令和5年9月4日 講演会「当事者が語る『アルコール依存症との向き合い方』」を開催

概要
板橋区は、アルコール依存症に悩む本人やご家族の支援を目的に、お酒の悩みについての個別やグループでの相談を保健所や健康福祉センターで実施しています。その支援の一環として、令和5年9月1日(金曜日)、アルコール依存症の正しい知識の普及、誤解や偏見の防止を目的に、山口 達也(やまぐち・たつや、株式会社山口達也 代表取締役)氏を講師に招き、講演会「当事者が語る『アルコール依存症との向き合い方』」を開催しました。講師の山口氏は、現在は依存症からの回復プログラムに参加しながら断酒を継続されています。依存症に悩む方のみならず、多くの方に依存症の実態を知っていただく機会創出のため、この度の講演会開催に至りました。
講演会の内容
講演会において山口氏は、「アルコール依存症は病気です。克服する方法はただ一つ、アルコールを一生飲まないことです。お酒をやめることがスタートです。しかしお酒をやめることを人生のゴールにしないでください。近くに依存症の人がいらっしゃる方は、自分の人生を、その人のお酒をやめさせるためだけの人生にしないでください。」と語りました。また来場者からの質問に対して、「ただ我慢するだけの断酒は続かないので、今依存症で苦しんでいる方は、周りに助けを求めてみてください。医療機関に相談したり、自助グループに参加してみたり、方法はたくさんあります。」と答えました。
参加者の反応
来場者のアンケートには、「飲まなくなって2年になるが、自分のやっていることに自信を持つことができた」、「家族向けの自助グループに参加してみようと思った」、「アルコール依存症のことを誤解していたことに気づいた」などの声が寄せられました。
担当者のコメント
講演会を企画・実施した区の担当者は、「講演会でアルコール依存症の当事者にご講演いただくことは初めての試みでした。回復をめざし活動をされている講師の体験談が、お酒で悩む当事者や家族を勇気づけ、たくさんの方にアルコール依存症は回復できる病気であることを知っていただく機会になれば幸いです。」と話しています。
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