蝦蟇仙人図 長谷川雪堤 江戸時代

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ページ番号4000539  更新日 2022年12月20日

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技法
絹本著色
サイズ
103.2cm×31.6cm

作品:蝦蟇仙人図 長谷川雪堤

長谷川雪旦の息子、雪堤は江戸から明治にかけて活躍した絵師であり、父に画を学んだ。
蝦蟇仙人は、中国の列仙伝中の一仙人で、蝦蟇を使って妖術を行ったという。鉄拐(てっかい)仙人と対で描かれるものも多く、この画は中国仏画の模写であるとされる。 蝦蟇仙人は通常、地上に描かれるが、ここではうねる波の上に乗る。両手に三本足の蝦蟇を抱き、左腰には虎の皮、瓢箪、霊芝らしきものを付けている(霊芝とは万年茸のこと)。
着物がなびく程の海風を背に受け、日本へと進む姿には勇ましさを感じる。愛する蝦蟇をじっと見つめる表情には、親しみをも覚える。
HASEGAWA Settei