令和8年度(令和7年度分)教育委員会が行う点検・評価
教育委員会では、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下「法」と略称)第 26 条に基づき、毎年その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検・評価を行っています。
目的
区民への説明責任を果たすとともに、効果的な教育行政の推進に資することを目的としています。
点検・実施方法
対象事業(11事業)
学識経験者の知見の活用対象事業
柱事業「誰一人取り残さないための居場所づくり」を中心とした6事業について、学識経験者による所管課ヒアリングを経て、意見・助言をいただいています。
- 区立図書館と学校との連携強化
- 放課後対策事業「あいキッズ」の推進
- 板橋区立学校学級安定化対策事業の実施
- 各学校園における「学校いじめ未然防止等基本方針」による取組
- 不登校改善重点校事業の実施
- 板橋フレンドセンターの充実
学識経験者の知見の活用対象外事業
学識経験者の知見を活用しない5事業についても、教育委員会において点検・評価を実施しています。
- 特別支援学級の設置
- 特別支援教育に関する理解啓発
- 特別支援学級・特別支援教室等の専門性向上
- 日本語の能力が十分でない児童・生徒への対応
- 「絵本のまち板橋」の推進
学識経験者
- 中村 豊氏(東京理科大学教育支援機構 科学教育連携センター教授)
- 林 幸克氏(明治大学文学部教授)
点検・評価実施の流れ
学識経験者の知見の活用対象事業
- 所管課による点検・評価対象事業の点検・評価シートの作成
- 所管課作成の点検・評価シートを基に、教育委員会による評価を実施
- 学識経験者による所管課ヒアリング
- 学識経験者と教育委員による意見交換会
- 報告書作成
学識経験者の知見の活用対象外事業
- 所管課による点検・評価対象事業の点検・評価シートの作成
- 所管課作成の点検・評価シートを基に、教育委員会による評価を実施
- 報告書作成
点検・評価の結果
学識経験者の知見の活用対象事業
教育委員会評価一覧
|
事業 |
評価標語 |
方向性 |
|---|---|---|
| 区立図書館と学校との連携強化 |
順調 |
工夫して継続 |
| 放課後対策事業「あいキッズ」の推進 |
順調 |
工夫して継続 |
| 板橋区立学校学級安定化対策事業の実施 | 順調 | 工夫して継続 |
| 各学校園における「学校いじめ未然防止等基本方針」による取組 | 概ね順調 | 工夫して継続 |
| 不登校改善重点校事業の実施 | 順調 | 工夫して継続 |
| 板橋フレンドセンターの充実 | 概ね順調 | 工夫して継続 |
学識経験者の提言
学識経験者によるヒアリングにおいて、以下の意見・助言をいただきました。
1.区立図書館と学校との連携強化
探究的な学習を支えるためには、どのような視点で資料を整備しているのかを明確にするとともに、学校図書委員会との連携については発達段階に応じた取組内容を示すことが重要である。
2.放課後対策事業「あいキッズ」の推進
放課後の活動は学校生活の延長線上にあることから、児童同士のトラブルや保護者対応に適切に対応できるよう、委託事業者への研修や学校との連携をさらに充実させていただきたい。
3.板橋区立学校学級安定化対策事業の実施
WEBQUを活用した取組は、学級経営の安定化やいじめの未然防止に効果的である。今後は、小学校から中学校へのデータの引継ぎや活用についても検討していただきたい。
4.各学校園における「学校いじめ未然防止等基本方針」による取組
今後は法に基づく適切な初期対応を確実に行うため、実践的な研修の充実が必要である。特に、専門家の知見を活用した研修についても検討していただきたい。
5.不登校改善重点校事業の実施
校内支援センターの運営に当たっては、「学校復帰」や「社会的自立」など、板橋区としてめざす方向性を明確にすることが重要である。
また、支援につながっていない子どもを生まないためにも、専門性を有する支援員の配置など、支援体制の充実を図っていただきたい。
6.板橋フレンドセンターの充実
誰一人取り残さない支援を実現するために、学校との情報共有や 連携をより一層進めることが重要である。また、将来的には公認心理師など専門性を有する人材活用も検討していただきたい。
学識経験者と教育委員の意見交換会
事業間に共通する課題や今後の方向性についても幅広く検討できるよう、「区立図書館と学校との連携強化」、「放課後対策事業『あいキッズ』の推進」、「不登校・いじめ対策の推進」に整理し、意見交換会を行いました。
以下のような議論があり、今後の施策・事業の取組に関連した知見を教育委員会全体で深めました。
1.区立図書館と学校との連携強化
中学生を中心に読書率やコンクール応募者数の減少が見られることから、学校図書館同士や区立図書館との連携を一層推進するとともに、図書委員会活動等を活用しながら、子どもたちが主体的に本と関わる機会を充実させ、読書習慣の定着につなげていくことが重要である。
2.放課後対策事業「あいキッズ」の推進
利用児童への意見聴取については、事業運営や企画立案への参画など、子どもたちの意見をより積極的に反映する仕組みを検討するとともに、学年や発達段階によってニーズが異なることを踏まえ、好事例や課題の共有を進めながら、子どもたちの実態やニーズを継続的に把握していく必要がある。
3.不登校・いじめ対策の推進
不登校支援については、社会的自立を学校復帰だけで捉えるのではなく、一人ひとりの背景や希望を丁寧に把握し、本人に合った学び方や居場所を見つけ、次の一歩を自ら選べるよう支援することが重要である。
まとめ
今後は、各事業について、いただいた学識経験者の提言をいかし、より一層の改善を図りながら、「教育の板橋」の実現に向け、教育行政を推進していきます。
学識経験者の知見の活用対象外事業
教育委員会評価一覧
|
事業名 |
評価標語 |
方向性 |
|---|---|---|
| 特別支援学級の設置 |
順調 |
工夫して継続 |
| 特別支援教育に関する理解啓発 |
順調 |
工夫して継続 |
| 特別支援学級・特別支援教室等の専門性向上 |
順調 |
工夫して継続 |
| 日本語の能力が十分でない児童・生徒への対応 | 順調 |
工夫して継続 |
| 「絵本のまち板橋」の推進 | 順調 | 工夫して継続 |
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