さまよえる絵筆ー東京・京都 戦時下の前衛画家たち

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ページ番号4001392  更新日 2021年2月24日

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会期

2021年3月27日(土曜日)〜5月23日(日曜日) ※会期を変更しました

開催時間

午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日
月曜日(ただし5月3日は祝日のため開館し、5月6日休館)
観覧料

一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円

*土曜日は小中高校生は無料で観覧できます

*65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

主催
板橋区立美術館・東京新聞
協力
京都府京都文化博物館
助成
公益財団法人 ポーラ美術振興財団

※コロナウイルス感染症拡大防止のため、会期を変更する可能性があります。

画像

1930年代後半、日本の前衛画壇は最盛期を迎える一方で戦争に伴い表現の自由が奪われつつありました。また、美術界では日独伊防共協定の締結、太平洋戦争開戦などをきっかけにイタリアのルネサンス絵画や日本の埴輪や仏像、庭園などの前衛とは対照的なものの紹介が盛んになります。東京に暮らす美術文化協会の福沢一郎や靉光、麻生三郎、寺田政明、杉全直、吉井忠らに加え、同会に京都から参加した北脇昇、小牧源太郎、自由美術家協会の長谷川三郎、難波田龍起ら、そして新人画会の松本竣介をはじめとする画家たちも西洋古典絵画を思わせる技法で描かれた人物画や静物画、日本の埴輪や仏像、京都の龍安寺の石庭を描いた作品などを展覧会で発表しました。そのために戦時下の日本の前衛絵画は弾圧されたと見なされることもありました。しかし、前衛画家たちの作品を見ていくと、彼らが西洋や東洋・日本の伝統的な技法や題材に立ち戻ることで自身の立ち位置を確認し、時代のリアルな感覚を伝えるための新たな表現を模索していたことが分かります。
本展では、戦時下に前衛画家たちがそれぞれに現実を見つめ、描いた作品を当時の資料と共に展示いたします。これにより、東京・京都ふたつの都市で育まれた前衛絵画のひとつの流れを確認できるでしょう。

※一部展示替えがあります。

安心・安全に展覧会をご鑑賞いただくため、必ずマスクを着用してください。また、ご来館のみなさまへお願いがございます。

福沢一郎
福沢一郎《女》1937年、
富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館蔵
杉全
杉全直《沈丁花》1942年、うらわ美術館蔵

靉光
靉光《静物(雉)》1941年、
東京都現代美術館蔵
北脇
北脇昇《非相称の相称構造(窓)》1939年、
東京国立近代美術館蔵

長谷川
長谷川三郎《都制》1937年、
学校法人甲南学園 長谷川三郎
記念ギャラリー蔵
難波田
難波田龍起《埴輪》板橋区立美術館蔵

吉井
吉井忠《毛馬内風景》1943年、
福島県立美術館寄託
小牧
小牧源太郎《弥勒石》1944年、
京丹後市教育委員会蔵

関連イベント

対談
・4月17日(土曜日)午後2時より
杉全美帆子(作家・イラストレーター)×弘中智子(板橋区立美術館学芸員)
「前衛画家たちの中に息づくルネサンス、そして祖父・杉全直が教えてくれたこと」

・5月8日(土曜日)午後2時より
清水智世(京都府京都文化博物館学芸員)×弘中智子
「転換期の京都の前衛画家たち」

※いずれも参加無料、参加方法については後日詳細を当館ホームページやSNS等でお知らせします。