脳を守ろう!MTBI(軽度外傷性脳損傷)
MTBIとは
交通事故やスポーツ外傷などで頭を打ったり、頭が強く揺さぶられたりすると、脳に衝撃が伝わり、脳損傷が起こることがあります。WHO(世界保健機構)の報告によると30分以内の意識喪失、24時間未満の外傷後健忘を示す脳損傷は、MTBIと呼ばれます。
衝撃が軽度でCT検査などに異常がない場合でも、数日から数週間経って重い症状や長引く症状が現われることがあり、注意が必要です。
主な原因
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交通事故
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高所からの転落
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転倒
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スポーツ外傷
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暴力
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乳幼児への揺さぶり
主な症状
ー症状には個人差がありますー
- 高次脳機能障害
注意散漫、集中できない、記憶できない、言葉がうまく話せない、理解ができない、情緒不安定 - 手足の運動障害・知覚まひ
手足の動きが悪い、手足の感覚がにぶい - 脳神経のまひ
においがしない、見えにくい、味がしない - 自律神経障害
吐き気、めまい、頭痛、睡眠障害 - 精神・行動変化
依存的、過敏、情緒不安定 - 排尿や排便の障害
- てんかん発作
頭を打った時の対応
MTBIは頭を打ってすぐには症状がなく、数時間から数日、場合によってはさらに経過してから症状が現れることがあります。
交通事故や転倒などで頭を打った後に、次のような症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
- 意識状態がいつもと違う
- 事故前後の記憶がない
- 手足に力が入りにくい
- 手足がしびれる
- けいれん
- 吐き気、めまい、頭痛
MTBIの予防
- 自転車や車に子どもを乗せるときは、体格に合ったチャイルドシートを使用しましょう。
- 乳幼児を強く揺さぶらないようにしましょう。
- 自転車に乗るときはヘルメットを着用しましょう。
- スポーツをするときは、防具を使用しましょう。
- 運動や体操で足腰を鍛え転倒を予防しましょう。
- 転倒防止のための環境を整えましょう。(室内の整理、手すりの設置、段差の解消など)
理解と支援
MTBIによる症状は外見上ではわかりにくいことも多く、現れ方は人それぞれです。日常生活や社会生活のしづらさについて、私たち一人ひとりの理解と支援が必要です。
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このページに関するお問い合わせ
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