椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと
- 展覧会名
-
椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと
- 会期
-
令和5(2023)年3月18日(土曜日)~4月16日(日曜日)
前期:3月18日(土曜日)~4月2日(日曜日)
後期:4月4日(火曜日)~4月16日(日曜日)
※前後期で大幅な展示替えがございます。
- 開館時間
- 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 月曜日
- 観覧料
-
一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます。
※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
-
主催
-
板橋区立美術館、東京新聞
- 特別協力
- 田原市博物館
椿椿山(つばきちんざん・1801~1854)は、江戸時代後期を代表する文人画家の一人です。江戸に生まれ、はじめは幕府の下級役人を勤めながら絵師の金子金陵に師事し、のちに渡辺崋山に学びました。
当時江戸では、異国への関心の高まりや浮世絵版画の流行などによって、幅広いジャンルの作品が生み出されていました。このような中、椿山は花鳥画の制作に力を注ぎ、人気を得ていきます。みずみずしい色彩と軽やかな筆致による作品は、多くの人に親しまれました。また、肖像画も得意とし、崋山から陰影法などを採り入れた表現を受け継ぎつつ、独自に発展させていきました。
これまで「崋山の弟子」という視点で語られることの多かった椿山ですが、門人で鑑定家でもあった浅野梅堂は「抱一の画才、文晁の画学、応挙の画趣、華山の画格みな曠世の絶藝なり。これを集大成して韻致の玅を得たるものは椿山翁なり」と高く評価しました。
本展覧会は、崋山というビッグネームに隠れていた椿山を、関東で初めて本格的に取り上げます。重要文化財に指定されている代表作品なども紹介し、その全貌に迫ります。
展覧会関連イベント
記念講演会「私、つばきちんざんと申します―江戸後期の花鳥画家の生涯と芸術」
日時:3月26日(日曜日)14時00分~15時30分 終了しました
講師:増山禎之氏(田原市博物館館長)
定員:40名(事前申込制)
会場:1階講義室
参加料:無料
申込方法:3月11日(土曜日)9時00分より電話にて先着順、1申込につき2名まで、月曜休館
申込先:03-3979-3251(当館直通)
トークイベント「画家と関東のパトロン」
日時:4月8日(土曜日)13時00分~16時15分 受付終了しました
講師:橋本慎司氏(栃木県立美術館技幹兼学芸課長)
末武さとみ氏(佐野市立吉澤記念美術館学芸員)
太田佳鈴氏(群馬県立近代美術館学芸員)
印田由貴子(当館学芸員)
定員:40名(事前申込制)
会場:1階講義室
参加料:無料
申込方法:3月11日(土曜日)9時00分より電話にて先着順、1申込につき2名まで、月曜休館
申込先:03-3979-3251(当館直通)
タイムテーブル:
【13時00分~13時30分】
「はじめに 椿山のネットワークについて」 印田由貴子(当館学芸員)
【13時30分~14時00分】
「美術を支えた人々 ―群馬の場合―」 太田佳鈴氏(群馬県立近代美術館学芸員)
【14時00分~14時30分】
「吉澤松堂と高久靄厓・大橋淡雅・椿椿山のネットワーク」末武さとみ氏(佐野市立吉澤記念美術館学芸員)
【14時30分~15時00分】
「近代におけるコレクターと絵画受容」橋本慎司氏(栃木県立美術館技幹兼学芸課長)
―15分休憩—
【15時15分~16時15分】対談
学芸員によるスライドトーク
日時:3月21日(火曜日・祝日)、4月1日(土曜日)、4月9日(日曜日)
いずれも14時00分から14時30分
定員:40名
会場:1階講義室
参加料:無料
申込不要、当日直接会場へお越しください。



【展示期間3月18日~4月2日】


Image:TNM Image Archives

【展示期間4月4日~4月16日】


PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe® Reader®」が必要です。お持ちでない方はアドビ株式会社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。