向台保育園ニュース 冬号
向台保育園ニュース 冬号
SDGs・幼児のたい肥作りの取り組み
向台保育園では毎年4,5歳児クラスでたい肥作りを行っています。今回はたい肥作りの取り組みをご紹介します。調理さんからもらった野菜を新聞紙の上に並べて干して乾かします。乾いた野菜を細かくちぎっていきます。最後にペットボトルに入った土と米ぬかとちぎって乾燥させた野菜を入れて、シャカシャカと振って混ぜます。1日100回程度振るのを約1か月ほど続けて、たい肥入りの土が完成です。



たい肥作りの感想
たい肥作りの感想を子どもたちに聞いてみました。「数を数えて振るのが楽しかった」「100回振るのは大変だった」という意見が出ました。「最初はお野菜のにおいがしたのに、たい肥を作った後の土はパンのにおいがした」と野菜の発酵が進んだことで、においがするようになったことに気付いた子どももいました。
無事に完成したたい肥は、園庭で野菜を育てているプランターに使いました。子どもたちの愛情たっぷりのたい肥のおかげもあって、50本を超えるサツマイモや茄子、胡瓜、ピーマン、ブロッコリーを収穫することができました。普段使うことがないまま捨てられてしまう野菜を再利用して「たい肥」として姿・形を変えて、また利用できるということを知るいい機会となりました。
3歳クラス 葉っぱで絵の具作り
向台保育園では3歳児クラスと4歳児クラスが一緒の部屋で過ごしています。一緒に過ごす仲間として1日の終わりには、2クラスみんなで輪になって座り「本日のこと(嬉しかったことや悔しかったことなど)」について話し合いをしています。そうしたある日、4歳児の子が園庭の葉っぱをすり潰してお薬屋さんをして遊んだことを話してくれました。「面白そう」と他の子どもたちが興味を持っていたので、保育者が「落ち葉をすり潰すと絵の具ができるみたいだよ」という話しをすると、更に興味津々な子どもたち。早速絵の具になりそうな落ち葉探しが始まりました。
近くの公園に落ちていた「もみじ」や「さくら」の落ち葉をたくさん拾い集め、乾燥させてからすり鉢で落ち葉をすり潰すと、「なんか線が残る(繊維が残っている状態)」「パリパリがやりやすい(しっかり乾燥した葉っぱの方がすり潰しやすい)」など、葉っぱごとに異なる違いに気付く子どもたちのつぶやきが聞こえます。細かくすり潰した落ち葉に少しずつ水を加えるとうっすらと色が滲み出てきて、落ち葉の絵の具の完成です。筆を使って画用紙に絵を描くと、「こんな色になった」と同じ赤い落ち葉だったのに、「もみじ」と「さくら」で色が違うことに驚いていたり、葉っぱの時とは違った色味の絵の具になったことを発見していたりと、面白がりながら絵を描いていた子どもたちです。
色をはじめ自然や様々な事象への理解や知識もこうした遊びの体験から、子どもたちに獲得していってもらえたらと思い日々過ごしています。



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