トコジラミ対策(トコジラミってどんな虫?)

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ページ番号1014643  更新日 2020年3月12日

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近年、相談件数が増えています

トコジラミ相談件数の推移

トコジラミは人に吸血被害を与え、駆除が困難な虫です。近年、海外との往来の増加や薬剤抵抗性をもつ個体の増加により、様々な場所で被害が見られるようになりました。都内の保健所に寄せられた相談件数は、10年前に比べ約5倍に増えています。

トコジラミはシラミの仲間でもダニの仲間でもありません

(トコジラミはカメムシ目に属する吸血昆虫です)

トコジラミはダニなどと比較すると知識の普及が進んでいないため、その侵入に気付かずに住宅や店舗・施設で被害を大きくしてしまう例が見られます。また、当初のかゆみをダニの被害と勘違いしてダニ対策を行ってしまう方が多く見られます。
しかし、ダニ対策ではトコジラミを根絶することはできません

トコジラミの特徴

  1. 成虫・幼虫ともに小判のような楕円形。一見、チャバネゴキブリやクロゴキブリの幼虫に似ている。(ゴキブリ並みに素早く動く。)
  2. 普段は狭い隙間などに潜んでいるので見つかりにくい
  3. 成虫も幼虫も吸血する。餌は血液のみ。吸血間隔は夏で4日から10日だが、飢餓に強く、無吸血でも数か月生きられる
  4. 主に夜間、人が寝ている間に出てきて、露出している足・手・首などを刺して吸血する。
  5. 吸血されると強いかゆみや紅斑(こうはん)などの症状が出る。あまりのかゆさに熟睡できず、日常生活に支障がでることもある。(一般的に、初めて刺される人は無反応で、繰り返し刺されるうちにかゆみが強くなります。)
写真1
成虫(大きさは5ミリから8ミリメートル)
写真2
幼虫(大きさは1ミリから4ミリメートル)

写真3
繰り返し刺された吸血症状の例

こんなところに隠れています。

トコジラミは平べったい体で素早く動き、普段は暗い隙間に隠れていますが、部屋が暗くなると隙間から出て来て吸血します。

【探すポイント】

  1. 黒っぽい糞(血糞)が残っていないか
  2. 白い卵や幼虫(1~2ミリ)が付いていないか

ベッド・ふとん

ベッドの枠(板)とベッドマットの間、ふとんとマットレスの間などに隠れています。人が寝ている間に吸血するため、最も見つけやすいポイントです。

畳の隙間

畳の隙間にもよく隠れていますが、明るい間は奥にもぐっているので、見つけにくいかもしれません。

ダンボール・雑誌・本

ダンボールはトコジラミにとって快適な場所です。被害が出たら、すぐに捨てましょう。(できればビニール等で密封して。)特にふとん・ベッドの周りに置きっぱなしにしているものは要注意です。

衣類・カバン

ファスナーの縫い目や、服のえりなどに隠れています。知らぬ間に虫や卵がつき、家に持って帰ってきてしまったり、家からよその場所へ運んでしまったりします。

写真4
マットレスについた糞
写真5
本についた糞

写真6
棚の裏に隠れる成虫
写真7
カバンの紐の折り返し部分に潜んでいる

かゆみだけではない被害

トコジラミが増えてしまった場合、個人で駆除をすることは難しくなります。プロの駆除業者に依頼することで費用もかかり、施設などでは部分的に(あるいは全面的に)閉鎖が必要になることもあり、経済的な損失も大きくなります。

正しく知って、被害を最小限に!

 

 

 

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