広報いたばしテキスト版(令和7年10月11日号特集版)2面・3面

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ページ番号1059648  更新日 2025年10月11日

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いたばし文化財ふれあいウィーク2025

 区内には多くの文化財が存在しています。今回は、江戸時代の「板橋宿のお寺巡り」をテーマに、11月30日(日曜日)までの「いたばし文化財ふれあいウィーク」で特別公開している、普段見ることができない文化財や見どころなどを、紹介します。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

板橋宿と寺院の関わり

 中山道最初の宿場で江戸の玄関口として栄えた板橋宿は、江戸時代以前から多様な宗派の寺院が存在し、当時の観光ガイド「江戸名所図会」などにも紹介された江戸からの日帰り観光スポットでした。寺院内の石造物・仏画には宿場の人々の名前が残り、当時の暮らしと信仰の深い結びつきを伝えています。

智清寺

 約600年以上前、室町時代初期に建てられたと伝わる浄土宗寺院です。徳川家康が幕府を開く準備で関東に来た際、家康から土地の保有を認められた朱印寺でした。
とき 11月8日(土曜日)・9日(日曜日)・15日(土曜日)・16日(日曜日)、午前9時から午後4時
所在地 大和町37-1
内容 木下出世稲荷(御前立)・中用水遺構石橋
注:先着順で、江戸時代に智清寺で配られていたお守り札のカードを配布

木下出世稲荷(御前立)の見どころ

 木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)にまつわる伝承から、江戸時代には木下藤吉出世稲荷などと呼ばれ、親しまれてきました。出世や商売繁盛などの御利益をもたらすと信仰されています。

日曜寺

 約300年前、江戸時代に建てられたと伝わる真言宗霊雲寺派寺院で、本尊は愛染明王です。徳川家8代将軍・吉宗の二男の田安宗武が、家の繁栄を願う寺院として整備したり、仏画などを贈ったりしました。また、「愛染」が「藍染」と音が似ていることから、染物職人にも信仰されてきました。
とき 11月15日(土曜日)・16日(日曜日)
所在地 大和町42-1
内容・時間

  • 日曜寺愛染講奉納石造物・奉納額など…午前10時から午後4時
  • 日曜寺田安家奉納仏画 愛染曼荼羅…午後1時から午後4時

注:先着順で愛染明王の塗り絵カードを配布

愛染曼荼羅の見どころ

 徳川将軍家一門の田安家が贈った曼荼羅。縦約3m×横約2mと迫力ある大きさ。表具まで全て絵でできていて、赤と金で緻密に描きこまれています。

文殊院

 約400年前、江戸時代初期に建てられた真言宗豊山派寺院です。以前からある延命地蔵のお堂を、板橋宿の名主の飯田家が先祖供養の寺院として整備しました。本尊の文殊菩薩坐像を祀った記録には、約350年前の板橋宿の人々の名前があります。
とき 11月22日(土曜日)から24日(休日)・29日(土曜日)・30日(日曜日)、午前10時から午後4時
所在地 仲宿28-5
内容 閻魔堂・飯田静の碑など

観明寺

 約500年以上前、室町時代に建てられたと伝わる真言宗豊山派寺院です。平尾宿の寺院として信仰されてきました。また、明治時代には、宿場のにぎやかさを取り戻すため、当時の住職が成田山新勝寺から不動明王の分身を迎えて縁日を開きました。現在も「出世不動」と呼ばれ、親しまれています。
内容・とき

  • 観明寺豊田家奉納仏画(仏涅槃図・釈迦十六善神図)…10月25日(土曜日)・26日(日曜日)
  • 観明寺寛文元年庚申塔…10月25日(土曜日)・26日(日曜日)・11月1日(土曜日)から3日(祝日)
  • 観明寺不動三尊像…11月1日(土曜日)

注:午前10時から午後4時
所在地 板橋3-25-1

観明寺豊田家奉納仏画の見どころ

 約170年前、幕末に観明寺の復興のために平尾宿名主の豊田家や平尾宿の人々が贈った仏画です。時代を超えても褪せない色彩や墨の濃淡、図様の細部まで緻密な筆遣いで仕上げています。

東光寺

 約500年以上前、室町時代に建てられたと伝わる浄土宗寺院です。境内には、中山道・川越街道の安全を見守る石造地蔵菩薩坐像、健康長寿を願う「庚申待」という行事を繰り返し達成した記念に建てられた石碑「東光寺寛文二年庚申塔」などがあります。
とき 10月11日(土曜日)から13日(祝日)・18日(土曜日)・19日(日曜日)、午前10時から午後4時
所在地 板橋4-13-8
内容 東光寺寛文二年唐申塔・宇喜多秀家供養塔など

上板橋・赤塚地区でも、文化財を特別公開します!

茂呂遺跡

 昭和26年に、南関東で最初に見つかった旧石器時代の遺跡です。遺跡の一部は都の史跡に指定され、板橋区登録記念物にも認定されています。
とき 11月3日(祝日)午後1時から午後3時
注:雨天中止の場合あり
所在地 小茂根5-17

松月院

 江戸時代に、徳川家康から寺領40石を与えられた朱印寺で、由緒ある曹洞宗寺院です。
とき 11月8日(土曜日)・9日(日曜日)、午前10時から午後4時
所在地 赤塚8-4-9

文化財カードを集めてみよう!

 文化財カードとは、区内の文化財を写真とともに紹介するカードです。今年は見どころに焦点を当てた写真に変更し、訪問時に注目してほしい部分がよりわかりやすくなりました。文化財を巡りながら、ぜひカードを集めてみてください。
種類・ところ

  • 木下出世稲荷・中用水遺構石橋…智清寺
  • 観明寺寛文元年庚申塔…観明寺

注:先着1000人

問い合わせ

生涯学習課文化財係 電話3579-2636

郷土資料館収蔵品展 ようこそ中山道板橋宿へ!江戸時代の旅人たちとタイムトラベル

 本展では、中山道板橋宿を行き交う旅人と、彼らを迎えた宿場の人々に注目して、江戸時代の旅を紹介します。現代の私たちにも通じる旅を、ぜひお楽しみください。
とき 10月11日(土曜日)から12月14日(日曜日)、午前9時30分から午後5時(入館は16時30分まで)

来館記念フォトコーナー

とき 10月11日(土曜日)から12月14日(日曜日)、午前9時30分から午後5時
注:当日、直接会場へ。
注:いたばし観光センターでも開催(午前9時から午後5時、火曜日休館)

ギャラリートーク

とき 10月26日(日曜日)・11月15日(土曜日)・ 12月6日(土曜日)、午前11時30分から正午
注:当日、直接会場へ。
内容 本展の見どころの紹介

ところ・問い合わせ

郷土資料館 電話5998-0081〈月曜日休館。 ただし10月13日(祝日)・11月3日(祝日)・24日(休日)は開館し10月14日(火曜日)・11月4日(火曜日)・25(火曜日)休館〉

魅力発信!「いたばしナビ」とコラボ!

 区の魅力を映像で紹介する15分番組です。ナビゲーターの矢尾さんが、月ごとに区の施策などをわかりやすく楽しくリポートしています。10月号では、観明寺・智清寺・日曜寺を紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
注:視聴方法など詳しくは、 下記リンクをご覧ください。

問い合わせ 広聴広報課報道係 電話3579-2025

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このページに関するお問い合わせ

政策経営部 広聴広報課 広報係
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2022 ファクス:03-3579-2028
政策経営部 広聴広報課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。