江戸手描友禅体験
イベントについて
伝統的な江戸手描友禅を体験してみませんか?
体験では、白いバンダナ(50cm×50cm)に、友禅工程の一つである「色挿し」(模様に色付けすること)をします。
友禅染は、絵画的に描かれる優美で多彩な模様染のことです。江戸時代前期から中期頃にかけて考案された染色技法で、糊防染(色付けする所以外に染料が入らないように防ぐこと)と色挿しを用いて、模様を表現する点に特徴があります。
当日は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じつつ開催いたしますので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。ご応募お待ちしております。
日にち |
2月5日(土曜日)、2月19日(土曜日)、3月6日(日曜日) |
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時間 |
午後1時から午後4時まで |
講師 |
寺澤森秋氏(板橋区登録無形文化財技術保持者) |
対象 |
区内在住・在勤・在学で、小学3年生以上の方、大人だけでも参加できます。 |
定員 |
各回10名(応募者多数の場合は抽選) |
費用 |
2700円 |
申込方法 |
往復はがきに以下の内容を記入の上、1月26日(水曜日)【必着】までに、 郷土資料館(〒175-0092、赤塚5-35-25)へお申込みください。 1、「江戸手描友禅体験」申込み 2、郵便番号、住所 3、参加者全員の氏名(ふりがな) 4、子どもの年齢(子どもが参加する場合) 5、電話番号 6、参加希望日を第一から第三希望まで記入してください |
講師について

本イベントの講師・寺澤森秋氏は、昭和21年(1946)長野県長野市で生まれました。糊画や水墨南画の技術習得後、昭和39年(1964)に染織技術を学ぶため、日本橋の「中央染芸」において明治から昭和期に模様絵師として尾崎派で修行された髙山芳樹氏に師事。昭和47年(1972)に独立し、板橋区弥生町に「弥生染芸」を設立しました。
その後、着物をはじめ染織工芸美術品の制作活動に励み、昭和58年(1983)の第22回東京都染芸展以降、数多くの賞を受賞。平成6年(1994)には通産大臣(現、経済産業大臣)指定伝統工芸品「東京手描友禅」の伝統工芸士に認定、平成29年には東京都知事より「優秀技術者(東京マイスター)」を受賞。そして、令和元年(2019)には厚生労働大臣より「卓越した技術者(現代の名工)」を受賞しました。特に、模様柄や更紗模様を表現することで、多彩な色合いによる独自の色彩表現を可能とした染色技法、及び、最高4回まで平らに均一にさせて蒔くことができる地色の重ね染めの技術が優れると評されました。
板橋区登録無形文化財技術保持者であり、板橋区伝統工芸保存会の会長を務めています。
寺澤森秋氏の作品

制作年:昭和59年(1986) 寺澤森秋 作 【森秋工房所蔵】
第25回 東京手描友禅染芸展 中小企業庁長官賞受賞作品


制作年:昭和62年(1987) 寺澤森秋 作 【森秋工房所蔵】
第26回 東京手描友禅染芸展 伝統的工芸品産業振興協会長賞受賞作品


制作年:平成10年(1998) 寺澤森秋 作【森秋工房所蔵】

このページに関するお問い合わせ
板橋区立郷土資料館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-35-25
電話:03-5998-0081 ファクス:03-5998-0083
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