板橋区文化芸術振興基本計画2020の策定について
計画策定の背景と目的
区では、地域における文化芸術の振興を図ることにより、心豊かな区民生活の実現に寄与することを目的として、「板橋区文化芸術振興基本条例」を策定し、この条例に基づく実施計画として、「板橋区文化芸術振興基本計画」を策定しました。
その後、「板橋区文化芸術振興ビジョン」と、本ビジョンを実現するための実施計画として「板橋区第二次文化芸術振興基本計画」を策定し、文化芸術振興に努めてきました。
「第二次文化芸術振興基本計画」の策定以降における区を取り巻く文化芸術環境は変化しており、「板橋区文化芸術振興ビジョン」が示す基本理念をより確実なものとして実現するため、新たな第三次計画として、「板橋区文化芸術振興基本計画2020」を策定しました。
詳しくは、添付ファイルのほか、文化・国際交流課(本庁舎8階[13]窓口)、区政資料室(本庁舎1階[7]窓口)、区立各図書館で閲覧できます。
計画の位置づけ・計画期間
本計画は、「板橋区基本構想」や「板橋区基本計画2025」と整合を図りつつ、「板橋区文化芸術振興ビジョン」の施策と、それを具体化する事業を一体的に体系化する実施計画です。
計画期間は、平成28年度から令和2年度までの5年間です。
前計画の取組・成果・課題
区の文化芸術施策について、区民や外部有識者等による検討会で、取組・成果を確認し、以下の課題を整理しました。
区としての文化イメージの不鮮明さ
これまでは事業実績ばかりが成果とみなされ、区を代表する文化イメージが浸透していませんでした。
地域の文化芸術へのさらなる気づき
古くから愛されている地域の文化芸術について、もっと目を向ける必要があります。
有効な周知方法の検討
文化芸術に関する情報を必要としている区民に伝わりやすくする必要があります。
文化施設のさらなる魅力向上
文化施設に関する催事情報や所在地の周知が不十分であり、施設が持つ有用性を十分に活かす必要があります。
今後の方向性
「板橋区文化芸術振興ビジョン」で定めた4つの施策の柱を中心として、以下の方向性を定めました。
区ならではの文化芸術振興の推進
区内の文化施設や文化事業の魅力をさらに掘り下げ、文化の振興・保存・伝承に努めます。
重点施策の明確化・事業の絞り込み
重点施策の設定や事業の絞り込みを行い、効率的な事業展開を行います。
代表的文化イメージの推進
「絵本のまち板橋」のような区ならではの文化をイメージできるような事業を推進します。
ストーリー性を有した周知方法の推進
文化施設や事業の周知には、事業実施に至る背景や経緯をあわせて紹介するなど、ストーリー性を有した方法を推進し、広報効果を高めていきます。
美術館など文化施設のさらなる魅力増進
区民にいちばん身近で愛されるような文化施設になれるように環境整備を行います。
東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化芸術事業の推進
多くの方が東京を訪れることが想定されるため、実際に足を運んでもらえるような文化の形成・発信を行います。具体的な施策の展開については、区における「2020年東京オリンピック・パラリンピック推進本部会」での協議・検討により進めていきます。
目指す将来像
歴史や伝統を大切にしながら、多様な文化芸術活動が活発に行われ、楽しみ、つなぎ、創造するまち
重点目標
個性あふれる文化芸術の創造
板橋区固有の新たな文化資源として「絵本のまち」を区内外に発信することで、文化のブランドとして位置付けるとともに、個性ある文化芸術が息づくまちを目指します。
伝統文化の継承
伝統文化に関わる人材の育成や発表の場を充実するとともに、学習機会の拡充に努め、伝統文化に対する区民の意識向上を推進します。
多様な文化芸術情報の収集と発信
区内の文化施設が様々な文化芸術関連の情報を収集し、多様なメディアを効果的に活用することで、区の文化芸術情報の総合拠点を目指します。
評価指標・目標値設定
表のとおり
進行管理
毎年度、実績調査を行い、進捗状況を把握するとともに、実施状況報告書はホームページを通して公開します。
板橋区第三次文化芸術振興基本計画(素案)に関するパブリックコメント(意見)の概要と区の考え方
実施目的
板橋区第三次文化芸術振興基本計画(素案)に関する意見の募集
意見募集期間
平成27年11月28日(土曜日)から平成27年12月11日(金曜日)(14日間)
板橋区第三次文化芸術振興基本計画(素案)の閲覧場所
- 区ホームページ
- 文化・国際交流課窓口
- 区政資料室
- 区立各図書館
意見の提出方法
直接、郵送、ファクス、Eメール、区ホームページ
提出人数と意見数
- 提出人数:4名
- 意見数:4件(Eメール4件)
意見の概要と区の考え方
添付ファイルのとおり
評価指標 | 取得方法 | 現状値 | 目標値 | 理由 |
---|---|---|---|---|
文化会館の 施設稼働率 (大ホール・小ホール) |
年次報告書 | 64.1% | 70.0% | 区民の文化芸術活動の拠点として、文化会館の担う役割は大きく、その稼働率の向上は施策の推進に大きく関係するため。 |
過去1年の間に 文化芸術にふれた 区民の割合 |
区民意識意向調査 | - | 100% | 文化芸術へいざなう機会の充実を一層推進し、多様な文化芸術を楽しむことのできる社会を実現するため。 |
※1区の伝統芸能 における認知度 |
区民意識意向調査 | 37.3% | 50.0% | 地域の文化芸術に目を向け、もって重点目標である伝統文化の継承に寄与するため。 |
※2文化芸術振興 イベント参加者数 |
参加者実績調査 | 236,331人 | 250,000人 | イベント参加人数の増加は、文化芸術が振興されていることにつながり、ひいては地域における文化芸術による賑わいの創出が達成されたと考えるため。 |
※1区の伝統芸能・・・本計画上では、「田遊び」「里神楽」「四ツ竹踊り」「獅子舞」「大門餅つき」「説経浄瑠璃」「祭囃子」とします。
※2文化芸術振興イベント・・・「文化芸術月間」の事業展開、サムライ文化と芸術の世界、アウトリーチ事業の推進の3計画事業とします。
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
区民文化部 文化・国際交流課
〒173-8501 東京都板橋区板橋二丁目66番1号
電話:03-3579-2018 ファクス:03-3579-2046
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