2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

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ページ番号4001848  更新日 2024年7月24日

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ボローニャ展チラシ画像

展覧会名

2024イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2024 Bologna Illustrators Exhibition

会期

2024年7月2日(火曜日)~8月12日(月曜日・振替休日)

開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日

月曜日、7月16日(火曜日)

(但し7月15日(月曜日・祝日)、8月12日(月曜日・振替休日)は開館)

観覧料

一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円

*土曜日は、小中高校生は無料で観覧できます

*65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

当館でのお支払いは、現金のみとなります。(ショップ含む)

主催

板橋区立美術館、JBBY(一般社団法人日本国際児童図書評議会)

企画協力

Bologna Children's Book Fair

Bologna Illustrators Exhibition, curated by Bologna Children’s Book Fair / BolognaFiere in partnership with JBBY



イタリアのボローニャで開催される国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」に伴い開催される「ボローニャ国際絵本原画展(Illustrators Exhibition)」は、児童書のトレンドや今後の動向を展観できるものであり、新人イラストレーターたちの登竜門としても知られています。58 回目となる本年は81の国と地域から3,520名の応募があり、日本人4名を含む32の国と地域の78名が入選しました。本展では、その全入選作品を一堂に展示いたします。多彩な表現やテーマ、技法からなる作品をお楽しみください。
特別展示として、2023年に「ボローニャSM出版賞」を受賞したアンドレア・アンティノーリによる新作絵本の原画を展示いたします。また、会期中には絵本に関する講演会や連続講座、ワークショップなどのイベントを予定しています。


2024年ボローニャ展入選作品より

西岡秀樹(日本)入選作品
西岡秀樹(日本)「おとどけもの」
ディエゴ・ビアンキ「心からの笑い」
ディエゴ・ビアンキ
(Diego Bianki アルゼンチン)
「心からの笑い」

マルゴー・ロマーノ
マルゴー・ロマーノ
(Margaux Romano イタリア)
「プール」
小野寺美帆
小野寺美帆(日本)
「黒しっぽ書店」

ファティマ・オルディノラ
ファティマ・オルディノラ(Fatima Ordinola ペルー)
「わたしたちの愛」
ウ・ダァ
ウ・ダァ(Da Wu 中国)
「カタツムリを動かさないで」

松井あやか
松井あやか(日本)
「あのやしきには ゆうれいがでる」
Julie Escoriza(フランス)
ジュリー・エスコリザ
(Julie Escoriza フランス)
「ひび のびのび」

オクサーナ・ドマーシチ「わたしは」
オクサーナ・ドマーシチ
(Domashych Oksana ウクライナ)
「わたしは」
矢部雅子
矢部雅子(日本)
「テイクユアマークス」

ヘンリケ・モヘイラ
エンリケ・モヘイラ
(Henrique Moreira ブラジル)
「青のだんごむし」
 スヴェン・フェルカー
スヴェン・フェルカー(Sven Völker ドイツ)
「もうついた?」


特別展示:2023ボローニャSM出版賞 アンドレア・アンティノーリ

「ボローニャSM出版賞」は、ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェアとスペインのSM財団によって2010年に設立されました。イラスト分野の新しい才能を発掘、奨励、サポートすることを目的としたもので、毎年35歳以下のボローニャ展入選者を対象に受賞者が選ばれます。受賞者には、スペインの出版社であるSM出版から絵本を出版する機会と賞金が与えられます。
本展では、2023年の受賞者であるアンドレア・アンティノーリ (Andrea Antinori. イタリア) による新作絵本「Solo una noche(ある夜に)」の原画をご紹介します。ボローニャ展から羽ばたく若手イラストレーターの活躍をぜひご覧ください。


solo una noche 表紙
Andrea Antinori, Solo una noche,
Ediciones SM, 2024
solo una noche原画
「Solo una noche(ある夜に)」原画

アンドレア・アンティノーリ ポートレート

アンドレア・アンティノーリ Andrea Antinori

1992年生まれ。イタリア出身、ボローニャ在住。ウルビーノのISIA美術学校、バルセロナのlʼEscola Massanaの美術コースで学び、2013年よりイラストレーターとして活動を開始。 2015年、「Questo é un alce?」(Corraini edizioni刊)を刊行し絵本作家としてデビューして以来、イタリア国内外で次々と絵本を発表。ボローニャ展には2017年、2020年、2021年、2023年に入選している。



ボローニャ・ラガッツイ賞 スペシャル・メンション授与
下田昌克『死んだかいぞく』原画を特別展示

『死んだかいぞく』表紙
下田昌克『死んだかいぞく』(ポプラ社、2020年)

BCBFでは、ボローニャ展のほかにも様々なコンクールや賞を実施しています。なかでも世界的にも著名な絵本賞として「ボローニャ・ラガッツィ賞」があります。この賞は、出版された絵本に対して与えられるもので、フィクション、ノンフィクションなどの各部門ごとに受賞作品とノミネート作品が選ばれます。
2024年の特別部門「海」では、下田昌克氏による『死んだかいぞく』(ポプラ社刊)がスペシャル・メンションを授与されました。本展では『死んだかいぞく』の貴重な原画の一部をあわせてご紹介します。



ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア(BCBF)と「ボローニャ国際絵本原画展」

ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア (Bologna Children's Books Fair/以下、BCBF) は、毎年春にイタリア北部のボローニャ市で行われる児童書専門の見本市です。1964年に始まり、今年61回目が開催されました。見本市では、出版社による版権の売買のみならず、展覧会や講演会をはじめとする文化イベントが多数行われ、児童書の新たな企画を生み出す場として世界中から注目されています。
ボローニャ国際絵本原画展(以下、ボローニャ展)は、BCBFが主催するイラストレーション・コンクールの入選作品を展示するものです。1967年にはじまった本コンクールは、出版・未出版を問わず、子どもの本のために制作した作品(5枚1組) があれば応募することができるため、新人作家の登竜門としても知られています。国籍の異なる4~5人の審査員は毎年入れ替わり、厳正な選考が行われます。また選考においては実験的な試みが積極的に受け入れられ、多様性が重視されます。2024年には、81の国と地域・3,520名の応募から346名のファイナリストが選出され、最終審査の結果、32の国と地域・78名が入選しました。
本展は単なる展覧会というだけでなく、イラストレーションの現在や今後の動向、また多様な表現を広く紹介するとともに、新しい才能との出会いの場でもあります。


2024ボローニャ展の関連イベント

2024絵本のまち板橋 & ボローニャ絵本さんぽ

2024ボローニャ展 巡回スケジュール

2024年4月8日(月曜日)~11日(木曜日)

2024年7月2日(火曜日)~8月12日(月曜日・振替休日)

板橋区立美術館(東京)

2024年8月17日(土曜日)~10月14日(月曜日・祝日)

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