教育広報「教育の板橋」（テキスト版）第102号　1面

教育広報　教育の板橋　2020年4月18日号　第1面です

令和2年度教育予算の概要をお知らせします

令和2年度は、区一般会計予算2,219億1,000万円の14.6パーセントにあたる323億830万円の教育予算を編成しました。
中間年となる「いたばし学び支援プラン2021」の事業をはじめ、 学びのまち 「教育の板橋」の実現に向けた事業を展開していきます。主な事業は以下のとおりです。

確かな学力の定着・向上

• 小学校デジタル教科書の整備・活用　3,004万
  小学校新学習指導要領導入に伴い、指導用5教科のデジタル教科書を整備し、授業に関する児童の理解力の向上や確かな学力の定着をはかります。

安心・安全な教育の推進と学校環境の整備

• 小中学校の改築・増築　36億7,210万円
  板橋第十小学校・上板橋第二中学校の改築工事を進め、志村第二小学校増築のため調査・設計等を行います。

地域による学び支援活動の促進

• 板橋区コミュニティ・スクール（iCS）の導入　3,006万円
  「地域とともにある学校」を実現するため、区立全小中学校に板橋区コミュニティ・スクールを導入します。

生涯学習社会へ向けた取組の充実

• 旧粕谷家住宅の復元整備　1億568万円
  文化財古民家「旧粕谷家住宅」の保存・管理体制を整えるための放水銃等の防消火設備・管理棟の設置工事及び隣地購入を行います。
• 中央図書館の改築　26億7,698万円
  現在進行中の改築工事を進め、図書や棚やテーブル等の購入や新図書館での図書館ICT化を行い、令和2年度中の開館をめざします。
• 板橋区子ども読書活動推進計画2025の策定　105万円
  現行の「板橋区子ども読書活動推進計画2020」に続き、「板橋区子ども読書活動推進計画2025」を策定し、不読率の改善、読書の推進、読書環境の整備等に努めます。

すべての方向性に共通する事業

• スクール・サポート・スタッフの配置　2,880万円
  授業や行事の準備等教員の事務補助を行うスクール・サポート・スタッフを小中学校数校に配置し、教員の負担軽減を図り、児童・生徒への指導などに注力できるようにします。

「いたばし学び支援プラン2021」の実現に向けて

「いたばし学び支援プラン2021」は令和元年度からの3か年計画で、今年度が中間年となります。
板橋区が抱える教育課題やこれからの社会を生き抜くために必要な資質・能力の育成のため、3つの柱を定めています。

柱1 保幼小接続・小中一貫教育の推進

学力の定着・向上と小中学校を通して安心して学校生活を送れるようにすることをめざします。「学びのエリア」内の小中学校の一貫した教育として、国語、算数・数学、英語のほか、区の重点的な教育課題として、「読み解く力の育成」※「環境教育」「キャリア教育」「郷土愛の育成」のカリキュラムに取り組みます。

柱2 板橋区コミュニティ・スクール（iCS）の導入

学校・家庭・地域が課題や目標を共有しながら、地域の子どもたちを共に育み、すべての子どもたちの安心できる学びの居場所を地域の学校につくります。（詳細3面）

柱3 教職員の働き方改革

「板橋区立学校における教職員の働き方改革推進プラン2021」に基づき、教職員が心身共に健康で、誇りとやりがいをもって教育活動に従事できるよう、働き方を見直します。

※「読み解く力の育成」とは

板橋区では令和2年度から小中一貫教育をスタートしました。
そこで、小学校と中学校の義務教育9年間の学びをつなげる手段の一つとして、板橋区独自の「板橋のiカリキュラム」に基づく授業を行います。
そのカリキュラムの中の一つに「読み解く力の育成」があり、令和3年度末のカリキュラム完成に向け、研究と実践を進めています。読み解く力とは、「教科書等の文章や図表等から読み取ったことを基にして、分かったこと、考えたことを相手に伝える力」です。
読み解く力を育てることで、テキスト等から自分自身で学ぶ力「自己学習力」、様々な情報から判断し、自分自身で決定する「自己決定力」を育成していきます。

問い合わせ

教育総務課計画係　電話番号03-3579‐2639

 

学校訪問の様子を公開しています

教育長や教育委員会の職員が訪問した学校の様子を随時区ホームページで公開しています。ぜひご覧ください。

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教育総務課庶務係　電話番号03-3579-2603