イエラ・マリ展 字のない絵本の世界

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ページ番号4000060  更新日 2020年1月28日

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チラシ:イエラ・マリ展

会期
2014年11月22日(土曜日)~2015年1月12日(月曜日・祝日)
開館時間
午前9時30分〜午後5時00分
(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日
(ただし11月24日・1月12日は祝日のため開館し、11月25日は休館)、12月29日〜1月3日
観覧料
一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
*65歳以上の方は半額割引(325円、要証明書)あり。
*土曜日は小・中・高校生は無料で観覧できます。
*20名以上団体割引、障がい者割引(要証明書)あり。
主催
板橋区立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛
ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
後援
絵本学会
企画協力
Hamelin Associazione Culturale
協力
Babalibri、l’école des loisirs、Michele Mari

1950〜60年代、経済成長期にあったミラノは、イタリアのデザイン発信地となっていました。そのような時代に制作を始め、10冊に満たない絵本で忘れえない作家となったイエラ・マリ(Iela Mari)。その知られざる生涯と絵本の制作過程に迫る展覧会です。

イエラは、1931年ミラノに生まれ、ブレラ国立美術学校で絵画を学びます。そこで出会ったエンツォ・マリと結婚し、1960年代半ばまで生活を共にしました。デザイナーとして仕事をしていた2人は、子育てをしながら新しい絵本のアイディアを練り、1960年、『りんごとちょう』を発表します。その後イエラは、イタリアの子どもの本の歴史に大きな足跡を残したエンメ出版と出会います。代表作『あかいふうせん』『木のうた』を含め、1967年から10数年間に、同社で8冊が刊行されました(うち2冊はエンツォとの共作で、『りんごとちょう』改訂版を含む)。晩年、長い間世間から隠れるように暮らしたイエラは、多くのことを語らないまま、2014年1月、逝去しました。

テキストに頼ることなく、生命の循環や形態の移り変わりを絵が物語っていくイエラ・マリの絵本は、現在も多くの人たちに影響を与えつづけています。本展では、8冊の絵本の貴重な原画や試作本などを一堂に展示し、その仕事に迫ります。

また各国で出版されているさまざまな「字のない絵本」をあわせて紹介します。


原画1
イエラ・マリ『木のうた』原画
原画2
イエラ・マリ『木のうた』原画

関連イベント

会期中は、講演会・ワークショップなどを開催します。

くわしくは、以下のページをご覧ください。

カフェ・ボローニャ Café Bologna

イエラ・マリ展の会期限定で、手作りのパンが自慢のカフェがオープンします。ブックショップも併設。午前10時00分~午後5時00分

展覧会図録

写真:図録1

イエラ・マリ展 − 字のない絵本の世界 −

サイズ
260(縦)× 170(横)mm/134頁
発行年
2014年
デザイン
駒形克己+ONE STROKE
発行
(c) 2014 ONE STROKE
価格
2000円

図録の申込はこちら

-目次-

  • 「制作中の母」 アゴスティーナ・マリ、ミケーレ・マリ
  • 「静かなる会話」 ジョルダーナ・ピッチニーニ、イラリア・トンタルディーニ
  • 図版
  • 1章 新しい絵本
  • 2章 時をあらわす
  • 3章 子どもたちにむけて
  • 4章 デザイナーとして
  • エッセイ
    「生き物のいる惑星」 ジュリア・ミランドラ
    「開かれた絵本 イエラ・マリの絵本とその周辺」 森泉文美
    「つながっていく絵本-イエラ・マリと日本」 松岡希代子

写真:図録2


写真:図録3

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせや相談は専用フォームをご利用ください。