20世紀検証シリーズ No.6東京←→沖縄池袋モンパルナスとニシムイ美術村

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ページ番号4000036  更新日 2020年1月29日

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チラシ:東京←→沖縄池袋モンパルナスとニシムイ美術村

会期
2018年2月24日(土曜日)〜4月15日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(ただし1月8日は祝日のため開館)、12月29日〜1月3日
観覧料
一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
*土曜日は小中高校生は無料で観覧できます
*20名以上団体・65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

戦前の池袋と落合、戦後の沖縄・首里のニシムイに「アトリエ村」がありました。それら画家たちのコミュニティは、戦争や占領による抑圧の下にあった彼らの拠り所であり、世代や地域、思想を超えた交流によって多様な傾向の作品が生み出されます。
1930年代の池袋周辺には、アトリエ付き住宅が立ち並び、その様子はパリの芸術家街になぞらえ「池袋モンパルナス」と呼ばれました。そこには北海道から沖縄まで各地から上京した芸術家の卵が集い、切磋琢磨しながら新たな表現を模索します。隣接する落合にも佐伯祐三、松本竣介や沖縄出身の名渡山愛順らの画家、文学者、音楽家たちが居を構えており、戦前の池袋、落合一帯は様々な分野の芸術家が集う文化醸成の場となっていました。しかし、1941(昭和16)年に始まる太平洋戦争は、こうした営みを一変させ、自由な作品発表の場は失われます。
戦後「池袋モンパルナス」は再建され、次世代の画家が集まり、新たな美術運動の発信の場となりました。地上戦で壊滅状態にあった沖縄でも、学生時代を池袋や落合で過ごした名渡山らを中心に、1948(昭和23)年「ニシムイ美術村」が首里に建設されました。画家や彫刻家に加え、文化人もここに集い、戦後沖縄の美術と文化の展開に主導的な役割を果たすことになります。
本展では、池袋、落合、ニシムイに集った芸術家の作品約90点を初めて一堂に会し、3つのアトリエ村の概要と意義を明らかにすると共に、戦前から1971(昭和46)年の沖縄返還協定調印の頃までの東京と沖縄の文化交流の一断面を紹介します。

出品作家(五十音順)

靉光(あいみつ)、安次富長昭(あしとみ ちょうしょう)、安次嶺金正(あしみね かねまさ)、麻生三郎、安谷屋正義(あだにや まさよし)、井上長三郎、大城皓也(おおしろ こうや)、大塚 睦、大嶺政寛(おおみね せいかん)、小川原脩、小熊秀雄、刑部 人(おさかべ じん)、桂川 寛、金山平三、北川民次、斎藤長三、佐伯祐三、佐田 勝、杉全 直(すぎまた ただし)、高山良策、玉那覇正吉(たまなは せいきち)、鳥海青児(ちょうかい せいじ)、寺田政明、中村 彝(なかむら つね)、中沢弘光、名渡山愛順(などやま あいじゅん)、難波田龍起(なんばた たつおき)、野田英夫、野見山暁治、南風原朝光(はえばる ちょうこう)、浜松小源太(はままつ こげんだ)、長谷川利行、林 武、藤田嗣治、古沢岩美、松本竣介、丸木位里・俊(まるき いり・とし)、満谷国四郎、峯 孝、宮城健盛、山下菊二、山崎省三、山元恵一、屋部 憲(やぶ けん)、吉井 忠

展示替え

小熊秀雄《夕陽の立教大学》(1935年、豊島区蔵)は、3月27日(火曜日)~4月15日(日曜日)の展示となります。(予定)

展覧会図録

「東京←→沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」

写真:展覧会図録表紙
発行年 2018年 価格 1300円

図録の申込は以下のページをご覧ください。

関連イベント

対談

「沖縄・ニシムイ美術村と画家たち」

日時
2月24日(土曜日)午後2時00分〜午後3時30分(午後1時00分開場予定)終了しました
講師
前田比呂也氏(沖縄県立博物館・美術館 前美術館副館長)、豊見山愛氏(沖縄県立博物館・美術館 美術館主任学芸員)
ところ
当館1階講義室

*申込不要、聴講無料、先着100名、当日会場へ直接お集まりください。

お話を聞く会

「落合・池袋・ニシムイ 子どもたちの見たアトリエ村」

日時
3月10日(土曜日)午後2時00分〜午後3時30分(午後1時00分開場予定)終了しました
講師
松本莞氏(松本竣介ご子息/建築家)、寺田農氏(寺田政明ご子息/俳優)、安次富隆氏(安次富長昭ご子息/プロダクトデザイナー)
聞き手
弘中智子(当館学芸員)
ところ
当館1階講義室

*申込不要、聴講無料、先着100名、当日会場へ直接お集まりください。

講演会

「時空を横断する画家たち 東京←→沖縄、1930年代から70年代へ」

日時
4月14日(土曜日)午後2時00分〜午後3時30分(午後1時00分開場予定)終了しました
講師
小沢節子氏(近現代史研究者)
ところ
当館1階講義室

*申込不要、聴講無料、先着100名、当日会場へ直接お集まりください。

鑑賞講座

「池袋、落合のアトリエ村に行って見る」

池袋モンパルナス、落合文化村の普段は公開されていないアトリエを訪れます。

スケジュール(全2回)

《第1回》
4月7日(土曜日)午後2時00分~午後3時00分
板橋区立美術館にて講義
講師:弘中智子(当館学芸員)
《第2回》
4月8日(日曜日)午後1時00分〜午後4時00分
池袋、中井周辺を散策
講師:本田晴彦氏(アトリエ村資料室代表)

定員
20名(定員を超えた場合抽選)
対象
全2回参加できる高校生以上の方
受講料
1,500円(各地への交通費、保険料が別途必要)
申込方法
往復はがきに以下の内容をご記入の上、お申し込みください。3月10日(土曜日)必着。
  1. 「池袋、落合のアトリエ村に行って見る」申込
  2. 氏名(ふりがな)・住所・電話番号・ファクス番号
  3. 年齢
  4. 以前に当館の講座を受講された方は講座名
※往復はがきは返信用にも住所・氏名を明記してください。
※宛先 板橋区立美術館「池袋、落合のアトリエ村に行って見る」係 終了しました

ギャラリートーク

担当学芸員が作品や作家についてお話します。

日時
3月3日(土曜日)、3月17日(土曜日)、3月24日(土曜日)、3月31日(土曜日)午後2時〜午後3時 終了しました

*当館2階展示室にて、申込不要、参加無料、当日直接会場へお越しください。
【会場変更】3月17日(土曜日)、3月24日(土曜日)、3月31日(土曜日)開催の「東京←→沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村」展ギャラリートークは、展示室混雑のため、会場を当館1階講義室に変更し、スライドトークとなります。担当学芸員が作品や作家についてお話します。午後2時〜午後3時、申込不要、参加無料です。直接会場へお越しくだい。

※3月3日(土曜日)・4日(日曜日)は、美術館に隣接する赤塚溜池公園で「赤塚梅まつり」が開催されます。正面玄関近くに舞台コーナーが設けられ、太鼓が演奏されるなど、かなり賑やかになります。静かな環境で展覧会をご覧になりたい場合は、別の日のご来館をお勧めします。

豊島区でも同時期開催!

「アトリエのときへ 10の小宇宙」

日程
2月6日(火曜日)~3月25日(日曜日)月曜日・祝祭日他休館
場所
豊島区立郷土資料館企画展示室
観覧
無料

*詳しくは以下の問い合わせ先電話番号とホームページでご確認ください
電話:03-3980-3177

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。