講演&ワークショップ 手と目で楽しむさわる絵本の世界
板橋区立美術館では、「さわる絵本」に関する講演&ワークショップを開催します。
見える人も見えない人も一緒に楽しめる「さわる絵本」。さまざまな素材をつかって制作されており、触っても、見ても楽しめる絵本です。
板橋区立美術館では、近年美術作品へのアクセシビリティの向上に積極的に取り組んできました。これまで「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」入選作品の触察ボードの制作(2020年、2023年)や、イタリアを中心とした触察絵本の収集・展示を行っています。
2023年には、イタリアでさわる絵本の制作や普及に取り組む、ピエトロ・ヴェッキアレッリさんをお招きし、講演会と3日間の絵本講座を開催しました。この絵本講座をきっかけに、「さわる絵本」について学び、創作するグループが立ち上がりました。講座に参加した有志のクリエイターたちによる「さわる絵本づくりラボ(通称:さわラボ)」です。これから板橋区立美術館はさわラボと連携しながら、少しずつさわる絵本について学んでいきたいと考えています。
今回の講演&ワークショップは、さわラボと協力して実施するものです。前半の講演会では、さわる絵本の歴史や、作り手と読み手がそれぞれ感じたさわる絵本の魅力などをお伝えします。後半には、会場のなかで、さまざまなワークショップや「さわる絵本」が実際にさわれるコーナーなどを設けます。
開催日 | 2025年3月15日(土曜日) |
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時間 |
午後1時から4時30分 講演 午後1時から2時30分 (定員50名) 休憩・転換(30分) ワークショップ 午後3時から4時30分 ※講演、ワークショップ、どちらかだけの参加、途中入退室も可能です。 |
会場 | 板橋区立美術館 1階講義室 |
定員 |
申し込み不要 当日直接会場までお越しください。 |
参加費 | 無料 |
主催 | 板橋区立美術館 |
企画協力 | さわる絵本づくりラボ |
講演会講師
大内進(星美学園日伊総合研究所客員研究員)
佐藤由紀子(日立市社会福祉協議会評議員、日伊協会会員)
前田善志(絵本作家、デザイナー)
山本茂康(デザイナー)
ワークショップ講師
齋藤名穂(建築家、デザイナー、UNI DESIGN)
さわせたり(美術家)
半田こづえ(明治学院大学非常勤講師)
平紋(デザイナー、ものづくりワークショップデザイナー)
古屋祥子(彫刻家、山梨県立大学准教授)
※それぞれ五十音順に記載
イベント詳細
講演(13時00分-14時30分)
さまざまな「さわる絵本」
講師:大内進(星美学園日伊総合研究所客員研究員)
「さわる絵本」づくりを通して学んだこと
講師:前田善志(絵本作家・デザイナー)、山本茂康(デザイナー)
「さわる絵本」を楽しむ
講師:佐藤由紀子(日立市社会福祉協議会評議員、日伊協会会員)
ワークショップ(15時00分-16時30分)
イタリアと日本のさわる絵本鑑賞コーナー
イタリアと日本で制作されている「さわる絵本」を実際にさわってごらんいただけます。
触覚をつかったワークショップコーナー
身のまわりにある素材を使って、触感を意識しながらモノづくりをする体験コーナーです。
ワークショップ「福笑いキーホルダーをつくろう!」
講師:平紋
ワークショップ「糸でつなぐストーリー ~触覚を使った素材遊び~」
講師:古屋祥子、半田こづえ
点字体験コーナー
点字は6つの点の組み合わせでできており、その触感を通じて言葉を伝えます。
自分の名前や簡単な挨拶などを点字で書いてみましょう。
講師:さわせたり、佐藤由紀子
板橋区立美術館の講座で出会った有志のクリエイターたちが集まり、”さわる絵本”について一緒に学びながら、創作に取り組んでいるグループです。
本イベントは、この「さわラボ」が企画協力として関わっています。
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