令和5年 いたばし・いきものアルバム(春)
報告期間:令和5年3月25日から4月23日
重要種の指定状況に関しては、東京都レッドリスト(本土部) 2020年見直し版を基に記載しております。
カテゴリー名称 |
基本概念 |
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絶滅危惧I類 |
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難なもの | |
絶滅危惧 I類 |
絶滅危惧IA類 |
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの |
絶滅危惧IB類 |
IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
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絶滅危惧II類 |
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧I類」のランクに移行することが確実と考えられるもの |
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準絶滅危惧 |
現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」として上位ランクに移行する要素を有するもの | |
非分布 |
生態的、地史的な理由から、もともと当該地域には分布しないと考えられるもの 但し、鳥類では、確認記録があっても当該地域が主たる生息域ではないと判断される場合は注1非分布として扱った |
注1:鳥類は、移動能力が大きいため通常の生息域を離れて偶発的に飛来する場合がある。そのため、都内で生息記録があっても、記録回数が少なくかつ既知の生息地域から大きく外れているなど、主たる分布域ではないと判断された場合には「非分布」とした。
鳥類
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キジ
・分類:キジ目キジ科
・学名:Phasianus colchicus
・渡り区分:留鳥
・重要種の指定状況:絶滅危惧IB類
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月17日
特徴
山地から平地の林、農耕地、河川敷などの明るい草地に生息しています。オスは「ケーン」と鳴き、羽を打ち付け音を立てる母衣打ち(ほろうち)で縄張りを主張します。飛ぶのは苦手ですが、走るのは速いといわれています。 -
オオタカ
・分類:タカ目タカ科
・学名:Accipiter gentilis
・渡り区分:留鳥
・重要種の指定状況:絶滅危惧IB類
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月9日
特徴
羽の色が青みがかっており、アオタカからオオタカと呼ばれるようになりました。一般的には留鳥ですが、冬になると海外から渡来することも確認されています。江戸時代頃からキジ・カモ・ウサギなどの狩りに用いられました。 -
サシバ
分類:タカ目タカ科
・学名:Butastur indicus
・渡り区分:夏鳥
・重要種の指定状況:非分布
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月9日
特徴
大きさは、ハシボソガラスとほぼ同じくらいです。翼はカラスより細長く、よく滑空するところがカラスと異なります。食物はカエルなど両生類、トカゲ・ヘビなど爬虫類、大型の昆虫類の幼虫などで、渡りをするタカとして有名です。 -
ハシブトガラス
・分類:スズメ目カラス科
・学名:Corvus macrorhynchos
・渡り区分:留鳥
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:城北公園
・撮影日:2023年4月17日
特徴
ハシボソガラスよりやや大きく、クチバシが太く先が曲がっていることと、額が出っ張っていることで判別できます。また、ハシボソガラスよりも澄んだ「カー」という声で鳴きます。食性は雑食で、特に脂質を好み、石けんを食べることもあります。 -
シジュウカラ
・分類:スズメ目シジュウカラ科
・学名:Parus minor
・渡り区分:留鳥
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年3月4日
特徴
和名は地鳴きの「ジジジッ」が「シジュウ」に聞こえることに由来します。食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べ、地表でも樹上でも採食を行います。20種類以上の鳴き声を使い分けると言われています。 -
ヒバリ
・分類:スズメ目ヒバリ科
・学名:Alauda arvensis
・渡り区分:留鳥(漂鳥)
・重要種の指定状況:絶滅危惧II類
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川河川敷(舟渡)
・撮影日:2023年3月14日
特徴
草原や河原、農耕地などに生息します。食性は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べますが昆虫、クモなども食べます。地表を徘徊しながら採食を行います。空高く舞い上がって鳴く「揚げ雲雀」はオスが縄張りを主張する行動です。 -
