板橋区橋りょう長寿命化修繕計画

背景

　板橋区が管理する橋りょうは73橋あります。その種別は道路橋、人道橋、跨線橋、横断歩道橋と多種にわたっており、白子川に架かる橋長10メートルほどの橋りょうから、新河岸川に架かる橋長50メートルを超える橋りょうまで、様々な規模のものがあります。これらの橋りょうは昭和45年頃から活発に建設されており、老朽化が同時期に発生することが想定されます。

　そのため、板橋区では橋りょうの老朽化に対応し、維持管理費縮減や平準化を図るために、平成22年9月に「板橋区橋りょう長寿命化修繕計画（第1期）」（平成22年度から令和元年度）を策定しました。その後、第1期計画の検証・課題整理などを踏まえて令和2年に「板橋区橋りょう長寿命化修繕計画（第2期）」（令和2年度から令和11年度）を策定し、現在に至るまで橋りょうの長寿命化を着実に進めています。

　その一方で、今後、経済情勢の不確実性による財政の不透明化や物価上昇による維持管理費の増加、更には将来の技術者数の減少が見込まれています。

　この様な状況の中でも橋りょうを長期的に最適な状態に維持し、安全性を確保し続けていくためには、維持管理業務の効率化及び高度化などが求められております。

目的

　この様な背景のもと、「新技術の活用」や橋りょうの「集約・撤去」を新たな視点として、積極的に検討・採用し、橋りょうの維持管理業務の効率化及び高度化などを図ると共に、第2期計画の実行性をより高くすることを目的として、この度、第2期計画を補完する「板橋区橋りょう長寿命化修繕計画（第2期）追録版」を策定しました。