狩野派クイズ Q5 答え

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ページ番号4001446  更新日 2020年6月3日

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答え:A

そもそも絵の流派というのは、師の作風をまねることで成り立つので、似た絵になるのは当然です。
とりわけ狩野派の場合、先に見た手本(粉本)を模写する教育を徹底し、描き方を統一することに熱心だったので、似たような絵に見えるのです。

しかし、狩野派の家によっては、琳派風の作品や

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狩野了承(深川水場狩野家)「秋草図屏風」(右隻)

注文によっては南蘋風(江戸時代に中国から来た沈南蘋(しんなんぴん)の写実的な作風が流行して、南蘋風の絵を描く絵師が多くいた)の作品を描くこともありました。

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狩野養信「群鹿群鶴図屏風」(右隻)
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狩野養信「群鹿群鶴図屏風」(左隻)

このほかにも一見同じようにみえても工夫している点がたくさんあります。

ぜひたくさんの作品を見て、自分にとってのおもしろさを見つけてみてください。