ムクドリ
・分類:スズメ目ムクドリ科
・学名:Sturnus cineraceus
・渡り区分:留鳥
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:S.TANAKA 様
・撮影場所:浮間公園
・撮影日:2022年2月12日
特徴
雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べます。椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったといわれています。農林業では害虫を捕食することから、益鳥とされてきましたが、都市部では鳴き声の騒音被害など問題視されています。 -
ヒヨドリ
・分類:スズメ目ヒヨドリ科
・学名:Hypsipetes amaurotis
・渡り区分:留鳥/漂鳥
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:S.TANAKA 様
・撮影場所:城北交通公園
・撮影日:2022年2月12日
特徴
鳴き声が「ヒーヨ」と聞こえることが和名の由来です。果実や花の蜜を好んで食べますが、繁殖期には昆虫類も多く捕食します。飛ぶときは数回羽ばたくと翼をたたんで滑空する波状飛行(バウンディングフライト)や、空中で止まる停空飛翔(ホバリング)を行います。 -
ジョウビタキ
・分類:スズメ目ヒタキ科
・学名:Phoenicurus auroreus
・渡り区分:冬鳥
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:Y.MATSUMURA 様
・撮影場所:城北中央公園
・撮影日:2023年1月18日
特徴
ヒタキの名は、尾羽を振り下ろしながら「カッ、カッ」と鳴く声が火打ち石を打つ音に聞こえることが由来と言われています。日本では冬鳥で、積雪のない地方で越冬し、平地から低山の農耕地、住宅地、公園、河原などに生息します。
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キセキレイ
・分類:スズメ目セキレイ科
・学名:Motacilla cinerea
・渡り区分:留鳥(漂鳥)
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:Y.MATSUMURA 様
・撮影場所:石神井川
・撮影日:2023年3月28日
特徴
尾を上下に振る動作をよく行います。食性は動物食で、水辺を歩きながら水中や岩陰などに棲む昆虫類やクモ類などを捕えて食べます。また飛んでいる昆虫を捕まえるフライング・キャッチをする様子も観察されています。 -
ホオジロ
・分類:スズメ目ホオジロ科
・学名:Emberiza cioides
・渡り区分:留鳥
・重要種の指定状況:絶滅危惧IB類
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年3月6日
特徴
平地や丘陵地の森林周辺、農耕地、草原、河原など明るく開けた場所に生息します。主に地上や低い樹上で活動し、丈の高い草の茂みに潜むことがあります。さえずりは「源平つつじ白つつじ」など、いろいろな「聞きなし」があります。 -
アオジ
・分類:スズメ目ホオジロ科
・学名:Emberiza spodocephala
・渡り区分:漂鳥
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月19日
特徴
オスの顔が緑色なのでアオジという名前が付いたと言われています。開けた森林や林縁に生息します。用心深い性質で、草むらの中などに身を潜めて植物の種子や昆虫類を食べるため、地上で採食します。 -
カシラダカ
・分類:スズメ目ホオジロ科
・学名:Emberiza rustica
・渡り区分:冬鳥
・重要種の指定状況:絶滅危惧II類
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年3月8日
特徴
和名は冠羽を立たせる様子から名づけられたと言われています。平地から山地の明るい林や林縁、草地、農耕地、アシ原に生息します。繁殖期はつがいで生活しますが、それ以外は数羽から100羽程の群れを作って過ごします。
昆虫
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ツチイナゴ
・分類:バッタ目バッタ科
・学名:Patanga japonica
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:cory 様
・撮影場所:板橋4丁目
・撮影日:2023年4月23日
特徴
クズやカナムグラなどの生い茂った草丈の高い草原に多く生息します。あまり飛ばず、跳ねたり歩いたりすることが多いです。ツチイナゴは成虫で越冬するため、卵で越冬する他のバッタとはライフサイクルが半年ずれています。 -
ナガメ
・分類:カメムシ目カメムシ科
・学名:Eurydema rugosa
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:バイマックルー 様
・撮影場所:赤塚植物園 農業園
・撮影日:2023年4月16日
特徴
