戦後80年 戦争と子どもたち

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ページ番号4001931  更新日 2025年9月19日

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戦争と子どもたち 展覧会メインビジュアル

展覧会名

戦後80年 戦争と子どもたち

会期
2025年11月8日(土曜日)〜2026年1月12日(月曜日・祝日)

※2025年12月9日(火曜日)より、一部展示替えがございます。

開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日

月曜日、11月25日(火曜日)、12月29日(月曜日)~1月3日(土曜日)

(但し、11月24日(月曜日・振替休日)、1月12日(月曜日・祝日)は開館)

観覧料

一般900円/大学生600円/高校生以下無料

*65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

主催
板橋区立美術館・青幻舎プロモーション

今から約80年前、日本の美術家たちは戦中・戦後を生きる子どもたちをどのように表現したのでしょうか。また、当時の子どもたちはどのような美術に触れていたのでしょうか。
戦時下、材料が配給制となり、発表や表現に制限が加えられる厳しい状況においても、美術家たちは子どもたちを希望の象徴として表現しています。しかし一方で、当時の子どもたちは「少国民」として育まれる存在でもありました。出征する兵士を見送り、勤労奉仕に参加するなど、総力戦を支える一員としての姿もまた、作品に表されています。そして戦後、焼け野原となった場所から再び立ち上がる時にも、子どもたちの姿は心の支えとして描かれたのです。
本展では、戦時中から終戦直後にかけて制作された、子どもを主題とする作品や、子どもたちに向けた絵本、教科書、紙芝居などの大人が提供した印刷物、さらには子どもたち自身が戦時下に描いた作品をご紹介します。これらの「子ども」をめぐる美術を、その時代背景とともに読み解くことで、激動の時代に美術家たちが子どもたちに向けていた眼差しとはどのようなものであったのかを検証します。



松本竣介《りんご》1944年の画像
松本竣介《りんご》1944年
個人蔵(板橋区立美術館寄託)
小杉放菴 金太郎遊行
小杉放菴《金太郎遊行》1944年
栃木県立美術館蔵

北川民次 作文を書く少女(慰問文を書く少女)
北川民次《作文を書く少女(慰問文を書く少女)》
1939年 名古屋市美術館蔵
青柳喜兵衛《天翔ける神々》
青柳喜兵衛《天翔ける神々》1937 年
北九州市立美術館蔵

中尾彰《勤労奉仕》
中尾彰《勤労奉仕》1944年 茅野市立北山小学校蔵
水原房次郎《夏の夜 戦果をききいる少年達》
水原房次郎《夏の夜 戦果をききいる少年達》
1942年 福岡県立美術館蔵

麻生三郎 子供
麻生三郎《子供》1948年 弥栄画廊蔵

展覧会関連イベント

講演会・対談

参加無料、定員60名、要事前申し込み

申込方法:ウェブ申込、先着順
申込開始日時以降に、インターネット上の申込フォーム(Logoフォーム)へ必要事項を記入・送信してください。
申込開始日:2025年11月15日(土曜日)朝9時より

※1申込につき1名ずつお申込みください。
※イベントごとに申込フォームは異なりますのでご注意ください。
※申し込みが完了すると、受付完了メールが届きます。
※お問い合わせ:03-3979-3251(板橋区立美術館)


講演会「子どもたちの戦争」
日時:11月29日(土曜日)14時~15時30分
講師:小林エリカ氏(作家・アーティスト)
場所:板橋区立美術館 1階講義室

対談:松本竣介の「子どもの時間」
日時:2025年12月7日(日曜日)14時~15時30分
講師:松本莞氏(松本竣介次男)、田中淳氏(大川美術館館長)
場所:板橋区立美術館 1階講義室

講演会「戦時美術の『子どもたち』」
日時:2025年12月20日(土曜日)14時~15時30分
講師:河田 明久氏(千葉工業大学教授)
場所:板橋区立美術館 1階講義室

講演会「モダニズム画家と戦争と子ども」
日時:2025年12月27日(土曜日)14時~15時30分
講師:弘中智子(当館学芸員)
場所:板橋区立美術館 1階講義室

スライドトーク

参加無料、定員60名、申し込み不要

開催日:2025年11月15日(土曜日)、12月6日(土曜日)
時間:各回14時から30分程度
場所:板橋区立美術館 1階講義室


巡回情報(予定)

郡山市立美術館

会期:2026年1月31日(土曜日)~3月22日(日曜日)

新潟市美術館

会期:2026年4月11日(土曜日)~5月31日(日曜日)※予定

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