企画展「旧粕谷家住宅築300年記念　いたばしの古民家」

展示について

　日本では、かつて多くの地域で茅葺屋根の民家を見ることができました。板橋区も例外ではなく、茅葺屋根が多く残っていました。しかし、人が暮らす以上、生活や技術の変化、維持負担の重さから茅葺屋根は消えていきました。板橋区には徳丸七丁目に旧粕谷家住宅、当館中庭に旧田中家住宅などが茅葺屋根の古民家として現代に伝わっています。中でも、旧粕谷家住宅は、これまでの調査により享保8年（1723）2月に建築されたことが分かり、本年で築300年を迎えます。

　今回の展覧会では、旧粕谷家住宅の築300年を記念し板橋区に残る古民家と、近隣の古民家について紹介します。古民家は、かつて人が住まいとして生活に溶け込んでいましたが、その多くが失われてしまいました。わずかに残った古民家は、歴史的な建築様式を知ることのできる文化財として各地で評価・保存・活用が進められています。本展覧会を通して、古民家の魅力を知っていただく機会となれば幸いです。

会期

令和5年1月21日（土曜日）から3月19日（日曜日）

開館時間

午前9時30分から午後5時（入館は午後4時30分）

会場

2階企画・特別展示室

休館日

月曜日（祝祭日の場合は翌火曜日が休館）

入館料

無料

関連事業

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