幼虫・成虫ともにセイヨウアブラナ、ナズナなどのアブラナ科の植物を食草とします。菜の花につくカメムシということから、ナガメと呼ばれます。成虫で越冬するため、春の早い時期から見ることができます。 -
ニホンミツバチ
・分類:ハチ目ミツバチ科
・学名:Apis cerana japonica
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月20日
特徴
巣に侵入したスズメバチを取り囲み熱殺蜂球を作ります。胸の筋肉を振るわせると蜂球の内部は47から48℃になり、致死温度とされる45℃を上回る熱にオオスズメバチは死にます。一方、ニホンミツバチは致死温度が50℃程度であるため生き残ります。 -
ムシヒキアブ科の一種
・分類:ハエ目(双翅目)ムシヒキアブ科
・学名:Asilidae
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:バイマックルー 様
・撮影場所:徳丸7丁目
・撮影日:2023年4月21日
特徴
幼虫は土中や朽木中に棲み、甲虫の幼虫などほかの昆虫を捕食して育ちます。成虫は他の昆虫を捕え、その体液を吸います。体にとげ状の毛がまばらに生え、口吻(こうふん)は鋭く、刺すのに適しています。 -
ツマキチョウ
・分類:チョウ目(鱗翅目) シロチョウ科
・学名:Anthocharis scolymus
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:バイマックルー 様
・撮影場所:赤塚植物園 農業園
・撮影日:2023年4月16日
特徴
羽の先がカギ状になっており、オスはその部分が黄色になります。幼虫はアブラナ科のタネツケバナなどを食べます。春に卵から生まれて約1か月で蛹になり、冬を過ごして翌春に羽化するため、成虫の姿は春しか見られず「春の妖精」と呼ばれています。 -
ベニシジミ
・分類:チョウ目(鱗翅目) シジミチョウ科
・学名:Lycaena phlaeas
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川戸田橋緑地
・撮影日:2023年3月20日
特徴
幼虫の食草はスイバなどのタデ科植物で、卵もタデ科植物に産みつけられます。幼虫は脚の無いワラジムシのような形をしています。冬は幼虫で越冬します。春型のベニシジミの羽は明るい赤橙色で、夏型は黒っぽい赤橙色をしています。
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ヒメウラナミジャノメ
・分類:チョウ目タテハチョウ科
・学名:Ypthima argus
・重要種の指定状況:絶滅危惧II類
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月12日
特徴
幼虫は、イネ科のススキ、チヂミザサなどを食草とします。幼虫で冬を越します。後羽の表にある蛇の目紋が2つあるのが特徴で、裏は8の字が並んでいる模様になっています。
植物
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スギナ
・分類:トクサ目トクサ科
・学名:Equisetum arvense
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:おみさん 様
・撮影場所:板橋交通公園
・撮影日:2023年3月29日
特徴
植物名はスギナですが、春に出現する胞子茎をツクシとよび繁殖を担います。ツクシは食用にされます。その後に生えてくる栄養茎をスギナと呼んでいます。スギナは光合成を行い、養分の調達を行います。 -
ロウバイ
・分類:クスノキ目ロウバイ科
・学名:Chimonanthus praecox
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:S.TANAKA 様
・撮影場所:仲宿千年広場
・撮影日:2022年1月30日
特徴
花びらに透明感があり、ろう細工のように見えることからロウバイと呼ばれます。花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)は火傷の薬として使用されます。種子などにアルカロイドであるカリカンチンを含み有毒です。 -
イチョウ(雌花)
・分類:イチョウ目イチョウ科
・学名:Ginkgo biloba
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:赤塚公園番場地区
・撮影日:2023年3月30日
特徴
雄木と雌木があります。非常に生長が早く、燃えにくく大気汚染や寒さに強いことや、枝を大きく切ってもよく芽吹いて木の大きさを調整しやすいので、街路樹や公園樹として広く植えられています。
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ニリンソウ
・分類:キンンポウゲ目キンンポウゲ科
・学名:Anemone flaccida
・重要種の指定状況:絶滅危惧IB類
・撮影者:バイマックルー 様
・撮影場所:赤塚公園
・撮影日:2023年4月9日
特徴
有毒植物が多いキンポウゲ科の中で食べることができる数少ない種のひとつで、若葉は山菜として食用されます。猛毒のトリカブトと同じようなところに生えるため、1本ずつ花を確認しながら採取するようにします。 -
ナガミヒナゲシ
・分類:キンンポウゲ目ケシ科
・学名:Papaver dubium L.
