板橋区立こども動物園が「2025年度グッドデザイン賞」を受賞！

令和7年10月15日、板橋区立こども動物園が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2025年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

グッドデザイン賞とは

　グッドデザイン賞は、国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインをいかすことを目的に毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

施設概要

　受賞した板橋区立こども動物園は、住宅街の緑豊かな公園の一画にあり、ヤギやヒツジと無料で触れ合える施設として、区民に愛されてきました。令和2年度にリニューアルし、草屋根や壁面緑化を取り入れ、公園と一体的に整備しました。「みんなでつくる、人をつなぐ」地域活動の拠点、子ども達の居場所として、誰もが過ごしやすく楽しめる施設です。

デザインのポイント

（1）壁画アート・ピクトグラム・公園モニュメントに、絵本の世界観のデザインを取入れ、老若男女に愛される施設

（2）草屋根導入により、動物展示を工夫し、子ども達の感性や好奇心をより強く引き出す「真の体験」の提供

（3）公園内立地を活かし、商店街・大学・図書館等と連携し、地域の活動拠点となり賑わい創出を支援

評価された点

周囲が住宅地という環境にありながら、動物が橋を渡ったり、屋根に登る姿に触れられることができるのは驚いた。子ども向けの小さな動物園ではあるが、ダイナミックな行動展示はあらゆる世代に感動を提供しているだろう。 この取り組みが、周囲の連携・コミュニティを促進している。ほどよいスケール感がリピーターや連携を生んでいる要素なのかもしれない。緑化された屋根や橋が連なる風景は地域の新しいシンボルとして貢献していると思われる。