2011年9月~10月のニュース

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ページ番号4001306  更新日 2020年1月28日

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2011年10月22日 ひよこ・たぬきアトリエ 「つたえる・おくる・どうぐ」

写真:2011年10月22日の会場の様子

本日のひよこたぬきアトリエは、デザイナーののぐちようこさんをお招きして開催しました。今回は人から人へ贈るレターセットを作りました。親子共同作業で、クオリティの高いレターセットが完成しました。こどもたちは思い思いに、デザインすることを楽しんでいました。その真剣な表情はまさに、小さなデザイナーです。
人から人へ、気持ちを伝える手紙。完成したレターセットを、こどもたちは誰に贈るのでしょうか。雨の中、ご参加いただき有り難うございました。

2011年10月10日 江戸からの中継、本日終了

写真:2011年10月10日の会場の様子

本日をもちまして実況中継EDO展は終了致しました。九月は残暑も厳しい日もありましたが、会期中たくさん方々にご来場いただきました。有り難うございました。
次回は11月19日から「池袋モンパルナス展」が始まります。皆様のご来館をお待ちしております。

2011年10月8日 「実況中継EDO展」記念講演会 第4回

写真:2011年10月8日の講演会の様子

本日は実践女子大学教授、児島薫先生をお招きして、「肉薄する眼差し 江戸と明治のはざまで」と題してお話いただきました。
博物図譜といいますと、研究対象として実用性が高い資料というイメージがありますが、そこには鑑賞性も備わっていたようです。1853年ペリー提督来航以後、人々は新しい視覚体験をします。写真との出会い、西洋画、外国文化に触れたことで、人々の「知りたい」という欲求は増していったのでしょう。貝殻や魚の照りを描くために綺羅というラメのように光る画材を使用したり、金属の質感を出すために同じ金属の粉末をつけて描いたり、人々は物の質感に迫ろうとしました。そうした物の本質を知ろうとする強い思いがなければ、いくら西洋画を模倣しても近づかないと児島先生はおっしゃっていました。日本の博物図譜の魅力と、江戸と明治の狭間で活躍した絵師あるいは画家たちについて、お話しいただきました。
今回の講演会をもちまして、実況中継EDO展のイベントは全て終了となります。会期は残りわずかとなりましたが、最後までお楽しみください。本日は約85人の方々にご来聴頂きました。有り難うございました。

2011年10月5日 小学生鑑賞教室

写真:2011年10月5日の鑑賞教室の様子

本日は、区内の小学校を対象にした鑑賞教室を実施しました。今回は子どもたちに、三つの作品を選んでそのどこがきれいだと思ったのか、どこがすごいと思ったのかを紙に書く課題を出しました。作品をみてただ味わうだけでなく、その時代の背景や作者の思いを考えることで、深まった鑑賞が出来たのではないでしょうか。子どもたちのみずみずしい視点は実直で鋭く、こちらも気づかされることがあります。これからも、より多くの芸術作品を鑑賞することで、その眼を育てていってほしいと思います。肌寒い雨天の中でも、小学生の皆さんは元気いっぱいでした。鑑賞中はマナーをきちんと守っていましたね。最後は、たくさんの笑顔を見ることができました。

2011年10月4日 甘い香りの秋風

写真:美術館周辺の金木犀

美術館へ向かう途中、どこからともなく甘い香りが漂ってきました。
そう、金木犀です。愛らしい花を一斉に咲かせて、来る人を迎えてくれます。お越しの際は、ぜひ美術館周辺を散策してみてください。あなただけの秋がきっと見つかります。耳を澄まして、深く息を吸って…。
実況中継EDO展、会期も残すところわずかとなりました。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

2011年10月1日 「実況中継EDO展」記念講演会 第3回

写真:2011年10月1日の講演会の様子

本日は、府中市美術館学芸員の金子信久先生をお招きして、第三回の記念講演会を開催しました。演題は「風景ということ、それを描くということ」。
風景画の表現や役割は時代とともに変容してきました。その背景には、日本独自の文化の発展、中国や西洋絵画の影響が見られるようです。それまで特殊な能力をもった限られた画工のみによって絵は描かれてきましたが、江戸時代になると描く人が増加し、身近なものとなりました。新しい絵画スタイルも生まれ、中国の思想に共鳴した文人画家が登場します。”真景”とは実在の日本の風景を指し、彼らは単に描くだけでなく風景画を通し心のありさまを描きました。そして旅が風景画と強く関わっていると金子先生はおっしゃいます。江戸時代は、交通網が整備され、情報が行き交いました。人々は旅が実現できる喜びを、風景画をみてその中で楽しみを見いだしていたようです。
今回の展覧会では、実用品であった地図と、鑑賞して楽しむ絵画が展示されています。それらは、世界を知りたい、形で表したいという、人の精神が両者にはあらわれているのではないかと金子先生はおっしゃっていました。実用を超えた、人々の欲求が奥底にあると思えてならないとも。江戸時代の風景画をみるとき、私たちが忘れてならないのは、当時の人々にとって、未だ見ぬ世界を知るただ一つの手段が、絵画だったということです。画家は必死の思いで人に伝えようとしたのでしょう。自分を包む眼前の風景を。そこには見たことのない風景の切実さがあります。作品の前に立ち、想像してみてください。約60人の方々に聴講いただきました。有り難うございました。

