広報いたばしテキスト版（令和5年2月25日号）1面

令和5年度当初予算（案）がまとまりました

明日につなげ　未来を描く「みんなのくらし　応援予算」

一般会計予算（案）2372億5000万円

　令和5年度当初予算（案）の一般会計の予算規模は、2372億5000万円で、4年度予算に比べ、75億円（3.2パーセント）の増となりました。
　一般会計と特別会計を合わせた予算総額は、3541億4200万円となっています。

予算編成の考え方

　新型コロナウイルス感染症や物価高騰は、日常生活・社会経済活動に大きな影響を及ぼしています。
　区は、区民の安心・安全を最優先に、区民の生活を支え、地域経済の活性化を図る対策を進めます。さらに、令和5年度は「いたばしNo.1実現プラン2025」の改訂、次の基本計画の策定に向けた調査・検討を開始する重要な年であり、重点戦略のさらなる展開で計画を着実に実現します。
また、「ゼロカーボンシティ」「SDGs未来都市」などの取組を推進し、未来志向の持続可能なまちづくりをめざします。
　そのために、社会情勢・財政状況を的確に認識し、ウィズコロナにおける区政運営を見据えて創意工夫を重ね、行政サービスの質を維持・向上できるよう予算編成を行いました。
注：本予算（案）は、令和5年第1回区議会定例会で審議されます。編成過程など詳しくは、区ホームページをご覧ください。

• 令和5年度の予算

令和5年度当初予算（案）概要

一般会計

• 令和5年度…2372億5000万円
• 令和4年度…2297億9000万円
• 伸び率…3.2パーセント

特別会計（国民健康保険事業）

• 令和5年度…558億3000万円
• 令和4年度…558億9000万円
• 伸び率…-0.1パーセント

特別会計（介護保険事業）

• 令和5年度…463億7300万円
• 令和4年度…452億700万円
• 伸び率…2.6パーセント

特別会計（後期高齢者医療事業）

• 令和5年度…142億4900万円
• 令和4年度…135億900万円
• 伸び率…5.5パーセント

特別会計（東武東上線連続立体化事業）

• 令和5年度…4億4000万円
• 令和4年度…1億5000万円
• 伸び率…193.3パーセント

合計

• 令和5年度…3541億4200万円
• 令和4年度…3445億4600万円
• 伸び率…2.8パーセント

注：伸び率は、小数点以下第2位を四捨五入しています。

歳入（一般会計）2372億5000万円

歳入予算の内訳

• 特別区交付金…762億円（32.1パーセント）
• 国庫支出金…564億7200万円（23.8パーセント）
• 特別区税…506億600万円（21.3パーセント）
• 都支出金…218億6600万円（9.2パーセント）
• 地方消費税交付金…130億2000万円（5.5パーセント）
• 使用料及び手数料…50億7800万円（2.1パーセント）
• 諸収入…30億4900万円（1.3パーセント）
• 分担金及び負担金…27億7500万円（1.2パーセント）
• 繰越金…20億円（0.8パーセント）
• 繰入金…14億3500万円（0.6パーセント）
• その他…47億4900万円（2.1パーセント）

歳入予算の特徴

• 特別区交付金は、固定資産税を含む調整税などの増により、50億円の増収を見込んでいます
• 特別区税は、1人あたりの所得額の増などにより、26億円の増収を見込んでいます
• 繰入金は、志村六小長寿命化改修などに充てるため、各基金から14億円繰り入れましたが、令和4年度から14億円の減額となりました

歳出（一般会計）2372億5000万円

歳出予算の内訳

• 福祉費…1369億3600万円（57.7パーセント）
• 教育費…297億6000万円（12.5パーセント）
• 土木費…215億3000万円（9.1パーセント）
• 総務費…198億3300万円（8.4パーセント）
• 衛生費…117億5100万円（4.9パーセント）
• 資源環境費…96億2100万円（4.1パーセント）
• 産業経済費…32億8700万円（1.4パーセント）
• 公債費…29億2300万円（1.2パーセント）
• 議会費…9億3100万円（0.4パーセント）
• 諸支出金…3億7800万円（0.2パーセント）
• 予備費…3億円（0.1パーセント）

歳出予算の特徴

• 福祉費は、施設介護給付などの自立支援給付経費の増などにより、38億円の増額となりました
• 教育費は、志村六小長寿命化改修の実施などにより、29億円の増額となりました
• 土木費は、大山駅周辺地区などの再開発事業の進捗などにより、17億円の増額となりました
• 衛生費は、新型コロナウイルスワクチン接種の継続未定などにより、14億円の減額となりました

不合理な税制改正に対する区の見解

　国は、「地方創生の推進」「税源偏在是正」の名のもと、法人住民税の一部国税化、地方消費税の清算基準の見直し、ふるさと納税などの不合理な税制改正により、区の貴重な税源を一方的に奪っています。
　また、新型コロナウイルス感染症対策や中小企業・医療機関への支援策、生活保護費などの負担は続いており、さらに、物価高騰の影響も重なり、区の財政は極めて深刻な影響を受けています。
　区では、都・特別区長会と連携し、地方固有の財源を不当に奪う税制改正の方向性を改め、国の責任で地方税財源の拡充を図るよう、引き続き強く要望していきます。

問い合わせ

財政課　電話3579-2030
注：令和5年度当初予算（案）の主な事業は下記のリンクをご覧ください

• 広報いたばしテキスト版（令和5年2月25日号）2面

新型コロナワクチンの接種を行っています

　予約方法など詳しくは、接種券に同封しているお知らせをご覧ください。
問い合わせ　板橋区新型コロナワクチンコールセンター　電話0120-985-252（午前9時から午後6時）

• 新型コロナウイルスワクチンの住民接種情報