令和4年11月10日 令和4年度 板橋製品技術大賞最優秀賞に食品等不定形物のカット系加工を自動化するソリューション「CUTR(カトル)」が受賞

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ページ番号1042873  更新日 2022年11月25日

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写真:受賞者との記念撮影
受賞者との記念撮影
写真:CUTR(カトル)
CUTR(カトル)

板橋区内の中小企業が開発したアイデア・技術の結晶14点を表彰

今年で20回目となる「板橋製品技術大賞」(板橋区と公益財団法人板橋区産業振興公社の共催)の受賞製品14点がこのほど決定した。

この表彰事業は、区内に本社または事業所を置く中小企業の優れた製品や技術を発掘することを目的にしたもので、市場発表または販売開始から5年以内の自社開発製品が対象。今回は区内のものづくり企業各社から21点の応募があり、優秀性に加え新規性や市場性などを加味した評価ポイントによる審査が行われ、以下の各賞が決まった。

大賞に当たる「最優秀賞」には、株式会社ロビット(代表者:新井雅海、板橋区小豆沢)の『食品等不定形物のカット系加工を自動化するソリューション「CUTR(カトル)」』(以下、CUTR)が選ばれた。同社は、2014年に『「作る」を進め、「創る」を増やす。』をビジョンに設立。AIやロボティクスといった最先端のソフトウェアと高度なハードウェアをかけ合わせたクロスソリューションを実現し、AI技術を活用した産業向けソリューションを複数開発している企業。

〔特長〕受賞製品の「CUTR」は野菜などの不定形物の切断や不可食部の除去を人間に代わって行うカット系加工を自動化するソリューション。AI技術を活用した画像処理アルゴリズムとAI技術に最適化された独自のハードウェア技術により、人と同等以上のカット技術を実現している。CUTRは、熟練者を上回る精度での作業の自動化を実現し、歩留まり向上に伴う食品ロス削減が可能。また、AI画像処理やカッターの機構などの高い技術力により、業界を問わず課題となっている人手不足に対する解決手段を提供するもので、社会のニーズに適合する市場の拡大が見込まれるソリューションとなっている。

次点の製品に贈られる「審査委員長賞」は、株式会社板橋匠屋本舗(代表者:前川康宏、板橋区宮本町)の「定規レスカッター」が選ばれた。同社は、建築作業に使用される職人の専用工具を製造・販売する企業。長年の内装施工職人としての経験をもとに、作業の安全性及び施工性の向上を目指し、開発を行っている。

〔特長〕受賞製品の「定規レスカッター」は、壁紙貼付け作業において、本体下部のベルトローラーにより定規なしで壁紙をまっすぐ切断できることに加え、切断方向に長く伸びたベルトによって、壁紙によれを生じさせることなく押さえることを可能とした製品。これにより、片手での作業ができ、もう片方の手で安全を確保できるといった利点を生み出し、施工性の向上と安全性を実現した。

 上記の2賞のほか、「優秀賞」に株式会社タニタ、株式会社清原光学、株式会社TOKの3社、「テーマ賞(空気環境対策賞)」株式会社AiDeal Tech、同じく「テーマ賞(資源循環貢献賞)」には株式会社出羽紙器製作所が選ばれた。

さらに「審査委員賞」には、株式会社スリーケイ、ジーエム株式会社、株式会社ロスタイル、株式会社日本ラベル、有限会社有富商会、株式会社ダイワハイテックス、マーベルオートサービス株式会社の7社の製品がそれぞれ選ばれた。

なお、受賞製品は、11月10日(木曜日)、11日(金曜日)に区立植村記念加賀スポーツセンター(板橋区加賀1-10-5)で開催している「いたばし産業見本市」の会場に展示されている。

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