2011年9月25日 「実況中継EDO展」記念講演会 第2回

写真:2011年9月25日の講演会の様子

前回に引き続き、本日は第2回目の記念講演会を開催いたしました。歴史学者の氏家幹人先生にお越しいただき、「殿中でござる 江戸城中の事件の真相」と題して、お話し頂きました。
江戸期の文献を読み解いてゆくと、隣接する屋敷同士のトラブル、苦情、それらが発展した怨恨、職場での精神的ストレス、対立、暴発があったことが記されています。江戸城中では、発狂した藩士が同僚やその親族に斬りかかる事件が少なくありませんでした。幕府は「心の病を抱えた者に休養を与え医者に診せよ」と各部署に通達していることが、資料に残されています。江戸の人事管理がいかに、シビアで現代的な配慮があったのかを感じることができます。
講演会を通し、江戸時代の人々の生活、人間模様を垣間見れたのではないでしょうか。日常の中で起こった事件の数々。そこには確かに、人と人との濃やかで複雑な人間関係があったのでしょう。歴史というのは、決して美しいものでも、壮大化するものでもないと氏家先生はおっしゃっていました。私たちにとても身近なものなのだと。
このような人間味あふれる生き生きとした江戸の人々が描いた作品だということ、今回の展覧会では親近感をもってご覧頂けたらと思います。今回は約90人の方にご来聴頂きました。どうも有り難うございました。

2011年9月19日 「実況中継EDO展」記念講演会

写真:2011年9月19日の講演会の様子

現在開催中の「実況中継EDO」展開催を記念して、4回の講演会を開催します。1回目の本日は、岡崎市美術博物館館長の榊原悟先生にお越し頂き、「粉本と写生」と題してお話いただきました。
江戸時代の絵画といえば、狩野派に代表されるように粉本を模しながら画技を学んでいくというイメージが強いかもしれませんが、本展は、江戸期の臨場感あふれる「写生」をテーマに企画したものです。
そうは言っても、やはり江戸期の絵画にとっての粉本の重要性は決して忘れてはなりません。榊原先生は、当時の絵画学習や画論書などを紹介しながら粉本についてお話くださいました。江戸時代の人にとっての絵の概念と、現代人にとっての絵の概念の大きな違いをしっかり理解することが、まず美術史がやるべきことであるともおっしゃっていました。また、「写生」と題される作品にも、写生画を写したものもあり、江戸期の粉本と写生は、興味深い問題をはらんでいるようです。「江戸期の写生」をテーマにした今回の展覧会ですが、粉本についても理解を深めることで、展覧会鑑賞にもさらに深みが増したのではないでしょうか。
講演会開催直前ににわか雨が降りましたが、約90人の方にご聴講頂きました。ありがとうございました。

2011年9月17日 「実況中継EDO展」ギャラリートーク、第2回

写真:2011年9月17日のギャラリートークの様子

本日は第2回目のギャラリートーク。本展の「実況中継EDO」というタイトルは、江戸時代の人々が見ていたものを、現代の私たちが同じように見て、体感できる作品を集めたことから題されています。江戸期の写生を通し、江戸のリアルタイムな空気を伝えています。それはまるで、江戸時代からの実況中継を見ているかのように・・。本展の第一章、〈スケッチと真景図〉では、画家の真摯なまなざし、スケッチをした時のみずみずしい視点、実感が伝わってくるかのようです。立体感、質感、構図、現代的な感覚に照らし合わせても、古びることなく新鮮で、その巧みさに「上手い」と思わず感服させられます。是非とも、実際にその眼で、江戸の実況中継をご覧ください。(参加者約30人)

2011年9月10日 「実況中継EDO展」ギャラリートークが開催されました

写真:2011年9月10日のギャラリートークの様子

本日は天候も良く、たくさんの方にお越しいただきました。有り難うございました。作品にまつわるエピソードや当時の江戸の人々の視点など、本展担当学芸員が展示室内でお話しました。(参加者約40名)

2011年9月2日 いよいよ、オープン

写真:2011年9月2日の会場の様子

明日から、「実況中継EDO展」が開催されます。皆様のお越しをお待ちしております。

このページに関するお問い合わせ

板橋区立美術館
〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
電話:03-3979-3251 ファクス:03-3979-3252
区民文化部 文化・国際交流課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。