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年3月30日
特徴
地中海沿岸の原産の帰化植物で、都市部に多くの繁殖が確認されています。一つの花から1000から2000の種子をばら撒くため、爆発的な繁殖力を示す場合があり注意が必要です。拡散を防ぐには花が咲く前のロゼット状態の時期に駆除することが重要です。 -
ミツバツチグリ
・分類:バラ目バラ科
・学名:Potentilla freyniana
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:cory 様
・撮影場所:板橋4丁目
・撮影日:2023年4月23日
特徴
多年草で、冬期は地上部が枯れて休眠します。3月頃から芽吹き始め、4から5月頃に黄色い花を咲かせます。ヘビイチゴ類に似ていますが、赤いイチゴはならず、小さな茶色いタネが付きます。 -
カタバミ
・分類:カタバミ目カタバミ科
・学名:Oxalis corniculata
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:木霊 様
・撮影場所:大和町付近の路地
・撮影日:2023年4月13日
特徴
葉や茎は、シュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸塩を含んでいるため、咬むと酸っぱい味がします。ヤマトシジミの幼虫の食草です。 -
イモカタバミ
・分類:カタバミ目カタバミ科
・学名:Oxalis articulata Savigny
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:木霊 様
・撮影場所:大和町付近の路地
・撮影日:2023年4月13日
特徴
イモカタバミは、花の色が濃いピンクで、花筒部の奥も同色で紫色の筋が入ります。また花粉が黄色という特徴があります。ムラサキカタバミに似ていますが、花筒部の奥が白く抜けており、緑の筋が入るところが違います。 -
オオキバナカタバミ
・分類:カタバミ目カタバミ科
・学名:Oxalis pes-caprae L.
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:木霊 様
・撮影場所:大和町付近の路地
・撮影日:2023年4月13日
特徴
観賞用に移入されたものが、帰化植物となって分布を拡大しています。抜き取りや刈り取りによる駆除でも地下に残ったりん茎から再生します。鮮やかな黄色の花が美しいために駆除されずに放置されている場合も多くみられます。
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タチツボスミレ
・分類:キントラノオ目スミレ科
・学名:Viola grypoceras
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:小豆沢公園
・撮影日:2023年4月12日
特徴
日本全土の平地から低山に分布し、日当たりのよい道端や草原、森林、やぶなどに普通に見られる多年草です。
若葉や花は食べることができます。葉を天ぷらやごま和えにしたり、花をサラダやデザートに使います。 -
アメリカフウロ
・分類:フウロソウ目フウロソウ科
・学名:Geranium carolinianum
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:cory 様
・撮影場所:板橋4丁目
・撮影日:2023年4月23日
特徴
北アメリカ原産の帰化植物で1年草です。ゲンノショウコと似ていますが、葉の切れ込み方が深く細くなっています。赤い縁取りが入ることがあり、ゲンノショウコ特有の黒い斑点が見られません。 -
ショカツサイ
・分類:アブラナ目アブラナ科
・学名:Orychophragmus violaceus
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:赤塚公園
・撮影日:2023年4月10日
特徴
和名は、三国志に登場する諸葛亮(しょかつりょう)が出陣先でこの種子を蒔いたことに由来します。 葉の形が大根に似ていることからハナダイコンや、オオアラセイトウなどの別名があります。開花前の若芽はお浸しなどに、花はサラダなどにして食べられます。 -
ツバキ
・分類:ツツジ目ツバキ科
・学名:Camellia japonica
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:S.TANAKA 様
・撮影場所:新蓮根団地内
・撮影日:2023年3月30日
特徴
庭木、盆栽、生垣として賞用されます。木材としては建築材、器具材、楽器材、彫刻材などに利用されます。種子からとれる椿油は食用のほか、化粧品として髪にも肌にもに使えます。 -
キュウリグサ
・分類:ムラサキ目ムラサキ科
・学名:Trigonotis peduncularis
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:赤塚公園
・撮影日:2023年4月16日
特徴
和名は葉や茎をもむとキュウリの香りがすることに由来します。つぼみの列はサソリの尾のように巻き(ムラサキ科の特性)、開花するにつれてまっすぐに伸びます。 -
オオイヌノフグリ
・分類:シソ目オオバコ科
・学名:Veronica persica Poir.
