令和5年9月4日 板橋区立教育科学館で「震災の記録と記憶」展開催中


企画展概要
1923年9月1日午前11時58分に発生した関東大地震。大地震発生からちょうど100年目の本年9月1日に合わせて、ライフラインが限られたなかでいち早く被災状況を伝えたメディアたちを取り上げる企画展「震災の記録と記憶」を開催します。この度教育科学館職員により発見された関東大震災の未公開フィルムも上映しています。
日時
令和5年9月2日(土曜日)~9月9日(土曜日)
場所
板橋区立教育科学館(板橋区常盤台四丁目14番1号)
実施イベント
(1) ニュース映画「関東大震災」上映(9月4日を除く各日開催)
デジタル復元された、関東大震災を記録した2つの映画のループ上映(未公開フィルム含む)
(2) フィルム上映実演「関東大震災を伝えたメディアたち」(9月4日を除く各日開催)
100年前に実際に使われていた映写機を使った上映及び震災を伝えた各種メディアの解説
(3) 避難所でつくるライフハック工作(9月2日、3日のみ開催)
災害時にライフラインが止まった場合の備えや工夫に関する展示及びワークショップ
未公開フィルムについて
フィルム発見の経緯
2022年11月に区立教育科学館(指定管理事業者株式会社コングレ)の職員、山端健志(やまばた・つよし)氏が発見した「大阪朝日新聞社撮影 関東大地震 第一報」フィルムに、これまで国立映画アーカイブ等でも現存が確認されていなかった映像が含まれていたことが判明しました。併せて、当職員の共同研究者である松本夏樹(まつもと・なつき 大阪芸術大学非常勤講師)氏も未公開の関東大震災フィルムを所蔵しており、合計2本の関東大震災の未公開フィルムが現存しているとの報告がありました。指定管理事業者及び区で検討した結果、区民をはじめ多くの人々に映像を見る機会を設けるべきと判断し、この度の企画展での上映に至りました。フィルムの劣化状況が酷かったことから、復元プリント製作及びデジタルデータ化を行っています。
フィルムの活用について
現時点では、原版フィルムについては山端氏と松本氏が、復元プリント及びデジタルデータについては区が所有権を持っています。復元プリント及びデジタルデータについては、映像を見る機会の提供として、原版フィルム所有者2名の承諾を条件に、区関係者や関係施設、報道機関等に貸出を行うこととし、貸出業務を板橋区生涯学習課が行います。
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このページに関するお問い合わせ
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