令和5年5月10日　外食企業と初！モスフードサービスと「地域活性化等に関する包括連携協定」を締結

概要

モスバーガーを展開する株式会社モスフードサービス（代表取締役社長：中村 栄輔、以下「モスフードサービス」）と板橋区（区長：坂本 健）は、観光振興や子育てや次世代育成などの6分野において相互に連携していくため、「地域活性化等に関する包括連携協定」を締結しました。区にとって外食企業と包括連携協定を締結するのはこれが初めてとなります。

2022年に創業50周年を迎えたモスバーガーは、1号店がある板橋区成増で、「なりもす駅」の設置など商店街や東武鉄道、区と連携した記念行事を実施。行事を通じ、観光振興などで地域社会への効果が確認されたことから、今後の協力に向けて区との協議を開始し、この度の協定締結に至りました。

5月10日（水曜日）に執り行われた協定の締結式において、中村社長は「板橋区は、モスバーガーの創業の地であるとともに、『SDGs未来都市』にも選定されていらっしゃいます。当社の理念と共通する点が多いことから、包括的な連携協定を締結させていただくことになりました」と力強く話すとともに、坂本区長は「両者の取り組みを広く周知することで、区が有する資源とモスフードサービス様が有するノウハウが相乗効果を生み、持続可能な社会づくりへ大きく寄与すると考えています。地域経済の発展、地域住民の方々にとってより良い生活環境の実現に向けて協力してまいりたい」と連携がもたらす効果に期待を込めました。

「地域活性化に関する包括連携協定」の対象分野

1. 観光振興に関する事項
2. 商業及び産業の振興に関する事項
3. 子育てや次世代育成支援、教育に関する事項
4. 安全・安心に関する事項
5. 文化・スポーツの振興に関する事項
6. その他、地域の持続的な発展に資する取組に関する事項

 

協定締結の経緯

板橋区は、東京23区の北西部に位置し、人口約57万人の生活都市です。旧中山道「板橋宿」周辺の名所・史跡をはじめ、千年の昔から受け継がれる徳丸・赤塚地域の神事「田遊び」など、有形・無形の文化財が今も数多くあります。また、近隣商店街を中心とする商業や都市農業、荒川沿岸部などの工業が併存しており、都内有数の産業都市としての一面もあります。子育てがしやすい教育環境都市を目指しており、2022年5月には、「絵本がつなぐ『ものづくり』と『文化』のまち」をテーマに、内閣府が募集する「SDGs未来都市」に選定されています。

一方、昨年創業50周年を迎えたモスバーガーは、1号店がある板橋区の成増で商店街や東武鉄道、区の協力を受けて50周年の記念行事を行いました。この行事で行ったモスバーガー50周年「なりもす駅」が「第13回 東京屋外広告コンクール」第3部門（駅構内の広告）の東京都知事賞を受賞するなど大きな話題となりました。モスバーガーだけでなく地域社会へ観光振興などの効果があったことが確認されたため、板橋区とともに以後の協力に向けた協議を開始しました。

協定締結による効果

地域社会の発展という共通のテーマのもと、観光、子育て・次世代育成、経済、環境など様々な分野で、区が有する資源と、モスフードサービスが有するノウハウが相乗効果を生むと考えられます。特に、外食企業としての食育、安全安心、環境などにおける持続可能な取り組みは、区の方針と親和性が高いものになります。観光振興の観点からは、区内に1号店を含めた計10店舗があり、モスバーガーというネームバリューを活かした地域密着型の相互誘客イベントも検討が可能になるほか、キッチンカーの区のイベントへの出店情報が公開されることで、区外の方へのイベント情報発信や集客も可能となります。

これまでのモスフードサービスとの連携

• モスバーガーの新キャラクター「リルモス」と、いたばし観光キャラクター「りんりんちゃん」をデザインしたコラボレーションシールを制作（令和4年3月）
• 株式会社モスフードサービスが板橋区に食育の副教材を寄贈（令和4年5月）

• 岩手県大船渡市と板橋区の連携協力協定締結10周年記念イベント「ばばば！大船渡」におけるキッチンカーでの出店（令和4年9月）

協定に基づく主な取り組み（例）

1． 観光振興に関すること

• 板橋区内モスバーガー店舗（10店）への板橋区観光リーフレットの設置
• 区内施設やモスバーガー店舗を利用した相互誘客イベントの実施

2．商業及び産業の振興に関すること

• 板橋区民まつりなどでの店舗イベント

3．子育てや次世代育成支援、教育に関すること

• 子ども食堂への支援
• 食育などのパネル展示

4．安全・安心に関すること

• こども110番の店の推進
• 災害時帰宅支援ステーション周知

5．文化・スポーツの振興に関すること

• MOSごと美術館（障がい者アート活用）の展開による共生社会の実現

6．その他、地域の持続的な発展に資する取組に関すること

• 区内でのイベントに「キッチンカー MOS50」の出店

※協定に基づく連携事業の第一弾として、5月15日が50年前にテリヤキバーガーが販売開始された「テリヤキバーガーの日」として制定されたことにちなみ、令和5年5月15日（月曜日）、板橋区立徳丸福祉園にて施設利用者向けにテリヤキバーガーが無償で振舞われます。