令和4年2月22日 「井上ひさしと『ボローニャ紀行』展」を開催しています
日時 |
令和4年2月21日(月曜日)~27日(日曜日) 午前 9時~午後8時 (初日は午後1時から、最終日は午後5時まで) |
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場所 | 板橋区立中央図書館(板橋区常盤台四丁目3番1号) 1階ホール |
参加 | 無料(講演会は事前申込制) |
ボローニャをこよなく愛した井上ひさし氏の視点から
板橋区立中央図書館1階ホールにて、展示会「井上ひさしと『ボローニャ紀行』展」が27日(日曜日)までの日程で始まった。
2007年に刊行された故・井上ひさし氏著『ボローニャ紀行』は、イタリアの文化都市ボローニャを文化との共生や演劇の役割など、文明論的な切り口で記した紀行文だ。同展示会は、この『ボローニャ紀行』を起点に、ボローニャ市の友好交流都市である板橋区が、井上ひさし氏の三女、井上麻矢氏が代表を務める劇団こまつ座の協力を得て実現した。
展示会では、井上氏の視点から読み解くボローニャの姿や、作家・劇作家としての氏の世界観を、彼の生涯にわたる演劇活動や劇団こまつ座の作品群を通して生き生きと紹介している。
会場では、劇団こまつ座の着物を召したにこやかな井上氏が来館者をお出迎え。経歴表や著作の展示に加え、2つのプロジェクターで劇団での演劇の様子を映し出し、観る人の想像力をかき立てる。さらには、劇団旗揚げ時の演目である「頭痛肩こり樋口一葉」の貴重な資料も展示。井上氏直筆のメモ書きでびっしりの台本や場割表など、井上氏の演劇に対する情熱が伝わってくる。
他にも、ボローニャ市で毎年行われる世界最大の児童書の見本市や、絵本がつなぐ都市間交流などの展示を通じて、「絵本のまち板橋」の魅力も発信している。
展示会の最終日である2月27日(日曜日)には、井上麻矢氏による講演会を開催する。父・井上ひさし氏と父が愛したボローニャへの思いや、父の作家・劇作家としての人生から受け継いだ精神、現在の劇団こまつ座での活動など、幅広い視点からご講演いただく。
ボローニャをこよなく愛した井上ひさし氏、井上作品を今に引き継ぐ劇団こまつ座、ボローニャ市と交流の深い板橋区―3者のつながりから生まれる世界を存分に楽しめる展示会となっている。
井上麻矢氏講演会概要
日時:令和4年2月27日(日曜日)14時から15時まで 場所:板橋区立中央図書館1階ホール
参加:抽選(定員30名)※申し込みは締め切りました。
井上麻矢氏 プロフィール
劇団「こまつ座」代表取締役社長、公益財団法人日本劇団協議会理事、特定非営利活動法人日本ららばい協会理事。
1967年、作家、劇作家の故・井上ひさし氏の三女として東京・柳橋に生まれる。著作に井上ひさし氏から語られた珠玉の言葉をまとめた「夜中の電話-父・井上ひさし最後の言葉」や、自身が企画した松竹映画「母と暮らせば」の小説版「小説 母と暮らせば(山田洋次監督と共著)」がある。
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