公共施設等の個別整備計画を策定しました

「公共施設等の整備に関するマスタープラン」に基づく個別整備計画

次世代へ安心・安全かつ魅力ある公共施設を引き継ぐために

区では、490施設、延床面積85.1万平方メートルの施設を保有しています（平成25年4月現在）。今後多くの施設の老朽化が進む中で、その全てを現状のまま維持・管理していくための経費は大きな財政負担となり、引いては、他の区民サービスの低下や税金を納めている区民の皆様一人ひとりの負担増にもつながりかねないことが予想されます。そのため、公共施設の概況と整備の方向性を明らかにし、適切なコスト管理による計画的な整備と将来需要を見通した最適化に向け、いわゆる「公共施設白書」として、平成25年5月に「公共施設等の整備に関するマスタープラン」（以下「マスタープラン」）を策定しました。
マスタープランで定めた今後の施設整備に向けた基本方針及び未来志向のマネジメント方針に基づき、平成27年5月に個別整備計画を策定しました。

• 「公共施設等の整備に関するマスタープラン」の策定

個別整備計画策定の目的

安心・安全な公共施設づくり

公共施設を計画的に維持管理していくためには、大規模改修や修繕、定期点検などが必要です。さらに、多くの施設が建設後30年以上経過し、今後は更新費用の増大も見込まれています。
公共施設を適切に維持管理していくため、施設総量を区の財政状況に見合った数へと抑制しつつ、今後も存続させるべき施設の長寿命化を図りながら安心・安全な施設づくりをめざします。

時代の要請に対応した魅力ある公共施設づくり

機能転換や複合化などで施設総量を抑制しつつ、存続すべき施設は更新の際に質をさらに充実させ、効率的・効果的なサービスの提供などにより、時代の要請に対応した魅力ある公共施設へと再構築し、持続可能な区政の実現と継続的な行政サービスの提供を図ります。

計画期間と目標

40年を4期に分けて整備計画を策定します

公共施設の耐用年数は40～80年にも及び、長期的な視点が不可欠です。40年の計画期間を10年単位で期別に分け、今回は第1期（平成28～37年度）について、個別施設の整備方針や工程表を定めています。

40年で約2割程度の経費削減を目標とします

施設の長寿命化や総量の抑制、改築・改修経費の削減、年度間の平準化などの取り組みにより、40年間で約2割程度の経費削減を目標とします。

素案からの変更点

平成26年12月に公表した素案に対していただいた意見や、区議会での審議を踏まえて検討を重ね、各施設についての具体的な整備方針を示しています。
今後は、マスタープランとともに次期基本計画等に反映させ、魅力ある公共施設への再編整備をめざしていきます。

個別整備計画の構成

第1部　総論
第1章　計画の目的等
第2章　公共施設等の整備に関するマスタープラン
第2部　個別整備計画
第3章　集会所等施設編
第4章　高齢者集会施設編
第5章　児童福祉施設編
第6章　学校関連施設編
第7章　その他施設編
第8章　集約・複合化の推進
第3部　公共施設の総合的かつ計画的な管理
第9章　総合的かつ計画的な管理に関する方針
第10章　個別整備計画の目標設定
資料編
※計画の詳細は、下記添付PDFファイルでご覧いただけます。

区民説明会を開催しました

下記のとおり平成27年7月21日～8月8日まで、区内18地区で個別整備計画の説明会を開催しました。

主な説明内容

個別整備計画の総論
集会所等施設（区民集会所・地域集会室）、高齢者集会施設（いこいの家・ふれあい館）、児童福祉施設（児童館『児童館あり方検討報告書(最終報告）』・保育園・旧学童クラブ）、学校関連施設（小・中学校）について

区民説明会一覧

日付	時間	会場
7月21日（火曜日）	午後3時から	桜川地域センター　第2レクリエーションホール
22日（水曜日）	午前10時から	清水地域センター　レクリエーションホール
23日（木曜日）	午後7時から	仲町地域センター　第1レクリエーションホール★
24日（金曜日）	午後3時から	徳丸地域センター　洋室A
25日（土曜日）	午前10時から	常盤台地域センター　レクリエーションホール
27日（月曜日）	午後7時から	高島平区民館　ホール
28日（火曜日）	午後7時から	志村コミュニティホール　第1レクリエーションホール★
29日（水曜日）	午前10時から	富士見地域センター　レクリエーションホール
30日（木曜日）	午後3時から	蓮根地域センター　レクリエーションホール
31日（金曜日）	午前10時から	向原ホール　レクリエーションホール★
8月3日（月曜日）	午後3時から	仲宿地域センター　レクリエーションホール
4日（火曜日）	午後7時から	成増社会教育会館　レクリエーションホール
5日（水曜日）	午前10時から	下赤塚地域センター　レクリエーションホール★
	午後7時から	中台地域センター　レクリエーションホール
6日（木曜日）	午前10時から	舟渡ホール　レクリエーションホール★
	午後7時から	熊野地域センター　レクリエーションホール
7日（金曜日）	午後3時から	前野ホール　レクリエーションホール
8日（土曜日）	午後3時から	板橋地域センター　レクリエーションホール

★印の会場では、こどもの池見直し計画（下記関連リンク参照）の説明も行いました。

公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画（公共施設等総合管理計画）

区では、「公共施設等の整備に関するマスタープラン」と本個別整備計画をもって公共施設等総合管理計画（※）として位置付けます。

• 「公共施設等の整備に関するマスタープラン」の策定

※公共施設等総合管理計画
「公共施設等の全体を把握し、長期的視点をもって更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行うことにより財政負担を軽減・平準化するとともに、その最適配置を実現し、時代に即したまちづくりを行っていく必要があることから、公共施設等の総合的な管理による老朽化対策を推進する」計画のこと（総務省ホームページより）。平成27年4月総務省は各地方公共団体に対して公共施設等総合管理計画を策定することを要請しました。