一休和尚酔臥図 英一蝶 江戸時代

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ページ番号4000541  更新日 2024年2月27日

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技法
紙本墨画淡彩
サイズ
31.1cm×42.1cm

作品:一休和尚酔臥図 英一蝶

英一蝶は、元禄年間を前後する時期に活躍した江戸の風流画人です。京都に生まれ幼くして江戸に下り、狩野安信に師事しました。一説に数年で破門されたともいわれますが、風俗画において独自の画境を開拓し、古典的題材にもユーモアを取り入れて、洒脱な作品を残しました。この晩年の作品にも、いまだに劇画を好む一蝶の面目が十分に発揮されています。
頓知(とんち)や奇行で知られる大徳寺の一休和尚が酒ばやし(杉の葉を束ねて作り、酒のできたことを知らせる印)を掲げた酒店の店先で酔い臥(ふ)しています。
実に軽妙な筆致で描かれ、洒脱を好む一蝶らしい表現となっています。
HANABUSA Itcho