20世紀検証シリーズ No.4 種村季弘の眼 迷宮の美術家たち

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号4000058  更新日 2020年1月28日

印刷大きな文字で印刷

チラシ:迷宮の美術家たち

会期
9月6日(土曜日)~10月19日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時00分
 (入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日
(ただし9月15日、10月13日は祝日のため開館し、翌日休館)
観覧料
一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
*65歳以上の方は半額割引(325円、要証明書)あり。
*土曜日は小・中・高校生は無料で観覧できます。
*20名以上団体割引、障がい者割引(要証明書)あり。
監修
柿沼裕朋
主催
板橋区立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
助成
公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
協力
スパンアートギャラリー
展覧会図録
『種村季弘の眼 迷宮の美術家たち』
平凡社、2014年9月6日刊行予定

種村季弘(たねむらすえひろ/1933年~2004年)は池袋に生まれ、板橋区の東京都立北園高等学校を経て、東京大学文学部に学んだドイツ文学者です。彼は、1966年にグスタフ・ルネ・ホッケの『迷宮としての世界』(矢川澄子と共訳)の翻訳をもって、日本でのマニエリスムブームの火付け役となりました。その後、博覧強記ぶりを遺憾なく発揮し、エロティシズム、錬金術、吸血鬼など、様々なジャンルを横断して、批評活動を行います。
美術批評では、「月の道化師 ゾンネンシュターン」「カール・コーラップ 魔法の国の建築家」などと題して、当時馴染みの薄かったドイツ語圏の作家たちを精力的に紹介しました。また、画家の井上洋介、赤瀬川原平、舞踏家の土方巽をはじめ、種村が共感を覚えた日本の芸術家に対しても積極的に文章を寄せました。それらは、いずれも種村ならではの鋭い鑑識眼に貫かれています。
本展は、国内外から作品を集め、種村季弘の眼を通して創造された美術の迷宮を「夢の覗き箱」「没落とエロス」「魔術的身体」「顛倒の解剖学」など、7つのキーワードで辿る初の試みです。

主な出品作品

マックス・エルンスト《ニンフ・エコー》新潟市美術館、桑原弘明《Scope「詩人の椅子」》種村季弘旧蔵、フリードリッヒ・シュレーダー=ゾンネンシュターン《おんどりのいる形而上学》浅川コレクション(足利市立美術館寄託)、《土方巽舞踏公演〈土方巽と日本人−肉体の叛乱〉8ミリフィルム映像》(撮影:中村宏)NPO法人舞踏創造資源、カール・ハイデルバッハ《二体の人形》個人蔵、ホルスト・ヤンセン《ミリー》個人蔵、井上洋介《食事A》刈谷市美術館蔵、エルンスト・フックス《サミュエルの娘》個人蔵、カール・コーラップ《頭》個人蔵、エーリヒ・ブラウアー《かぐわしき夜》新潟市美術館、美濃瓢吾《花下臨終図Ⅰ》個人蔵ほか。

四谷シモン《シモンドール》、秋山祐徳太子《父の肖像》個人蔵、トーナス・カボチャラダムス《バオバブが生えたかぼちゃの方舟》個人蔵は初公開です。

関連イベント

会期中は、舞踊パフォーマンス、記念講演会、ギャラリートークを開催いたします。
イベント情報は以下のページをご覧ください。

展覧会図録

写真:図録

「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」展

サイズ
265(縦)× 155(横)mm/192頁
発行年
2014年(平凡社発行)
価格
2000円

図録の申込は以下のページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。