令和5年度(令和4年度分)教育委員会が行う点検・評価
教育委員会では、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下「法」と略称)第 26 条に基づき、毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検・評価を行っています。
目的
区民への説明責任を果たすとともに、効果的な教育行政の推進に資することを目的としています。
点検・実施方法
対象事業
いたばし学び支援プラン2025掲載事業のうち、「保幼小接続・小中一貫教育の推進」に関連する事業(「保幼小の円滑な接続」「小中一貫教育の推進」「魅力ある学校づくりの推進」)について点検・評価を実施します。
学識経験者の知見の活用
点検・評価対象事業のうち、テーマに関連する事業について、学識経験者から意見を聴取しています。
学識経験者の知見の活用を図るテーマ
保幼小接続・小中一貫教育の推進(8事業)
学識経験者
- 松波 紀幸氏(帝京大学准教授)
- 佐野 亮子氏(東京学芸大学非常勤講師)
学識経験者の知見の活用対象事業
番号 |
重点施策 |
事業名 |
---|---|---|
1 |
重点施策5 |
幼児期の教育の充実(アプローチカリキュラムの推進) |
2 |
重点施策5 |
私立幼稚園との連携による幼小接続の推進 |
3 |
重点施策5 |
保幼小のつながりある教育の推進(スタートカリキュラムの推進) |
4 |
重点施策5 |
小中一貫教育の推進(「板橋のi(あい)カリキュラム」の作成・実践 |
5 |
重点施策5 |
小中一貫教育の推進(「板橋のi(あい)カリキュラム」の作成・実践(郷土愛) |
6 |
重点施策5 |
カリキュラムマネジメントの推進(STEAM教育の充実、SDGs教育の推進) |
7 |
重点施策6 |
「いたばし魅力ある学校づくりプラン」の推進 |
8 |
重点施策6 |
学校の改築 |
点検・評価実施の流れ
学識経験者の知見の活用対象事業
- 所管課による点検・評価対象事業の点検票の作成
- 所管課作成の点検票を基に、教育委員会による評価を実施
- 学識経験者によるヒアリング
- 学識経験者と教育委員による意見交換会
- 報告書作成
学識経験者の知見の活用対象外事業
- 所管課による点検・評価対象事業の点検票の作成
- 所管課作成の点検票を基に、教育委員会による評価を実施
- 報告書作成
点検・評価の結果
学識経験者の知見の活用対象事業
教育委員会評価一覧
事業 |
評価標語 |
方向性 |
---|---|---|
幼児期の教育の充実(アプローチカリキュラムの推進) |
概ね順調 |
工夫して継続 |
私立幼稚園との連携による幼小接続の推進 |
概ね順調 |
事業手法の見直し |
保幼小のつながりある教育の推進(スタートカリキュラムの推進) |
概ね順調 |
工夫して継続 |
小中一貫教育の推進(「板橋のi(あい)カリキュラム」の作成・実践 |
概ね順調 |
工夫して継続 |
小中一貫教育の推進(「板橋のi(あい)カリキュラム」の作成・実践 |
概ね順調 |
工夫して継続 |
カリキュラムマネジメントの推進 |
概ね順調 |
工夫して継続 |
「いたばし魅力ある学校づくりプラン」の推進 |
概ね順調 |
工夫して継続 |
学校の改築 |
概ね順調 |
工夫して継続 |
学識経験者の提言
就学前とその後の9年間を見通したカリキュラムを検討してきたことについて評価いただきました。一方、就学前教育と小学校教育の違いを教員レベルで共有することの重要性や、カリキュラムの意味を理解したうえで、豊かな実践づくり、創造的な教育活動の展開、保護者へのカリキュラムの丁寧な説明が求められることを助言いただきました。
また、魅力ある学校づくりについて、ハード・ソフトの両面で丁寧に進め、中学校校舎の改築で教科センター方式を導入して成果を出していることを評価いただきました。一方、改築時の初志を風化させないために、改築前から改築後ある程度軌道に乗るまでしっかりと支える人的環境への配慮や、改築時の考え方を引き継ぎ、改築した学校を使いこなすシステム構築の重要性についてご指摘いただきました。
学識経験者と教育委員の意見交換会
保幼小の円滑な接続においては、幼稚園と小・中学校のカリキュラムや子どもの見かた、接し方の違いを職員レベルで互いに理解することの重要性や保幼小の円滑な接続をさらに意識した低学年のカリキュラムの検討等について議論されました。
また、小中一貫教育の推進については、板橋授業スタンダードを大事にしつつも、主体的・対話的で深い学びを充実させていくため、課題選択や自由進度といった様々な学習形態を意図的に盛り込んだ学びの必要性や学力向上における初年次教育の重要性、現職の教員と子どもの統計教育の重要性等について意見が出ました。
さらに、魅力ある学校づくりの推進については、非常に丁寧に議論を重ねながら改築が進められていることやその改築にかけた関係者の思いを伝えていくことの重要性について意見が交わされました。また、学校教育の劇的な変化が予測される中で、改築しやすい、柔軟性が高い建築といった考え方や教員の働き方改革を意識した執務環境の検討等の意見交換がなされました。
まとめ
今後は、学識経験者の提言をいかし、保幼小接続・小中一貫教育の推進し、質の高い教育環境の整備を実現すべく、より一層の事業改善を図りながら、教育行政を進めていきます。
学識経験者の知見の活用対象外事業
教育委員会評価一覧
事業名 |
評価標語 |
方向性 |
---|---|---|
学校の改修 |
順調 |
工夫して継続 |
学校施設の整備 |
順調 |
工夫して継続 |
学校施設のバリアフリー化 |
概ね順調 |
工夫して継続 |
学校施設の照明のLED化 |
順調 |
工夫して継続 |
給食用設備・備品の更新 |
順調 |
工夫して継続 |
報告書
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