広報いたばしテキスト版(令和3年8月7日号)2面・3面

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ページ番号1033872  更新日 2021年8月7日

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注:新型コロナウイルス感染症の影響で、記事の内容が中止・変更になる場合があります。詳しくは、区ホームページをご覧ください。

いたばしの文化芸術活動 アーティストバンクいたばし

区民へつなぐ、未来へつなぐ
 アーティストバンクいたばしは、区にゆかりのあるアーティストを登録アーティストとして広く区民に紹介し、活動機会や区民が文化芸術に触れる機会を増やすことを目的として設置しています。
 今回は3組の登録アーティストに、それぞれの活動についてお伺いしました。
注:公益財団法人板橋区文化・国際交流財団は、板橋区の地域文化の創造支援と国際相互理解の促進を図るため、区民の文化芸術振興と多文化共生をすることを目的とした団体です。

橘右門(寄席文字)

情緒や風情を文字に乗せて江戸と東京をつないでいきたい
橘流寄席文字家元・橘右近より伝承者として橘右門の名を許される。落語会・寄席に関連する寄席文字の筆耕を行う。

寄席文字書家になったきっかけを教えてください

 もともと落語が好きで、その世界に関わり続けたいという気持ちがあったんでしょうね。寄席文字を教えるカルチャースクールに通い始めて、そこから師匠・橘右近の筆づかいを学び、平成5年に右門の名前をいただきました。

寄席文字の魅力はどこにありますか

 言葉の意味を表すだけではなく、同時に情緒や風情を伝えることができるところです。チラシやめくりはもちろんのこと、催しによってはのぼりなども書かせていただきますが、この寄席文字を見ると、もう落語を連想するんです。お客様にしてみれば、落語の世界の入口に寄席文字があることになるわけです。ですから、その意味では文化を伝える役目を担っているのかな、なんて。ちょっと格好つけすぎですかね。

今後の活動について教えてください

 区内在住の芸人さんたちが「板橋おんらいん寄席」というものを配信しました。現在もYouTubeにて公開中で、私も参加させていただいてます。なかなか厳しいご時世ですが、こういう新しい取組にも挑戦しながら、江戸文化と現代をつなぐ役目が担えたら本望です。

言葉と音の本棚キッチン・ワルツ 冨永絋加・保田真奈(演劇・音楽)

誰もが自分のペースで楽しめるドラマチックな音楽の場をめざして
平成24年発足。スライド・ミュージカルや物語仕立てのコンサートなど親子で楽しめる公演・ワークショップを開催。

活動のきっかけを教えてください

 私、保田がいたばしボローニャ子ども絵本館から、絵本の画像をプロジェクターで投影しながら読み聞かせを行う機会をいただいたことがきっかけです。私はそこに音楽を加えることを提案し、ピアニストの冨永さんと一緒に演目を作りました。結果、ご好評を賜り、以後キッチン・ワルツというプロジェクトチームで継続的な活動をすることになりました。

公演の際、大事にしていることは

 0歳から楽しめるコンサートというコンセプトで、誰もが演劇と音楽をもっと身近に楽しめるように意識しています。

今後の活動について教えてください

 私たちは場所の制限に縛られない活動が可能です。コロナ禍に、屋外で密を避けた上演に挑戦する機会がありました。入退場自由な屋外の上演は、ふらりと足を止めてくださるご家族も多かったのが印象的です。これからも「誰もが楽しめる場」の可能性を広げていければと思います。10月17日(日曜日)に区立文化会館小ホールで「歌とピアノのえほん劇場」を上演します。いたばし国際絵本翻訳大賞受賞作品をスクリーンに投影し、グランドピアノの生演奏とともにお届けしますので、ぜひ遊びにいらしていただきたいです。

佐野優子(ピアノ)

場所の制約にとらわれずもっと自由な形の音楽を
これまでに40都市を超える世界各地で演奏活動を展開。現在はロンドンに拠点を置きながら各国で活躍中。

演奏において、喜びを感じる瞬間はどんなときですか

 世界中を旅しながら演奏をしていると、文化や言葉は違っても、音楽への感性はみな似ているように思います。音楽という言語でお客様の心に届く演奏ができた瞬間は、やはり大きな喜びを感じます。

コロナ禍で、演奏活動にどのような影響がありましたか

 イギリスの自宅からオンラインで演奏を配信する試みを行っています。コンサート会場では得られない親近感が感じられるという声や、最前列でも見えないような手元のズームアップなど、いろいろな角度や距離からの映像を楽しめるといった声をいただき、私自身も新鮮な気持ちで演奏しています。世界の様々な国の方からご視聴いただいたり、リアルタイムで対話ができることも面白いです。

今後の活動について教えてください

 オンラインが日常的なツールになったことで、アメリカや西欧からオンライン・レクチャーをご依頼いただくことが増えるなど、これまで以上に国境を越えた活動がしやすくなりました。目まぐるしく変わる状況の中で、まずは自分にできることを進めていきたいと思います。

いたばしアーティスト応援キャンペーン2021

つながる かさなる アートの輪
 区と公益財団法人板橋区文化・国際交流財団は、コロナ禍で活動が制限されている登録アーティストを支援する事業を実施しています。
 今後、様々なジャンルの登録アーティストが、区内施設やオンラインでイベントを開催します。
 同財団ホームページでは、登録アーティストの紹介やPR動画を掲載していますので、ぜひご覧ください。
注:詳しくは、下記のリンクをご覧ください。

問い合わせ

公益財団法人板橋区文化・国際交流財団 電話3579‐3130

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政策経営部 広聴広報課 広報係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2022 ファクス:03-3579-2028
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