本」について学ぶ三日間の集中講座です。読書をする権利を守り、社会的インクルージョンのツールとして多くの可能性を持つ「さわる絵本」の制作に関心のあるクリエーターの参加をお待ちしています。視覚的なイメージを触る絵本に置き換えるには、どのようにしたらよいのでしょうか。基本的な考え方や制作方法を学び、最終的には、ベースとなる白紙の本を用いてオリジナルのさわる絵本を制作します。参加者は、さわる絵本に使えそうな様々な素材とオリジナルの絵本のプラン(絵とお話)をご用意ください。
※ベースとなる白紙の絵本は、大きさ22×22cm、12見開きです。

日時:2023年6月29日(木曜日)~7月1日(土曜日)の3日制 10時~16時

講師:ピエトロ・ヴェッキアレッリ(イタリア全国視覚障がい者支援施設連盟)
通訳:森泉文美(ボローニャ展コーディネーター)

対象:イラストレーター、またはイラストレーターを目指す方で、絵本の制作経験のある18歳以上の方
定員:20名(書類選考あり)受付終了しました
参加費:10,000円+別途材料費(3,000円程度)

申込方法:往復はがきに以下の内容をご記入の上お申込みください。
(1)「絵本講座 さわる絵本」申込 (2)氏名(ふりがな)・年齢・住所・電話番号 (3)出版歴のある方はタイトルと出版社 (4)これまでの制作活動 (5)主な使用技法 (6)参加希望の理由 (7)過去の「夏のアトリエ」「夏の教室」「夏のセミナー」参加の有無
※返信面にも住所・氏名を明記の上、宛先:板橋区立美術館「絵本講座 さわる絵本」係へ
※しめきり:6月13日(火曜日)必着 受付終了しました

講師からのメッセージ
私たちが目指すのは、ただ単に美しく、知的で、様々な感覚に働きかけるだけでなく、誰にでも読むことができる本の制作です。さわる絵本の出版は、子どものための絵本全般に新しい本作りを考えるきっかけをもたらしています。この講座では、多様な素材の使用、テキストとイメージの組み合わせ、適切なイメージの選択とその配置などについて学びます。
参加が決まった方は、ワークショップ開催までの間に、身の回りにある凹凸のある紙、サンドベーパー、ビニル、布、フェルト、ボタン、プラスチックや木などの色々な素材を集めておいてください。触って気持ちがよかったり、昔の思い出につながったりする素材、あるいは触ることで興味が刺激されるような特別な形をしたものがあると良いでしょう。さらに、目と手の両方で読めるオリジナルの絵本のためのストーリーボードを用意していただきます。
板橋区立美術館でみなさまとお会いできるのを楽しみにしております。

参考作品(イタリアで制作された わさる絵本)

さわる絵本1

さわる絵本2

さわる絵本5

さわる絵本3

参考作品
さわる絵本「Il prato」

参考作品



講師写真

講師紹介:
ピエトロ・ヴェッキアレッリ Pietro Vecchiarelli
1999年より、イタリア全国視覚障がい者支援施設連盟の教材センターの教材制作担当者。2003年より特に触る絵本の出版に関り、制作、出版、プロモーションなどすべての工程に関わるようになる。児童生徒、美大生、教師、司書、イラストレーター向けに触る絵本制作に関する様々なワークショップを展開。2022年にはひと箱に収まる触る図書館「タクタイル・デジタル・ボックス」を企画制作し、インクルーシヴな読書普及のメッセージを郊外や地方にも届ける活動を開始した。