令和3年度予算編成過程の公表【第1回】

予算編成過程の公表【第1回】

令和3年度予算編成の考え方について

　本年に入り、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、世界は、かつて経験したことのない、歴史的な危機に直面しています。

　こうした中で、区が為すべきは、感染症の拡大を防ぎ、区民の生命を守ること、そして、区民の生活や経済活動をしっかりと支えることです。

　区財政は、地方法人課税の税制改正による減収に、新型コロナウイルス感染症拡大による日本経済の失速に伴う減収があいまって、かつてない規模の財源不足を視野に入れざるを得ません。

　また、歳出においては、（仮称）子ども家庭総合支援センターの整備など、多額の経費負担を伴う事業が継続している中、景気の低迷により、扶助費などが増加することが見込まれ、区財政は、バブル経済崩壊後やリーマンショック後の世界同時不況を凌ぐ、厳しい財政運営となることが確実視されます。

　令和3年度予算においては、検討中である「いたばしNo,1実現プラン2021」改訂の財政効果を見込んでもなお、現時点で142億円の財源不足が見込まれる状況です。

　この危機的な状況においても、区民の安心・安全を守り、新型コロナウイルス感染症拡大に的確に対処しつつ、現在、検討を進めている「いたばしNo,1実現プラン2025」を念頭に、政策の優先順位を明確にし、未来を見据えた計画の着実な実現を図ることが重要です。

　そのために、全職員が、激変する社会経済情勢や区政、財政状況をしっかりと認識し、事務事業一つひとつについて、効果や効率性を客観的な視点で見極めつつ、これまでの手法をゼロベースで見直し、前例に捉われずにあらゆる創意工夫を重ねることで、質の維持・向上を図ってまいります。

令和3年度予算要求状況

　一般会計の予算要求状況は、歳入・歳出の総括表のとおり、10月30日現在、歳入予算は2,072億4千万円、歳出予算は2,214億4千万円で、差引142億円の財源不足の状況となっており、厳しい状況にあります。

　今後とも、厳正なる査定などを通じて、財源不足の圧縮に努めてまいりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

第1回の「令和3年度当初予算編成過程(要求額)」の内容は下記添付ファイルからPDF形式でご覧いただけます。

緊急財政対策の取組について

現在、板橋区では、今後見込まれる厳しい財政運営に対応するため、緊急財政対策にとりくんでいます。

詳しい取組内容に関しましては、下記リンク先をご参照ください。

• 緊急財政対策の取組について

その他

1. 予算要求の内容の詳細なお問い合わせは、予算編成過程途上でありますので、ご遠慮願います。
2. 予算説明書を作成する際は、説明書整理のため、公表段階の事業名称などを変更する場合があります。