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月20日
特徴
和名はイヌノフグリより大きいために付けられましたが別名「星の瞳」ともよばれています。花の中心にある蜜でハチ、ハナアブ、チョウなどの虫を誘う虫媒花ですが、虫による受粉が失敗しても左右の雄しべが内側に曲がって雌しべに触れ自家受粉します。
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セイヨウジュウニヒトエ
・分類:シソ目シソ科
・学名:Ajuga reptans
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:cory 様
・撮影場所:板橋4丁目
・撮影日:2023年4月23日
特徴
北ヨーロッパ原産の常緑多年草です。観賞用やグランドカバーとして栽培されたものが広く野生化しています。春から夏にほふく枝を伸ばし、節から根を出して新たな個体となります。日本固有種のジュウニヒトエは花の色が薄く、葉や茎が白い毛でおおわれていることで見分けることができます。 -
オドリコソウ
・分類:シソ目シソ科
・学名:Lamium album var. barbatum
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:バイマックルー 様
・撮影場所:赤塚公園
・撮影日:2023年4月9日
特徴
和名は花のつき方が、笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似ていることに由来します。半日蔭を好み、地下茎で増えます。若葉はおひたしや天ぷらなど食用にされます。 -
カキドオシ
・分類:シソ目シソ科
・学名: Glechoma hederacea subsp. grandis
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:赤塚溜池公園
・撮影日:2023年4月12日
特徴
つる性の多年生で、高さ15 cm程の茎は初め直立し、開花後、垣根を通り抜けるほど伸びることからカキドオシとなりました。小児の癇(かん)の薬にするところからカントリソウ、カンキリソウという別称もあります。 -
ヘラオオバコ
・分類:シソ目オオバコ科
・学名:Plantago lanceolata
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月8日
特徴
和名は、オオバコのなかまの植物で、葉がへらのような形であることに由来します。ヨーロッパ原産で、国内には江戸時代の終わりごろに渡来し、 現在は全国各地で見られます。 -
ハルジオン
・分類:キク目キク科
・学名:Erigeron philadelphicus
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:板橋太郎 様
・撮影場所:栄町
・撮影日:2023年4月10日
特徴
北アメリカ原産の多年草です。やわらかい茎葉、つぼみ、花などは食用になります。ヒメジョオンと似ていますが花びらの幅が、1ミリ以下がハルジオンで約1.5ミリで幅が広いのがヒメジョオンです。また、ハルジオンの茎には真ん中に空洞があります。 -
オオジシバリ
・分類:キク目キク科
・学名:Ixeris japoica
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年3月27日
特徴
日本全国に生育する多年生の草で、日当たりのよいあぜ道、道端、野原などに生え、地表付近に茎をはわせ、節から根を出して広がっていきます。葉は食用になります。
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ヤブニンジン
・分類:セリ目セリ科
・学名:Osmorhiza aristata
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:小豆沢公園
・撮影日:2023年4月12日
特徴
和名はヤブで見られ、葉がニンジンににていることに由来します。多年草で林内から林縁、山道の路傍、竹林などの、やや湿った場所に生育します。バット状で細長い果実をつけます。
その他
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ニホンカナヘビ
・分類:カナヘビ科
・学名:Takydromus tachydromoides
・重要種の指定状況:絶滅危惧I類
・撮影者:環境政策課
・撮影場所:城北中央公園
・撮影日:2023年4月17日
特徴
盛夏では専ら木陰や草本の茂みなど日陰で過ごし、姿を見せる時間帯は早朝や夕刻に集中します。体温調節のために陽の当たるところで静止している姿もよく見られます。捕まりそうになると尾を自切し、切れた尾が動いている間に逃げます。 -
トガリアミガサタケ
分類:アミガサタケ科
・学名:Morchella conica Pers.
・重要種の指定状況:ー
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:赤塚公園
・撮影日:2023年3月30日
特徴
食用になるキノコですが、ジロミトリンという毒成分が含まれています。沸騰した湯で泡が消えるまで茹でると分解しますが、注意が必要です。 -
コガタコガネグモ
・分類:クモ目コガネグモ科
・学名:Argiope minuta
・重要種の指定状況:
・撮影者:T.SUZUKI 様
・撮影場所:荒川生物生態園
・撮影日:2023年4月22日
特徴
建物の壁面や生け垣、樹木や草の間に網を張ります。網は標準的な円網で垂直に張られます。隠れ帯は網の中央にX字型のものをつけるか、その一部を省略した形でつけることもあります。警戒心が強く、近づくと網から落ちて姿をくらませます。
- 令和5年いたばし・いきものアルバム(春)植物編【動画】(外部リンク)
- 令和5年いたばし・いきものアルバム(春)鳥類編【動画】(外部リンク)
- 令和5年いたばし・いきものアルバム(春)昆虫・その他編【動画】(外部リンク)
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